魔導獣 ケルベロス
2005年のストラクチャーデッキ-魔法使いの裁き-に登場した12年前のカードです。
何気にデュエルリンクスの方で結構活躍を見せているカードではありましたが
そんな魔導獣がなんと今回1つのテーマとして成立される事になりました。
今回はその魔導獣(マジックビースト)について紹介したいと思います。
魔導獣 ケルベロス
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1400/守1400
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:このカードの攻撃力は、このカードの魔力カウンターの数×500アップする。
③:このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
このカードの魔力カウンターは全て取り除かれる。
魔導獣(マジックビースト) ジャッカル
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守1400
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合、
自分フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカード1枚を対象として発動できる。
このカードを破壊し、そのカードに魔力カウンターを1つ置く。
【モンスター効果】
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除き、
このカードをリリースして発動できる。
デッキから「魔導獣 ジャッカル」以外の「魔導獣」効果モンスター1体を特殊召喚する。
魔導獣(マジックビースト) ガルーダ
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1200/守1600
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合、
このカード以外のフィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードとこのカードを破壊する。
【モンスター効果】
このカード名の①のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、
自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、相手が召喚・特殊召喚したそのモンスターを持ち主の手札に戻す。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
魔導獣(マジックビースト) メデューサ
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1500/守1500
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合、
自分の墓地の魔力カウンターを置く事ができるモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを破壊し、そのモンスターを特殊召喚し、
そのモンスターに魔力カウンターを1つ置く。
【モンスター効果】
このカード名の②のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズに、
自分フィールドの魔力カウンターを2つ取り除き、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで半分になる。
魔導獣(マジックビースト) バジリスク
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1800/守 500
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
このカードを破壊し、自分のEXデッキから「魔導獣 バジリスク」以外の
表側表示の魔法使い族Pモンスター1体をデッキに戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
【モンスター効果】
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
自分のPゾーンのカード及び自分のEXデッキの表側表示のPモンスターの中から、
「魔導獣」カード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
魔導獣(マジックビースト) キングジャッカル
ペンデュラム・効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2400/守1400
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
このカードを破壊し、自分のEXデッキから「魔導獣 キングジャッカル」以外の
表側表示の「魔導獣」Pモンスター1体を特殊召喚する。
【モンスター効果】
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを2つ置く。
②:1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、
自分フィールドの魔力カウンターを2つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
魔導獣(マジックビースト) マスターケルベロス
ペンデュラム・効果モンスター
星8/光属性/魔法使い族/攻2800/守2800
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
このカードを破壊し、
デッキからレベル7以下の「魔導獣」効果モンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを2つ置く。
②:自分フィールドに魔力カウンターが4つ以上存在する場合、
このカードは効果では破壊されない。
③:1ターンに1度、自分フィールドの魔力カウンターを4つ取り除き、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
