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遊戯王VRAINS(ヴレインズ)第20話『ゆずれない正義』感想

遊戯王ヴレインズ第20話の感想です。

「良心に従う者」財前晃と「復讐の一念に憑りつかれた者」プレイメーカーは

それぞれの正義を貫くためにデュエルを続けます。

 

 

さらなる絶体絶命へ

晃のターン、ドロー。

トドメとばかりにケルベロス・アキュート・ケルベロスでファイアウォール・ドラゴンを攻撃、

しかし遊作は速攻魔法「サイバネット・バックドア」を発動、

一時的にファイアウォール・ドラゴンを蘇生させドラコネットをサーチ、

さらに帰還したファイアウォール・ドラゴンは次ターン直接攻撃が可能となります。

結果としてフィールドががら空きになってしまったわけですが

ファイアウォール・ドラゴンがフィールドから離れた事で

装備カードとなっていたドップラーフェーズコーティングが破壊されます。

そしてこのタイミングでドップラーフェーズコーティングの効果発動、

バトルフェイズ中にフィールドから離れた時にバトルフェイズを強制終了させるというもので

これによりアキュートケルベロスの攻撃をやり過ごすのに成功しました。

 

次のターンでファイアウォールの直接攻撃が決まればプレイメーカーの勝ちですが

晃はここでフィールド魔法「オイラーサーキット」を発動、

フィールドにティンダングルが3体以上存在する時に相手の攻撃を封じるというもので

アキュートケルベロスとその効果で出したトークン2体でその条件を満たしています。

さらにスタンバイフェイズにはティンダングル1体のコントロールを相手に移す効果があり

この効果でトークンをプレイメーカーに移せばジェルゴンヌの終焉の効果が発動、

プレイメーカーに4500のバーンダメージが発生します。

これを対処できなければプレイメーカーの敗北が決定します。

このピンチにAiはすっかり諦めムードでそそくさと引っ越しの準備を始めています。

まあ晃ならなんだかんだで悪い扱いはしなさそうです。

晃はこれでターンエンドです。

 

 

このデュエルを見守っている北村部長は

SOLテクノロジー社の秘密を自分が握れば出世に繋がると考え

晃に情報を死守するよう応援しています。なんともまあ都合のいい人です。

でもこういう分かりやすい人嫌いじゃないです。

 

 

プレイメーカーの策略

プレイメーカーのターン、ドロー。

まずサイバネット・バックドアの効果でファイアウォールが帰還します。

そしてドラコネットを通常召喚しその効果でビットロンを特殊召喚、

そのビットロンをリンクマーカーにセットしてリンク・スパイダーをリンク召喚です。

そしてリンク・スパイダーの効果で手札からデジトロンを特殊召喚、

ドラコネットとデジトロンでサーキットコンバイン、

LINK-2、リカバリー・ソーサラーをリンク召喚します。イケメン枠ですね。

連続リンクはまだ続きます。プレイメーカーは再びサーキットを呼び出します。

オイラーサーキットがある限り無駄だという晃、しかしそれに対しAiは

「そんな事は分かってるがなー!けどなー!

俺達だって最後の一花ぐらい咲かせてや「アローヘッドを確認」

この流れるようなセリフぶつ斬り、こいつらの漫才本当に楽しいです。

召喚条件はサイバース族リンクモンスター1体、リンク・スパイダーをセットし

LINK-1、セキュア・ガードナーをリンク召喚です。

このカードはリンク素材にできず、またフィールドに1体しか存在できない制約があります。

それよりも問題なのはリンク召喚した場所です。

そこはティンダングル・アキュート・ケルベロスのリンク先でした。

それはつまりジェルゴンヌの終焉のバーン効果の発動条件である

「アキュートケルベロスのリンク先が全て埋まる」の条件を満たした事になります。

諦めて敗北を決意したのかと考えた晃はジェルゴンヌの終焉の効果を発動、

リンク先のモンスター全てを破壊して4500のダメージをプレイメーカーに与えます。

 

