鈴奈庵51話の感想です。
・前回のあらすじ
魔理沙「君は行方不明になっていた小鈴じゃないか」
小鈴「フッフッフッ、魔理沙お前は甘いな。
私はもう本屋ではなく妖怪の一員だ。悪いがお前を始末する」
被害者の証言
霊夢とマミゾウが魔理沙から聞いたのは小鈴に倒されたという情報でした。
ほぼ不意打ちに近い形で倒されてしまい、また小鈴の様子も変だったという事、
恐らくは百鬼夜行絵巻に操られているのだろうという事。
しかしそう考えた場合不可解な点があります。痕跡があまりにも少ないのです。
実際小鈴の動向は天狗たちでもつかめないでいました。
もし本当に百鬼夜行絵巻に操られているのであればもっと痕跡が残っているはず、
だとするならば他に何か小鈴を手引きしている存在がいるのではないかと推測します。
不可解な点はもう1つ、操られたにしては小鈴には確かに意識がある感じでした。
これは操られたというよりは唆されて動いている可能性が高いことを意味します。
ザコどもはきみと魔理沙くんに任せる
魔理沙を神社で休ませてその夜、マミゾウから「現れた」と合図がありました。
森から姿を現したのは行方不明になっていた小鈴、やはり人外の目つきをしています。
そして霊夢とマミゾウが一緒にいる事に対して不信感をむき出しです。
というよりは最初から霊夢が人間側ではないと認識している上での言動ですね。
それを見た霊夢は「もう手遅れだから始末するしかない」と言い捨てます。
あくまでも人間を妖怪にさせない事が最も大事という本文を全うする腹積もりです。
マミゾウ、この霊夢の発言に大慌て。
「いやいや、だからって小鈴を殺す事ないだろう!」的な感じで必死に説得してます。
霊夢もそのつもりはなかったようであくまで始末するのは小鈴を操っている絵巻の方で
それを倒せば小鈴を無事救出できそうな感じです。
そして霊夢はそれとは別の黒幕の気配を感じ取り
雑魚の相手はマミゾウに任せるといい別の場所へ飛び出していきました。
マミゾウは「え!?雑魚扱い!?」って感じでかなり驚いてる様子ですが。
どうやら霊夢にとってはこの程度の相手は楽勝レベルのようです。コワイ!
百鬼VS百獣
というわけで任されたマミゾウは1人で小鈴に立ち向かいます。
倒す事が出来れば百鬼夜行絵巻が手に入るのでマミゾウにとっても悪い話ではありません。
口では「頼まれてしょうがないから小鈴を助ける」みたいな事を言ってますが
そもそもさっき慌てて霊夢説得してたぐらいだし最初からそのつもりでしょう。
そして小鈴を操っていた存在は獣をかたどった黒い霧のような本体を表しました。
というわけで戦闘開始です、スペルカードルールもないマジバトルです。
絵巻の妖怪は付喪神をぶつけて攻撃してきますが全然大したことがありません、
と思ったらその付喪神を吸収してパワーアップしました。
どうやら付喪神を作り出してはそれを吸収してどんどん強くなる様子です。
マミゾウ、長引かせたら危ないという事で
手下の狸たちを呼び出して短期決戦の構えです。
事件の影に、やっぱり八雲
一方の霊夢、神社の天井に移動するとそこには八雲紫の姿が。
霊夢、もう「やっぱりお前の仕業か」って感じで敵意バリバリです。
小鈴の痕跡がほとんどないという点からアタリをつけていたのでしょう。
紫のスキマ能力なら痕跡を隠して行動させる事も十分可能です。
紫は最初こそ無実を主張しますが本気でシラを切るつもりもないのでしょう。
霊夢が小鈴の相手をしなかったのは計算外だと発言、
ほぼ小鈴をけしかけたのは自分という自供に近いセリフです。
こうして霊夢VS紫の戦いも始まろうとしていました。
ですが未だに紫の真意は不明のままです。
前後編の後編の話でしたが明らかに次回に続く的な終わり方ですねこれは。
そうなるとサブタイトルの「博麗霊夢の誤算」というのが気になります。
この誤算というのは何を意味しているのでしょうか?
今回霊夢は黒幕が紫と判断しているのですがそれが誤りという事なのか
それとも小鈴の救出をマミゾウに任せたのが判断ミスだったという事なのか。
これの答えは次回で判明するのかもしれません。