遊戯王ヴレインズ27話の感想です。
バイラを打倒したブルーエンジェルはようやく自分の行いをお兄様に認められ
恐らくここ最近では初めてであろう満面の笑顔をしていました。
バイラの正体である滝響子30歳の家を突き止め不法侵入かました遊作と草薙でしたが、
彼女はブルーエンジェルとのデュエルの後、目を覚ます事はありませんでした。
すやぁ・・・
ファウストの眼前にはアナザー状態となって横たわるゲノムとバイラの姿がありました。
ファウストはその2人に改めてイグニスを捕まえる誓いを立てます。
で、そのイグニスことAi。
ロボッピとの企みがひとまずの完成を見せたようで2人して喜んでいます。
バイラの除去プログラムによってアナザー患者は救われましたが
ハノイの騎士達は相変わらずヒャッハーを繰り返しておりました。
それをタブレットから見ている島くんは義憤にかられており
遊作にハノイの騎士を一緒に倒そうと誘いますが遊作は断ります。
理由は3つ、1つは除去プログラムによりアナザー患者が順調に解決されている為、
そしてだからこそ今下手に関わっても火傷するだけになる為、
そして最後の1つ、島直樹本人が内心怖がっている為でした。
遊作の指摘は図星でありだからこそ逆に島くんは意固地になってしまいます。
島くんは1人、現在休止中のデュエル部の部室に来ていました。
そこで思い出すのは島くんがデュエル部に入部した時の事、
デュエルの頂点から50番目ぐらいになる
という微妙に低い目標を掲げる島くんにずっこける部員たち。
いやまあ50番目でも十分立派な数字ではあると思いますが。
それでも熱さと意気込みだけは立派であると部長は快く歓迎します。
しかしその時の言葉が「形や格好ばかりである」と言われていると思ってしまい
島くんに重くのしかかります。
そうやって悩む島くんのデュエルディスクが突如反応します。
「新しいデータをダウンロードします」
そうしてダウンロードされたデータは何とサイバース・ウィザードでした。
さらにそこには「サイバースと共にあれ PM」というメッセージが
これをプレイメーカーが自分を認めてくれた証だと思った島くんは大喜び、
決意も新たにイントゥザヴレインズを実行します。
はじめてのリンクヴレインズ
はじめてリンクヴレインズのやって来た島くん。
アバターは一般のものではなくヒーロー然としてかなり凝ったものになっています。
これはあれですね、キャラクターだけ作ったはいいけど
今まで中々実際にプレイするのは躊躇していた的な奴ですね。
現実と違う仮想現実の世界に立ち、動き、その足で歩きだし走る、
そういった様々な初めての体験に島くんは感動しています。
転んださいに発生した痛みでさえも貴重な体験として嬉しいものでした。
今まで当たり前のように表現されていた仮想現実ですが
それを始めて体験する事への喜びを今回に来て全力で表現しています。
そうです、本来仮想現実を舞台にした作品はこれが無ければ始まりません。
正直この体験をしている島くんがちょっと羨ましいです。
そんな喜びを噛みしめている島くんですが
すぐそばではハノイの騎士によるプレイメーカー狩りが横行していました。
今現在リンクヴレインズの世界は無法地帯真っただ中です。
ほどなくして島くん本人もハノイの騎士のターゲットにされてしまいます。
しかし島くんはプレイメーカーから認められた存在として
怖がりながらも勇気をもってハノイの騎士と対峙しようとします。
そして自らをこう名乗ります、ロンリーブレイブと。
ハノイの騎士、まったくの無反応
名前なんてどうでもいいからさっさとデュエルを始めるぞって感じです。
まあそりゃそうですよね。
こうしてロンリーブレイブとハノイの騎士のデュエルが始まりました。
何気にマスターデュエルです。
低次元領域デュエル
お互いにカードをドローしましたがその状況は
ハノイ:インヴェルズ・マディス×3、インヴェルズ・グレズ、手札断殺
ロンリーブレイブ:森の番人グリーンバブーンと森の狩人イエロー・バブーンのみ
まごうことなき手札事故です。2人ともやっべーって感じです。
それでも相手に悟られまいと「完璧な手札だ」と強気の態度を見せていきます。
ハッタリはデュエルにおいて大事な要素です。
先行はハノイの騎士、ロンリーブレイブはラッキーって思ってます。
ハノイは手札断殺を発動、お互いに手札2枚を捨て2枚ドローです。
手札事故にはありがたい手札交換カードですね。ロンリーブレイブにとっても好都合です。
そして引いたカードはハノイは鳳凰神の羽根とソウルチャージ、
ロンリーブレイブは野生解放とイエローバブーンでした、あかん・・・
2人とも思わず「イマイチ!」って心の中で叫んでます。
しかしハノイは諦めません、まず鳳翼神の羽根発動、
インヴェルズ・マディスを捨てさらに手札断殺をデッキに戻します。
そしてライフを3000支払いソウル・チャージを発動、
墓地のマディス3体を一気に蘇生させます。
大幅にライフを削りながらも攻撃力が2200並んだこの光景に
島くんはピンチを覚えますがハノイの騎士はグリーンバブーンを警戒、
そのままでは攻撃力で負けてしまう為この3体を一気にリリース、
攻撃力3200のインヴェルズ・グレズをアドバンス召喚します。
ちょっとライフと手札を大幅に消費しましたがなんとか大型モンスターを出せました。
ハノイの騎士はこれでターンエンドです。
ちなみにハノイ騎士はロンリーブレイブの事を
プレイメーカーの知り合いとしか認識していません。
ある意味極めて適格に的を得ている評価です。
ロンリーブレイブのターン、ドロー。
今の手札ではインヴェルズ・グレズに対抗できる術を持っていませんでしたが
ここでサイバース・ウィザードを引きます。
しかし彼にとって未知のカードでありどう使っていいかが分かりません、
悩むロンリーブレイブに心の中のプレイメーカーが応援します。
いや誰だお前は!?
