今回紹介するのはコレクターズパック2017よりこのカードです。
D-HERO ダスクユートピアガイ
融合・効果モンスター
星10/闇属性/戦士族/攻3000/守3000
「D-HERO」融合モンスター+「D-HERO」モンスター
①:このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・フィールドから、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
②:1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは戦闘・効果では破壊されず、
そのモンスターの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
暗黒の世界の英雄よ!夢の世界の英雄よ!
今1つになりて黄昏の理想郷に君臨せよ!
融合召喚!カモン!D-HERO ダスクユートピアガイ!!
デステニーヒーローの新しい仲間となるレベル10融合モンスターです。
レベル10は現在デステニーヒーローにおける最高レベルとなります。
アークファイブにおいてエド・フェニックスがユーリ戦で使用し
D-HEROディストピアガイとD-HEROドリームガイを素材に融合、
そのエフェクトでユーゴのクリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンを守りました。
頭部のDの文字と全身ピカピカな黄金カラーが眩しいモンスターです。
全体的に左右非対称の見た目をしているのも特徴的です。
デステニーヒーローはダークヒーローをイメージしたモンスター達ですが
こいつピカピカすぎて全然ダーク感ありません
それでもやっぱり闇属性なんですけどね。
しかしダークヒーローが情や青臭い理想に目覚めるというのもまた王道であり
そんな「理想に目覚めたダークヒーロー」をイメージした存在とも解釈できます。
ダスクは「黄昏」、ユートピアは「理想郷」を意味しており
Dで始まる言葉を踏襲しつつディストピアガイの対を意識した名前となっています。
融合素材はD-HERO2体、うち1体には融合モンスターを指定しています。
D-HEROデッドリーガイを融合召喚し
セメタリーを肥やしつつこのカードの融合召喚に繋げれば無駄がありません。
ディストピアガイの除去エフェクトを使用してからこのカードに繋げてもいいでしょう。
ただ合計2回の融合が必要となるのでカードの消費はかなり激しいです。
正規の融合素材を揃えるよりは融合識別を使う方法が個人的にオススメです。
アニメでは融合素材にディストピアガイを指定しており少し素材指定が緩くなりましたが
逆にそれが融合素材代用モンスターを使えない欠点にもなってしまっています。
①のエフェクトは融合召喚に成功した場合に
自分の手札とフィールドのモンスターで再度融合を狙えるというものです。
新マスタールールの影響が非常に痛く融合召喚に成功した直後というタイミング上
この効果を有効に活用するにはリンクモンスターでリンク先を用意するか
発動にチェーンして亜空間物質転送装置でこのカードを一時的に避難させる必要があります。
一応このカード自身も融合素材にする事が可能ですが
そもそもこのカードの融合に2回の融合が必要なのでそれはちょっと勿体ないです。
②のエフェクトはフィールドのモンスター1体を選択、
そのターンの間選択したモンスターの戦闘、破壊耐性を付与し
また戦闘ダメージも0にするというフリーチェーンエフェクトです。
このカードも選択できるので実質的に破壊耐性持ちの3000打点として運用可能です。
正直な所①のエフェクトはお世辞にも使いやすいとは言えないので
正規融合を狙わずに幻想召喚師のリバースエフェクトで特殊召喚する手もあります。
自身のエフェクトで自壊デメリットを無効化できるので相性がよく、
最強の盾を装備させれば攻撃力は6000に達するので出す意義はあります。
また現在唯一のレベル10D-HEROでありこのカードをセメタリーに送る事で
オーバー・デステニーでレベル5までのD-HEROを特殊召喚可能になります。
ランク5のエクシーズ召喚がかなり狙いやすくなるので
そちらを意識したデッキ構築をするのも面白いです。
このカードを正規融合するメリットとしてセメタリーから蘇生が可能な点が挙げられます。
②のエフェクトによってリビングデッドの呼び声などの自壊デメリットを無視でき
戦闘ダメージも無効に出来るので壁としてかなり優秀です。
また他に守りたいモンスターがあればそっちに破壊耐性を付与する事も可能です。
攻撃力守備力共に3000とリビングデッドの呼び声、戦線復帰どちらの場合でも
このカード自身に耐性がなくとも十分壁として機能します。