今回紹介するのはストラクチャーデッキ-パワーコード・リンク-よりこのカードです。
トラフィックゴースト
リンクモンスター
リンク3/闇属性/サイバース族/攻1800/LINK-3
【リンクマーカー:左下 下 右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
モンスター3体
闇属性サイバース族のLINK-3リンクモンスターです。
背中に黒い触手のようなケーブルを多数携えた人型ロボットです。
左半身が露出しておりプログラムコードがびっしりと書き込まています。
トラフィックとはコンピューター用語において
ネットワーク上で送受信される信号やデータ、またはその情報量を差します。
またコンピューター用語にゴーストファイルという言葉があり
消したはずのファイルやデータが突然復活してしまう事を指します。
さしずめこのモンスターはネットワーク上において
既に消えているはずなのになおもそこに復活している存在なのでしょう。
ところで右肩のパーツがこれに見えるのは自分だけでしょうか?
【リンクマーカー:左下 下 右下】
モンスター3体
リンク素材に一切の指定がなくとにかくモンスター3体を用意する事が出来れば
そこからこのカードのリンク召喚に繋げる事が可能となっています。
同じくパワーコード・リンクに収録されたLANフォリンクス同様に
一切の効果を持たないリンクモンスターとなっており、
LINK-3版のLANフォリンクスともいえる存在になっています。
同じく効果を持たず素材指定のないLINK-3に電影の騎士ガイアセイバーがおり
あちらが攻撃力2600なのに対しこちらは攻撃力1800と低くなっています。
またガイアセイバーはリンク素材の指定が「モンスター2体以上」となっており
あちらと違いLINK-2を経由させる事が出来ない弱点も存在します。
また同じくモンスター3体を素材指定するLINK-3にパワーコード・トーカーがおり
こちらも単純なアタッカーとして優秀なカードです。
カード単体としての性能で見るならこの2体にどうしても見劣りしてしまうでしょう。
このカードの価値は単体の性能ではなくそのリンクマーカーにあります。
下方向3つというEXデッキ召喚枠を確保するのにはこれ以上ないリンクマーカーです。
このカード以外でこのリンクマーカーを持つLINK-3は
現在剛鬼ザ・グレート・オーガ、星痕の機界騎士、虹天気アルシエルの3体であり
この3体はいずれもそのカテゴリ専用と言えるリンクモンスターの為、
それ以外のデッキでこのリンクマーカーが欲しい場合唯一といっていい存在となります。
同じリンクマーカーを持つ競合相手が多いLANフォリンクスよりも
はるかに需要の多いモンスターだと言えるでしょう。
LANフォリンクス以上に
「こんなカードずっと待っていた!」という人は多いでしょう。
今までEX召喚枠を3つ確保したい場合、例えばミセスレディエントのような
左下と右下にリンクマーカーを持つカードをEXモンスターゾーンに出し、
そのリンク先にプロキシー・ドラゴンのような
左右にリンクマーカーを持つカードを出す必要があり
合計でリンク素材4体分のモンスターが必要になっていました。
このカードの登場により3体モンスターがいれば同じEX召喚枠を確保可能になり
今までよりもよりこのEX召喚枠を用意しやすくなったと言えます。
特にペンデュラム召喚を行うデッキなど
EX召喚枠が1つでも欲しいデッキにとってこれは非常にありがたいです。
また今までは上記の例ではミセスレディエントとプロキシー・ドラゴンという
2つのリンクモンスターが必要だったのに対し、
トラフィック・ゴースト1枚で確保できるようになったというのもポイントです。
特にEXデッキの枠がカツカツだったデッキにおいて、
リンクモンスターの採用枚数が減らせるようになるメリットは大きいです。