今回紹介するのはLINK VRAINS PACK(リンク・ヴレインズ・パック)よりこのカードです。
ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム
リンク・効果モンスター
炎属性/サイキック族/攻1800/LINK-2
【リンクマーカー:左下 右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
Pモンスター2体
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからPモンスター1体を選び、
自分のEXデッキに表側表示で加える。
②:1ターンに1度、このカード以外の
自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、自分のEXデッキから表側表示のPモンスター1体を手札に加える。
③:自分のPゾーンのカードがフィールドから離れた場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。
メタルフォーゼの新しい仲間となるLINK-2リンクモンスターです。
メタルフォーゼ・ミスリエルをベースに
さらにメタルフォーゼ・ゴルドライバーのパーツを取り込んでいます。
手に持っている拳銃にも斧状の刃が確認でき
これはゴルドライバーが持っている斧の形状によくにています。
エレクトラムというのは銀を多く含んだ金の事であり
別名琥珀金とも呼ばれます。
シルバード(銀)とゴルドライバー(金)が一緒になったという事で
2体のモンスターを組み合わせたような形状をしているのでしょう。
【リンクマーカー:左下 右下】
Pモンスター2体
リンク素材にはペンデュラムモンスター2体を要求しています。
ペンデュラムであれば何でもいいという相当に緩い縛りであり
メタルフォーゼに限らず様々なペンデュラムデッキでリンク召喚を狙えます。
ペンデュラム召喚でリンク素材を揃えるのが最も手っ取り早いですが
このカードをリンク召喚した後までペンデュラム召喚を取っておきたい場合は
魔界劇団エキストラやダイナミスト・ブラキオンなど
手札から特殊召喚できる効果を持つペンデュラムを活用するといいでしょう。
メタルフォーゼを始めとするペンデュラム通常モンスターを採用しているなら
レスキューラビットからリンク素材を揃える手もあります。
獣族ペンデュラムを数多く有するエンタメイトであれば
レスキューキャットで素材を揃える事も可能です。
リンクマーカーは左下と右下という今回のパックお馴染みの方向です。
EXデッキ召喚枠の確保が死活問題となるペンデュラムテーマにおいて
非常にありがたいリンクマーカーとなるでしょう。
リンクマーカーに依存する効果は持っていない為
純粋にEXデッキ召喚枠を増やす目的で活用する事になります。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからPモンスター1体を選び、
自分のEXデッキに表側表示で加える。
①の効果はリンク召喚に成功した場合に
デッキからペンデュラムモンスター1体を
エクストラデッキに表側表示で加えるというものです。
ペンデュラム版ラヴァルバル・チェインとも言うべき効果であり
墓地肥やしならぬEXデッキ肥やしが行えます。
このカードのリンク召喚を行っていれば自然と素材がEXデッキに行く為、
合わせて合計3体分EXデッキにペンデュラムを送る事ができます。
ペンデュラム召喚の準備としてだけでなくペンデュラム・パラドックスで
EXデッキのペンデュラムを回収する際にも役立ってくれるでしょう。
②:1ターンに1度、このカード以外の
自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、自分のEXデッキから表側表示のPモンスター1体を手札に加える。
②の効果は1ターンに1度、このカード以外の自分の表側表示カード1枚を破壊、
その後EXデッキから表側表示1枚を手札に回収するというものです。
各種メタルフォーゼが持つP効果からメタルフォーゼ魔法罠をサーチする代わりに
EXデッキのペンデュラムを回収できるようにした効果です。
メタルフォーゼのP効果と同様に破壊を発動条件とする効果のトリガーとして使えますが
こちらはカードを破壊した後にPモンスターをEXデッキから回収する処理を挟む為、
タイミングを逃す効果に関しては発動できない点には注意が必要です。
他にもPゾーンのカードを破壊すればEXデッキを肥やしつつ③の効果に繋げられますし
メタルフォーゼであればメタルフォーゼ・コンビネーションを破壊してもいいでしょう。
①の効果と合わせれば疑似的なサーチとしても活用可能であり
「一旦EXデッキに置いた上でEXデッキから手札に回収する」という処理になる為
灰流うららによるメタを絶妙にすり抜ける事ができます。
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
③:自分のPゾーンのカードがフィールドから離れた場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。
③の効果は1ターンに1度、自分のPゾーンのカードが場から離れた場合に
デッキから1枚ドローできるというものです。
②の効果でPゾーンのカードを破壊していればそのままこの効果を発動できます。
それ以外にも慧眼の魔術師や黒牙の魔術師など
自壊効果を持つペンデュラムであれば自然とこの効果の発動を狙えますし
フィールドから離れればいいので除外やバウンスでも発動が可能です。
ガチでペンデュラム救済に来てますねこれは
①、②、③効果全てがペンデュラム全般にとって非常に有用なものとなっています。
また3つの効果は全て連動させる事が可能であり1つにまとめた場合
「リンク召喚した際に自身のPゾーンのカード1枚を破壊する事で
デッキから好きなペンデュラムを1枚サーチしてさらに1枚ドロー」
といった感じの効果になります。まとめるとその強さがよく分かりますね。
この上でリンクマーカーまで優秀なのですから至れり尽くせりです。
メタルフォーゼは勿論の事様々なペンデュラムテーマにとって
救世主のようなカードになってくれるでしょう。
これでイグナイトが面白自殺集団にならずに済みますね!
そもそも素材をそのままEXゾーンに送る事が出来るリンク召喚は
本来ペンデュラムと非常に相性がいいものです。
新マスタールールでペンデュラム召喚が大打撃を受けた影響で
あまりリンク召喚の恩恵を受ける事が出来ませんでしたが
このカードの登場によりその強みを活かしていく事ができるでしょう。