しかしプレイメーカーはダメージを受ける事なくそこに立っていました。

セキュア・ガードナーの効果、それはこのカードがリンク召喚に成功したターン、

全ての効果ダメージを無効にするというものでした。

上手く騙せたと大喜びするAiですが

プレイメーカーが「お前のせいでまた気づかれる所だった」と言われ

ショックを隠せない様子です。ベストAI賞ってなんなんでしょうね。

さらにジェルゴンヌの終焉の効果で晃のモンスターが減った為に

オイラーサーキットの条件が未達成となりプレイメーカーは再び攻撃可能となりました。

これでファイアウォールの直接攻撃が決まればプレイメーカーの勝利です。

しかしプレイメーカーは直接攻撃せずファイアウォールの効果を発動、

相互リンク状態にあるカードの数、この場合は2体なので2枚まで

フィールド、墓地のカードを持ち主の手札に戻すという効果であり

この効果でプレイメーカーは晃の墓地にあるハウンドとエンジェルを指定、

晃の手札に戻します。アキュートケルベロスの攻撃力上昇は

「墓地のハウンドとエンジェルそれぞれにつき1500」であり

墓地にこの2体がいなくなった事でアキュートケルベロスの攻撃力は0となります。

そしてファイアウォールでアキュートケルベロスを攻撃しこれを見事破壊します。

この時ブルーエンジェルが咄嗟に晃へと駆け寄ろうとしていましたが

爆発の後そこにあったのはブルーエンジェルをかばうように身を挺した晃の姿でした。

晃のライフポイントは0、ダメージの影響かそのまま倒れ伏します。

プレイメーカーの勝利です。

 

 

兄と妹の絆

デュエルに勝利したプレイメーカーはデータバンクに近づくと

そのままAiにデータを丸ごと食べるように命じます。

Aiは待ってましたとばかりにデータバンクに侵入してバクバクしてます。

そこには「もうお腹いっぱいですだー」と腹ポンポンさせてるAiがありました。

そして用事は済んだとばかりに立ち去るプレイメーカーに晃が尋ねます。

「何故直接攻撃をしなかったのだ」と。

プレイメーカーは言います。お互いを守りあうハウンドとエンジェルは

まさに最後の瞬間お互いを庇いあった財前晃と財前葵そのものだと。

そんな2体のモンスターを墓地へ眠らせてまで戦うのはやめておけ、

2人は俺達に関わらずにもっと幸せな道を歩いていけと

そうプレイメーカーからのメッセージでした。

これが葵ちゃんなのはどうやら皆の共通認識のようです

まあ葵本人もまんざらではなさそうですしそれでいいんでしょう。

葵はお兄様にいいます。

きっとプレイメーカーは誰に何を言われたとしても自分の道を進んでいくと。

 

北村部長はプレイメーカーにデータを盗まれた事で憤慨しています。

「この事は誰にも漏らしてはいけない!」と声高らかに宣言する北村部長ですが

声が大きい為に廊下を歩いてるOL達にモロバレでした。

駄目みたいですね・・・

 

 

首謀者、鴻上博士

そして遊作はなんとか草薙の屋台まで帰還しました。

さすがの遊作も激戦の様相でお疲れのようです。

持ち替えたデータを洗っているとハノイプロジェクトの首謀者が見つかりました。

その名は鴻上聖(こうがみきよし)、まだ2人は知りませんがリボルバーの父親です。

鴻上博士はSOL社の研究所としてハノイプロジェクトに関わっていました。

しかしその事に2人は驚きません、想定はしていた事のようです。

ですが次に知った情報に2人は驚きを隠せませんでした。

なんと鴻上博士は7年前には既に死亡していたのです。

 

場面は変わってハノイの騎士達のアジトへ。

そこには相変わらず顔を隠して横たわる鴻上博士の身体がありました。

明らかに生気の感じられない体ですが7年前に死亡しているにも関わらず

特に体が腐敗している様子はありません。

植物人間状態としてずっとこの状態で維持されているのかもしれませんね。

そしてリボルバーと鴻上博士はいよいよ動き出そうとしていました。

ネットワーク世界そのものを抹消させる為に。

 

 

 

 

プレイメーカーVS財前晃、いよいよ決着です。

やはりというべきかハノイプロジェクトには鴻上博士が関わっていました。

しかし彼がSOL社の研究者だった事はともかく

何の為に誘拐事件を引き起こしたのかまでは謎のままです。

少なくとも邪悪な考えを持っているようには見えないわけですが

もっと何か黒幕的な存在がいるのかもしれませんね。

 

次回予告 21話『新たな闘いの火種』

奈落へ投じられたのは希望の光か?

はたまた終焉に向かう破滅の闇か?

さらなる戦いを助長する火種はくべられた

それはまだごく小さなものに過ぎないが

一度燃え上がった炎は簡単には消せはしない

真実にまた一歩近づいた事で物語も新展開を迎える模様です。

どうやらAiとロボッピが何かやるみたいですね。

目がハートになってるロボッピがかわいいです。

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