今回紹介するのはコレクターズパック2017よりこのカードです。
EMオッドアイズ・ディゾルヴァー
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2000/守2600
【Pスケール:青4/赤4】
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから、ドラゴン族の
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
【モンスター効果】
①:このカード名の①のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
自分のPモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その自分のモンスターは戦闘では破壊されない。
②:自分メインフェイズに発動できる。
融合モンスターカードによって決められた、
このカードを含む融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
その際、自分のPゾーンに存在する融合素材モンスターも融合素材に使用できる。
エンタメイトにしてオッドアイズのレベル8ペンデュラムです。
エンタメイトとしてはラフメイカーと並ぶメインデッキの最高レベルとなります。
何気にエンタメイトの最上級モンスターは全員魔法使い族です。
アークファイブにおいて榊遊矢がジャック・アトラス、赤馬零児戦で使用、
その効果でPゾーンの時読みの魔術師やEMオッドアイズ・プリーストを融合素材にして
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンの融合召喚へ繋げました。
アニメでは自身の効果で特殊召喚された場合に相手モンスターの効果を無効にし
しかも自身に破壊耐性を付与する強力な効果でしたがOCG化に伴い弱体化、
代わりに融合効果がより融通が利くようになっています。
黒いローブと青い炎のような髪、
複数のリングを重ねたような杖が特徴の魔法使い風のモンスターです。
ディゾルヴァーとは工業に使われる道具の1つで主に粘性の物質を
刃で細かく砕いて混合、溶解するミキサーのようなものです。
Pゾーンのカードを一度分解して融合素材にするという事なのでしょう。
ペンデュラム効果は1ターンに1度、自分メインフェズ時に
自分の手札かフィールドのモンスターを素材に
ドラゴン族融合モンスターの融合召喚を行うというものです。
丁度EMトランプ・ウィッチのP効果をドラゴン族限定にした代わりに
手札のカードも融合素材にできるようになった感じであり
ドラゴン族に限定するならこちらの方が使いやすくなっています。
モンスター効果の①は1ターンに1度、
自分のペンデュラムモンスターが相手と戦闘を行うダメージステップ開始時、
このカードを手札から特殊召喚しつつせのその自分のモンスターに
その戦闘に限り戦闘破壊耐性を付与するというものです。
Pモンスターに限定されますが工作列車シグナル・レッドのように
自分のモンスターを戦闘から守る防御カードとして使えます。
このカード自身の守備力も2600と中々なので壁として優秀です。
モンスター効果の②は自分メインフェイズ時に
このカードを含む自分の場のカードで融合召喚を行うというものです。
この際ペンデュラムゾーンのカードも融合素材にする事が可能であり
言わば生きるペンデュラム・フュージョンとも言うべき効果を持っています。
このカードを素材に融合できるモンスターは豊富にあり
代表的な所ではスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン、
覇王眷竜スターヴ・ヴェノム、グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン、
EMオッドアイズ・メタル・クロウ、オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン、
覇王紫竜オッドアイズ・ヴェノム・ドラゴン、EMガトリングールと
実に様々な選択肢が存在します。
中でもオッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンとEMガトリングールは
2つある融合素材のどちらにもなれるため実に融通がききます。
EMトランプ・ガールの上位互換のようなカードですが
レベルが8と高くペンデュラム召喚を狙うのは難しくなっています。
①のモンスター効果で特殊召喚を狙うのが基本となるでしょう。
ペンデュラムデッキであれば1回も戦闘を行わないという事はまずない為
特殊召喚するチャンスはいくらでもあるでしょう。
あとは出した直後にこのカードが除去されないか注意するだけです。
またEMウィム・ウィッチやEMレビュー・ダンサーの
ダブルコストに対応するのでアドバンス召喚を狙うのも1つの手です。
何気にメインデッキのレベル5以上のEMでは現在唯一の闇属性であり
EMで統一したデッキでもEMガトリングールの融合召喚を狙っていけます。
ドラゴン族の融合召喚を狙うデッキであれば実質的に
「毎ターン融合召喚を狙える融合魔法」としても運用が可能です。
スケールは4と中途半端な為、この使い方をするのであれば
むしろペンデュラム召喚を狙わないデッキの方が効果的です。
闇属性デッキでスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンや
通常モンスターデッキ始祖竜ワイアームあたりが特に狙い目となるでしょう。
またグリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンの融合素材になれるので
【捕食植物】に採用するのも面白いです。