このカードの攻撃力は相手ターン終了時まで、
除外したそのモンスターの元々の攻撃力分アップする。
魔導加速(マジック・ブースト)
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送り、
フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカード1枚を対象として発動できる。
そのカードに魔力カウンターを2つまで置く。
②:このカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
魔力カウンターを置く事ができるモンスター1体をデッキから特殊召喚し、
そのモンスターに魔力カウンターを2つまで置く。
魔導変換(マジック・バースト)
永続罠
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
相手モンスターの効果が発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:魔力カウンターが6つ以上置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。
デッキから魔法カード1枚を手札に加える。
テーマの特徴を挙げると以下の通りです。
・赤い球体のある鎧やローブを身に着けた青い魔獣達のテーマである
・光属性及び闇属性の魔法使い族のテーマでありペンデュラムモンスターが中心
・ペンデュラムテーマであるがペンデュラム召喚は全くと言っていいほど狙わない
・ペンデュラム効果が単純に魔法カードとして優秀で積極的に活用していく
・魔力カウンターを乗せる事に長けており魔力カウンター全般をサポートできる
・どいつもこいつも魔法使い族には見えない
ケルベロスやジャッカル、ガルーダといったモンスターが
赤い球体が各所にちりばめられた装備を身にまとっています。
この赤い球体が恐らく魔力カウンターを貯める場所なのでしょう。
魔導獣マスターケルベロスはまさに魔導獣の進化版といった様子であり
二足歩行になった上に立派な杖を所持していたりと全体的に豪華になっています。
10期初のペンデュラムテーマとも言えるこの魔導獣ですが
レベル4が中心でありながら全てのモンスターがスケール4となっており
根本的にペンデュラム召喚を行うのに向いていません、
それどころかペンデュラム効果がいずれも
模倣片方のペンデュラムゾーンにカードが無い事を発動条件としており
根本的にペンデュラムゾーンにスケールを揃えるという動き自体を想定していません。
はっきり言えばこのテーマはペンデュラム召喚を完全に切り捨てています
その一方でペンデュラム効果は自身を破壊する事を条件に
墓地やEXデッキから魔導獣を特殊召喚したりデッキからサーチしたりドローしたりなど
いずれもそれ自体が魔導獣のサポートカードとして通用する優秀なものばかりとなっています。
「ペンデュラム召喚を行う為のカード」ではなく
「魔法カードとしての性質もあるモンスターカード」
としてのペンデュラムモンスターを最大限に追求したテーマだと言えるでしょう。
また同時に魔力カウンターを主軸にするテーマであり
全てのモンスターは自分か相手が魔法カードを発動する度に
自身に魔力カウンターを貯める効果と魔力カウンターを取り除く事で発動する効果を持ちます。
この魔力カウンターを取り除いて発動する効果は自身だけでなく
自分フィールドに存在する魔力カウンターを好きな場所から取り除いて発動可能であり
モンスターを複数並べれば並べるほどフィールドの魔力カウンターの総数が増えていき
その効果を発動しやすくなります。
ペンデュラムカードでもある彼らは自身を魔法カードとして発動する事も可能であり
魔力カウンターを貯める為の手段としても活用が可能です。
一度に魔力カウンターを2つ溜められるキングジャッカルとマスターケルベロスの存在もあり
とにかく魔力カウンターを高速で溜めていくのに長けたテーマです。
その効果の方も相手がモンスターを出した直後に手札に戻してしまうガルーダや
相手のモンスター効果を無効にして破壊するキングジャッカル、
相手モンスターを除外してその攻撃力を自分に上乗せできるマスターケルベロス等
貯めた魔力カウンターを存分に活用できる効果が揃っています。
サポートカードとして魔力カウンターを大量に溜められる魔導加速や
魔力カウンターを貯めて墓地に送る事で魔法カードをサーチできる魔導変換がありますが
これらは厳密に言えば魔導獣に関する効果を持っておらず専用サポートではありません。
(公式に魔導獣のカードとして紹介されているので一緒に紹介しています)
魔導獣達も自分達だけでなく魔力カウンターを扱うカード全般をサポートするカードも多く
マジカル・コンダクターやマジックアブソーバーなど
他の魔力カウンターを利用するカードとの相性も良好です。
特に墓地のモンスターを蘇生した上で魔力カウンターを置ける魔導獣メデューサは
ペンデュラムではない他の魔力カウンターを利用するモンスターと組み合わせてこそ
活かしやすいカードだと言えるでしょう。
ペンデュラムでありながらペンデュラム召喚を狙わず
魔力カウンターを最大限に活用するそんな新時代のペンデュラムテーマ魔導獣、
一味違ったペンデュラムモンスターの力を存分にふるっていきましょう。
以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します
ペンデュラム・パラドックス
魔導獣のために存在するといってもいいカードです
EXデッキから同じスケールのペンデュラム2種類を手札に回収できるカードであり
全てのモンスターがスケール4である魔導獣であれば
実質的に好きな魔導獣2種類をエクストラデッキから回収可能となります。
そもそもがペンデュラム召喚を狙わない上にペンデュラム効果を発動すると自壊する為、
EXデッキに魔導獣はガンガン溜まっていく事になるので発動機会にも困りません。
ペンデュラム・リボーン
エクストラデッキか墓地のペンデュラムを特殊召喚できる罠カードです。
ペンデュラム召喚を狙わない魔導獣はそれ以外の方法で展開する必要があり
エクストラデッキに行く性質上通常の蘇生カードは活用し辛い為、
エクストラデッキから特殊召喚できるこのカードは重宝します。