今回紹介するのはLINK VRAINS PACK(リンク・ヴレインズ・パック)よりこのカードです。
天球の聖刻印
リンク・効果モンスター
光属性/ドラゴン族/攻 0/LINK-2
【リンクマーカー:左下 右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
ドラゴン族モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手ターンに1度、このカードがEXモンスターゾーンに存在する場合、
自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
②:このカードがリリースされた場合に発動する。
手札・デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、
攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
聖刻の新規となるLINK-2リンクモンスターです。
神龍の聖刻印を中心に球状の聖刻達がまるで惑星のように周囲に展開しています。
神龍の聖刻印はフレーバーテキストに太陽石と呼ばれていると書いてありますが
このイラストではまさに太陽のように燃え上がっています。
天球とは天動説において地球を中心として恒星や惑星を見た場合に
恒星や惑星が「それ」に張り付いて動くとされていた球状の存在、
もしくはそれを元に作られた恒星や惑星の動きを表す為の仮想の球面です。
イラストの様子を考えるとこの天球の聖刻印というのは
複数の聖刻達をまとめあげる存在なのでしょう。
この後グランドクロス的なものでも引き起こすんでしょうか。
【リンクマーカー:左下 右下】
ドラゴン族モンスター2体
リンク素材にはドラゴン族2体を要求しています。
ツイン・トライアングル・ドラゴンの召喚条件に近いですが
レベルの制限が取っ払われておりより緩い条件でリンク召喚が可能です。
聖刻のみならずドラゴン族デッキ全般でリンク召喚が狙えるでしょう。
リンクマーカーは左下と右下というEXデッキの枠を確保するのにありがたい配置です。
このカードはリンクマーカーに依存する効果を持っていませんが
①の効果がEXモンスターゾーンにいる時限定なので
基本的にEXモンスターゾーンにリンク召喚するのが望ましいです。
①:相手ターンに1度、このカードがEXモンスターゾーンに存在する場合、
自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
①の効果はこのカードがEXモンスターゾーンに存在している場合に
相手ターンに1度、手札かフィールドのモンスター1体をリリースする事で
フィールドの表側表示のカードを選んで持ち主の手札に戻すバウンス効果です。
相手ターン限定ですが各種聖刻が持つリリースされた効果のトリガーに出来る他
自身もリリースできる上にフリーチェーンで発動できる為、
相手ターンの妨害及びサクリファイスエスケープとして活用が可能です。
このカード自身が攻撃力0でありしかも守備表示にできないリンクモンスターであり
サンドバッグにされない為にも常にサクリファイスエスケープは意識しておきましょう。
対象に取らないバウンスと言う点も見逃せないポイントであり
対象耐性と破壊耐性を併せ持つモンスターであっても問答無用で突破可能です。
自分のカードも手札に戻せる為セルフバウンス的な用途としても使用可能です。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
②:このカードがリリースされた場合に発動する。
手札・デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、
攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
②の効果は1ターンに1度、このカードがリリースされた場合に
手札かデッキからドラゴン族1体を攻撃力0にして特殊召喚するというものです。
聖刻龍王-アトゥムスと似たような効果であり
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚すれば
さらなる展開に繋げていく事も可能です。
①の効果で自身をリリースすればそのままこの効果に繋げる事が出来ますが
必然的に相手ターンでの発動になるので特殊召喚したモンスターを
攻撃力守備力0の状態で相手に晒す事になります。
生存させるのが難しいと判断した場合は魔装邪龍イーサルウェポンや
覇王眷竜ダークヴルムなど特殊召喚時に効果を発動できるカードを出すといいでしょう。
要約すれば
・適当なドラゴン族2体でEXデッキからの枠を2つ確保する事が可能であり
・相手ターン限定ながら自身をリリースする事でフリーチェーンでバウンスができ
・さらにその際にデッキからドラゴン族を特殊召喚できる
という非常に優秀な性能を誇るカードです。
聖刻は勿論の事他に【オッドアイズ】や【竜剣士】【レッドアイズ】など
EXデッキの枠に困らされがちだったドラゴン族テーマ全般でありがたいカードです。
このカード自身が光属性な事もあり【カオスドラゴン】においても有用です。
というよりドラゴン族テーマであればとりあえず採用していいレベルの優秀さです。
今回のパックでは過去テーマ20種類のリンクモンスターが収録されるという話ですが
この手のカードが中止であれば実際にはもっと多くのテーマが強化されそうですね。