今回紹介するのはコレクターズパック2017よりこのカードです。
スローライフ
永続魔法
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分メインフェイズ1開始時にこのカードを発動できる。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、以下の効果を適用する。
●モンスターを通常召喚したプレイヤーは、
そのターンモンスターを特殊召喚できない。
●モンスターを特殊召喚したプレイヤーは、
そのターンモンスターを通常召喚できない。
汎用の永続魔法です。
アークファイブにおいてグロリア・タイラーが榊遊矢&黒咲隼戦で使用し
そのデュエルにおけるお互いの立ち回りを制限させました。
また相手の特殊召喚時にライフを回復する「アマゾネス拝謁の間」も同時に発動、
遊矢と黒咲の特殊召喚にリスクを持たせる戦術を取りました。
「あ、今休憩時間なんで。これでも食べて待っててください」
「ったく、仕方ねーなぁ・・・」
強引な番兵や謙虚な番兵のイラストにいた番兵が
門に簡素な柵をぽつんとおいて椅子に座ってのんびり休憩してます。
その横で騎士が通行止めをくらってる感じですが
諦めた感じなのか一緒にパンをかじっています。
スローライフとは時間に追われる都会での忙しい生活の対義語として
時間に追われないゆったりとした生活を送るライフスタイルの事です。
基本的には田舎などでの牧歌的な暮らしをそう呼ぶのですが
騎士を待たせてのんびりと食事をしているこの番兵も
まさに「時間に追われないゆったりとした生活」を謳歌してると言えます。
それでいいのか番兵。
自分の場にモンスターが存在しない場合に
メインフェイズ1の開始直後の時のみ使用可能な永続魔法であり
このカードが存在している限りお互いのプレイヤーは
通常召喚を行ったターンには特殊召喚を行う事が出来ず、
逆に特殊召喚を行ったターンには通常召喚を行う事はできません。
特殊召喚をメインとするデッキであっても
通常召喚をトリガーとするカードを多用する事は多く、
逆にアドバンス召喚がメインのデッキも
リリース要因は特殊召喚で確保する事が多いです。
どちらか片方しか使用しないデッキというのはほとんど存在せず、
大抵のデッキはこのカードにより展開をある程度制限を食らいます。
ルール介入効果としてはかなりいやらしい性能をしていますが
自分も同じような制限を受けてしまう為、このカードを使うのであれば
出来るだけ、通常召喚、特殊召喚のどちらかしか行わないデッキを使うべきです。
例としてはまず連続で通常召喚を行える【妖仙獣】です。
ペンデュラム召喚のギミックを入れていないのであれば通常召喚だけでも
問題なく展開が可能であり、また特殊召喚効果を持つ妖仙獣 大幽谷響も
出すのは相手ターンである為やはり問題はありません。
他にも【バージェストマ】やレベル9軸の【真竜】あたりは
通常召喚を一切行わない構築も十分可能なのでそれらに採用する手もあります。
いっその事【チェーンバーン】のように
そもそもモンスターを利用しないデッキに採用してもいいでしょう。
相手を封殺できるという代物ではないのですが
それでも発動されると大抵のデッキは動きづらくなるいやらしい1枚です。