今回紹介するのはサイバース・リンクよりこのカードです。
デュアル・アセンブルム
効果モンスター
星８/闇属性/サイバース族/攻2800/守1000
このカード名の①の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが手札・墓地に存在する場合、
手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
サイバース族モンスター２体を除外して発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力は半分になる。
②：１ターンに１度、手札を１枚除外して発動できる。
このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つフィールドのモンスター１体を選んで除外する。
闇属性サイバース族のレベル８モンスターです。
サイバース族としては初となる最上級モンスターとなります。
電子回路のような光の翼を生やした機械の竜です。
左右で赤青に別れたアーマーが特徴的です。
アセンブルムとは「アセンブル」と竜を表す「ブルム」から来ていると思われます。
アセンブルというのは組み立てる、集合するといった意味ですが
コンピューター用語においては人間の言葉を機械の言葉に変換するプログラムを指します。
平たく言えば人間が機械に命令する際に通訳を行ってくれる装置です。
ちなみに自分はこのカードのイラストを見て
カスタムロボのベイオネットを真っ先に連想しました
左右で色が分かれてるメカって結構色々ありますよね、超竜神とか。
①の効果は１ターンに１度、
手札とフィールドの表側表示のサイバース族を合計２体を除外する事で
手札か墓地からこのカードを特殊召喚するというものです
ただしこの効果で特殊召喚した場合攻撃力が半分になるデメリットが発生します。
このデメリットはかなり痛く、②の効果にも影響を及ぼしてしまう為
主にランク８のエクシーズ素材としての使い方がメインとなるでしょう。
サイバース族にはトークンを生成するカードも多く
それらを積極的に除外する事で手札の消費を抑えられるでしょう。
②の効果は手札を１枚除外する事で
このカードの攻撃力以下のモンスター１体を選んで除外するというものです。
①の効果を使っていれば攻撃力１４００以下まで、
使っていなければ攻撃力２８００以下まで除外可能であり
攻撃力が下がっていなければかなり広範囲のモンスターを除外できます。
対象に取らない除外という点も対象耐性を突破できる点で優秀ですが
自分のモンスターも除外できてしまう事が災いとなり
もし相手がサクリファイスエスケープなどで場をがら空きにした場合
自分のモンスターを除外しなければいけない点には注意が必要です。
攻撃力２８００守備力１０００といういわゆる帝ステータスであり
帝関連のサポートに対応しています。
特に特殊召喚でも②の効果が発動できる点から
天帝アイテールの効果で特殊召喚する候補として有用です。
①の効果によるデメリットはサイバネット・バックドアで帳消しにできます。
現在メインデッキに入るサイバース族の中では最大の攻撃力を持っており
このカードをサイバネット・バックドアで除外すれば
他の全てのサイバース族をデッキからサーチする事が可能です。
２８００打点で直接攻撃が可能になる意味も大きく
サイバネット・バックドアと非常に相性がいいカードだと言えるでしょう。
ＲＡＭクラウダーで蘇生できる点も見逃せません。
サイバース族において対象に取らない除去手段を持った貴重なカードであり
今後サイバース族関連のサポートカードが増えればさらに評価は高まるでしょう。
「違うわ！赤は馬鹿なだけよ！！」
「青なんて暗くて陰険なだけじゃない！！」
「「むぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」」
「待ちたまえ君たち」