なんかこう少女漫画チックにプレイメーカーが美化されています。
ロンリーブレイブの中でプレイメーカーはこういうイメージのようです。
1人で悶えてる様子のロンリーブレイブに
「あいつ1人で何ブツブツ言ってるんだ?」とハノイも呆れ気味です。
そんな妄想のプレイメーカーに勇気をもらってサイバース・ウィザードを召喚します。
そしてそれを見ていた草薙と遊作は当然そのことを疑問視します。
遊作は自分の手元にサイバース・ウィザードが存在していることを確認しますが
Aiが「データ抜かれてるぞ」と遊作に指摘しています。
どうやらこの世界のカードはデータとして存在してなければ使えないようですね。
つまり誰かがサイバース・ウィザードのデータを盗み
それをブレイブマックス、つまり島直樹に渡したことになります。
まあAiが犯人なんでしょうね
そしてロンリーブレイブがサイバース・ウィザードを使う姿を
もう1人、ファウストがしっかりと確認していました。
AIの補助を受けながらもなんとかそれを操り
「サイバース・アルゴリズム!」「イリュージョンスパイク!」と
しっかり効果名と攻撃名を叫びつつインヴェルズ・グレズを守備表示に、
そしてそのまま貫通効果を持った状態で攻撃しハノイの騎士のライフを削ります。
遊戯王ヴレインズ初の一切リンク召喚が絡まないデュエルは
見事ロンリーブレイブの勝利で幕を収めました。
「お前にデュエリストを名乗る資格はない!」とここもプレイメーカーオマージュです。
不慣れながらもハノイの騎士を撃破したロンリーブレイブに
周囲のデュエリスト達がかけより彼を讃えます。
そんな様子にロンリーブレイブも浮かれ気味であり
ロンリーブレイブ改めブレイブマックスと新たに名乗り決めポーズもしてます。
ハイノーイ
後日、新しいヒーローになれたとして上機嫌で登校する島くん、
そんな島くんの後ろにファウストが近づきそのまま無言の腹パン、
島くんを連行していきます。犯行が白昼堂々すぎます。
そこは恐らくどこかの倉庫なのでしょう。
椅子に座らされ手錠と足かせをされて身動きが取れなくなった島くん、
もがいていると突然デュエルディスクが光りだします。
アナザー患者と同じような状態が発生し恐怖する島くん、
そして彼もまた強制的にイントゥザヴレインズされてしまいます。
そこにいたのはファウスト、ロンリーブレイブにプレイメーカーの情報を求め
その為にこうして彼を拉致して脅しかけているのでした。
自らのピンチを悟ったロンリーブレイブは自分の本名を声高に主張、
現実における自らの危機を周囲に伝えます。
草薙は彼の居場所を特定しつつ遊作は直接彼を救おうとしますが
いざログインしようとするといつの間にかデュエルディスクがありません。
そしてモニターには一人でに飛行するデュエルディスクとAiがありました。
デュエルディスクをドローンに改造し自立行動させる機能を取り付ける事で
現実世界でAiが自由に動けるようにする、
それが今までAiとロボッピが行っていた悪だくみの正体でした。
この時わざわざAiがロボッピと秘密裏に動いていた事を暴露しており
さらにロボッピの事を馬鹿ッピと読んでいます。馬鹿は禁止用語デス。
しかしAiもただ遊んでいるわけではありません、
どうやらAiは島に渡したサイバース・ウィザードにマーカーを仕込み
その情報を元に居場所を特定しようとしているみたいです。
恐らくハノイをおびき寄せる為の囮として
最初から島くんを利用するつもりだったんでしょうね。
何はともあれ今は島くんの場所を探し出す事が重要です。
Aiのナビゲートにより倉庫街にいる事を特定した遊作と草薙は
そこに屋台の車を走らせてます。
その間にドローン化したデュエルディスクは
遊作の腕に自動的に装着されました、中々のハイテク機能です。
無事島くんが囚われている倉庫にたどり着いた遊作、
すぐさまイントゥザヴレインズをします。
ちょっとインヴェルズでロンリーブレイブ倒してくる
これでも8期までは割と戦えるインヴェルズデッキを組めていたので
インヴェルズ使いとしてちょっとロンリーブレイブにリベンジしたい気分です。
コナミさんインヴェルズ新規出ませんかね!
それはともかくロンリーブレイブのデッキは
どうやらグリーンバブーンを主軸にした獣族デッキのようですね。
これまた懐かしい感じがして好きです。
作中でも遊作が察していますがサイバース・ウィザードを島君に送った犯人は
十中八九Aiと見ていいでしょう。
恐らく囮として島くんを利用しようとしたのでしょうが
そのあたりが遊作との不和をもたらしそうですね。
次回予告 28話『三騎士、最後の将』
疑念が無かったわけではない
科学の発展には犠牲が付き物だと歴史が証明している
実験が成功したあの日から
罪を背負ったあの日から自分にそう言い聞かせてきた
だが1人の研究者の感傷など復讐者の耳には届かない
どうやらファウストは電動蟲(モーターワーム)というテーマを使うようですね。
そして対プレイメーカーの為にリンク召喚封じを戦術として使ってくるようです。