今回紹介するのはコレクターズパック2017よりこのカードです。
魔界劇団カーテン・ライザー
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1100/守1000
【Pスケール:青7/赤7】
このカード名のP効果はデュエル中に1度しか使用できない。
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
【モンスター効果】
①:自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在しない場合、
このカードの攻撃力は1100アップする。
②:1ターンに1度、
デッキから「魔界台本」魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
自分のEXデッキから表側表示の「魔界劇団」Pモンスター1体を手札に加える。
魔界劇団の新しい仲間となるレベル4ペンデュラムです。
アークファイブにおいて沢渡シンゴがバトルロイヤルで使用、
自身の効果で攻撃力を上げつつアタッカーとして活用されつつ
ファンキーコメディアンのペンデュラム効果のコストになりました。
サーカスのテントのようなフードをかぶったピエロのようなモンスターです。
魔界劇団の一員という事で例によって目が片方しかありません。
カーテンライザーは直訳すると「幕を上げるもの」であり
演劇のはじまりを意味する幕開きの事だと思われます。
そうなると彼の役割は歌舞伎用語でいう所の「仕出し」ではないでしょうか。
仕出しとは舞台の幕引き直後に登場する通行人などを演じる役で
主要人物が登場するまでの繋ぎや物語の解説、雰囲気作りとして重要な立場です。
ペンデュラム効果はデュエル中に1度、自分の場にモンスターがいない時に
Pゾーンからモンスターゾーンに特殊召喚できるというものです。
デュエル中に1度限りではありますがPゾーンさえ空いていれば
実質的に緩い条件で手札から特殊召喚可能な効果となっています。
魔界劇団エキストラと条件がかぶっていますがこちらはレベル4であり
覇王眷竜ダークリベリオンのエクシーズ素材などに活用が可能です。
モンスター効果の①はこのカード以外自分のモンスターがいない場合に
攻撃力を1100アップさせるというものです。
元々の攻撃力と合わせて2200打点として活用が可能です。
アニメでは純粋に攻撃力を倍にする効果でありもしそのままであれば
ファンキー・コメディアンのP効果で攻撃力を上げれば
中々楽しい事になっていたのですがちょっと残念ですね。
それでも下級モンスター相手なら一掃できる攻撃力を持っています。
モンスター効果の②は1ターンに1度、
デッキから魔界台本1枚を墓地に送る事でエクストラデッキに存在している
魔界劇団1体を手札に回収するというものです。
実に新マスタールール向きの効果でありエクストラデッキから手札に移す事で
その魔界劇団をメインモンスターゾーンにペンデュラム召喚可能となります。
ペンデュラム召喚の際にカーテンライザーを混ぜてこの効果を使えば
1ターンに2体は安定してペンデュラム召喚を狙う事が可能です。
勿論ペンデュラム召喚の準備がまだ整っていない時に
エクストラデッキからスケール要因を引っ張ってくるのにも活用可能です。
魔界台本を墓地に送るコストも魔界の宴咜女やデビル・ヒールの効果で
墓地から回収できるので無駄になりません。
ただ魔界劇団はどちらかと言えば魔界台本を墓地から回収するよりも
デッキからサーチする方が得意なのでそのあたりは意識しておきましょう。
基本的にはアタッカーとして活用できる状況であればアタッカーにしつつ、
そうでない時は効果で魔界劇団を手札に回収した後に
エクシーズ素材や融合素材なりに使ってしまうといいでしょう。
闇属性ペンデュラムなので覇王眷竜ダーク・リベリオンや
覇王眷竜スターヴ・ヴェノムの存在になれます。
1体エクシーズ素材にするなりしてカーテンライザーを墓地に送り
眷竜スターヴでそれをコピー出来れば②のモンスター効果を使いつつ
①のモンスター効果で3900打点を狙っていく事も可能です。
またレベル4の魔界劇団では貴重な高スケール要因でもあります。
スケールは7とティンクル・リトルスターと比べると低めですが
代わりに魔界劇団の縛りがなく他のテーマを混ぜる時に活きてきます。
そもそも現在魔界劇団にはレベル5,6のモンスターがいないので
そのあたりからも他のテーマを混ぜる事を意識しているのでしょう。
逆にペンデュラム効果による特殊召喚を目当てに
他のデッキに1枚だけ出張させるという手もあります。
眷竜スターヴや眷竜リベリオンの素材として結構価値があります。
魔界劇団にも新マスタールールを意識したカードが登場しました。
沢渡さんは新マスタールールもしっかり理解しております