サイトアイコン 遊戯王考察好きMUGEN次元

城塞クジラ、潜海奇襲(シー・ステルス・アタック):遊戯王カード考察  原作再現度かなり高い!

6月3日に「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編-」が発売されます。

城之内がパッケージが堂々と飾っており彼が使うレッドアイズの他にも

舞が使ったアマゾネスも収録されておりどうやら城之内及び

彼に関係のあるデュエリストを中心に揃えたデュエリストパックのようです。

今回紹介するのはそんなレジェンドデュエリスト編よりこのカードです。

 

 

 

城塞クジラ
効果モンスター
星7/水属性/魚族/攻2350/守2150
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在する場合、
自分フィールドの水属性モンスター2体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「潜海奇襲」1枚を選んで自分フィールドにセットする。
③:1ターンに1度、自分フィールドの水属性モンスター1体のみを対象とする
相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

 

 

要塞クジラのリメイクモンスターとなるレベル7モンスターです。

要塞クジラとレベル、属性、攻撃力守備力などが同一です。

要塞クジラと違い儀式モンスターでなくなっていますが

これは原作の儀式モンスターではない要塞クジラを意識している為と思われます。

リメイク元の要塞クジラに比べて砲塔部分がパワーアップしています。

また狂暴な顔つきだった要塞クジラと違い穏やかな表情になっています。

 

 

①の効果は1ターンに1度、自分の場の水属性2体をリリースする事で

手札か墓地から特殊召喚できるというものです。

海皇龍 ポセイドラの特殊召喚条件と似ており

あちらと違って必要なリリースが3体から2体から減っており

またレベルに関係なくリリース要因にする事が可能になっています。

ポセイドラ同様海皇が持つ「水属性モンスターの効果の為にリリースされる」

という発動条件を持つ効果のトリガーとしても機能します。

墓地から黄泉ガエルを蘇生すれば実質1体のリリースでOKですが

②の効果を発動する前提だと黄泉ガエルとは少しかみ合わせが悪いかもしれません。

 

 

②の効果は特殊召喚に成功した場合に

デッキから潜海奇襲をフィールドにセットできるというものです。

潜海奇襲の性能は後述しますがこれにより

潜海奇襲を軸とした戦術が非常にやりやすくなります。

 

 

③の効果は1ターンに1度、水属性モンスター1体を対象とする

相手の魔法罠、モンスター効果が発動した場合に

その発動を無効にして破壊するというものです。

原作の要塞クジラが持っていた飛行能力を疑似的に再現したものであり

実際にこの効果で原作のように落とし穴を無効化する事が可能です。

言ってしまえば自分の水属性モンスター全員に

全体で1回だけ対象耐性を付与するようなものです。

潜海奇襲が発動している状態であれば戦闘破壊も難しくなるため

中々に高い生存性能を確保する事が可能です。

 

 

 

このカードの効果でセットできる潜海奇襲についても紹介します。

 

潜海奇襲
永続罠
①:このカードの発動時の効果処理として、
自分の手札・墓地の「海」1枚を選び、発動できる。
②:フィールドに「海」が存在する場合、
表側表示のこのカードは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分フィールドの水属性モンスター1体を
エンドフェイズまで除外して発動できる。
このターン、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カードは
相手の効果では破壊されない。
●元々のレベルが5以上の自分の水属性モンスターが
相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。
その相手モンスターを破壊する。

 

 

原作で見せた梶木漁太の戦術であるシーステルスを上手く再現した永続罠です。

イラストでは漆黒の豹戦士パンサーウォリアーに対して

伝説のフィッシャーマンが飛び上がって襲い掛かっている構図になっています。

アニメにおけるマジックアームシールドを装備したパンサーウォリアーに

シーステルスが破られフィッシャーマンが捕獲されるシーンと構図が似ていますが

このイラストにおけるパンサーウォリアーは盾が通常のままになっています。

まさしくパンサーウォリアーに対して奇襲を仕掛けているシーンと思われ

原作における意趣返しを決めているイラストだと言えるでしょう。

 

 

①の効果はこのカードの発動時に

自分の手札、墓地から海を選んで発動できるというものです。

城塞クジラの②の効果と合わせれば城塞鯨の効果でこのカードをセットしつつ

さらにこのカードの効果で墓地から海を発動できるため

最大で2枚分の魔法罠を城塞クジラ1枚から発動可能です。

また忘却の海底神殿や幻煌の都 パシフィス、伝説の都 アトランティスといった

「海」として扱うカードも問題なく発動可能なので

これらのカードを軸にするデッキにおいても有効活用が可能です。

 

 

②はフィールドに海が存在している場合に2つの効果を得るというものです。

前提条件は①の効果で満たせるので難しくないでしょう。

効果の1つは1ターンに1度、自分の場の水属性モンスター1体を

エンドフェイズまで除外する事でそのターンの間、

自分の表側表示の魔法罠に効果破壊耐性を付与するというものです。

まさに漫画やアニメで梶木がモンスターを海に隠す事で

相手の攻撃から身を守ったシーステルスそのものと言える効果であり

自分の水属性モンスターを除去や戦闘から守りつつ

海をはじめとする表側表示の魔法罠を相手の除去から守る事が可能です。

この状態となった魔法罠を除去するにはコズミックサイクロンなどの除外や

城之内が行ったようにハリケーン等でバウンスする必要があります。

ハリケーン禁止カードだけどな!

 

もう1つの効果は元々のレベルが5以上のモンスターが相手と戦闘を行う場合

そのダメージステップ開始時に発動、その相手を破壊してしまう強制効果です。

これも原作に置いて海に隠れた伝説のフィッシャーマンが

相手モンスターに闇討ちを仕掛けて倒したのを再現した効果と言えます。

1ターンにおける発動制限がなく、レベル5以上の水属性が複数いれば

その全員が戦闘時に相手モンスターを破壊する事が可能です。

元々のレベルを参照するので伝説の都 アトランティスなどで

レベルが下がっている場合でも破壊効果は発動します。

逆に忘却の都 レミューリアなどでレベルを5以上にしても

この破壊効果が発動しない点には注意しましょう。

 

 

特に城塞クジラやフィッシャーマンとの相性を意識しているカードですが

とにかく幻煌の都パシフィスが生命線となる幻煌龍においても

墓地の幻煌の都パシフィスを再利用できる上に

パシフィスに破壊耐性も付与してくれるこのカードは重宝します。

戦闘時の破壊効果が強制効果の為、幻煌龍用の装備魔法とのかみ合わせは悪いですが

それを踏まえてもパシフィスを場に維持しやすくなるのはありがたいです。

パシフィスの効果で出せる幻煌龍トークンも積極的に戦闘に参加させられます。

 

忘却の都 レミューリアとの相性も非常に良好で

レベル5の水属性であればリリースなしで召喚した上で

その全てに戦闘時に破壊効果を付与する事が可能です。

レベル5の水属性にはダイナミスト・ブラキオンのように場に出しやすいカードもあり

それらを積極的に展開していけば戦闘で相手モンスターを次々と破壊可能です。

ダイナミストであればレベル5以上を複数並べるのも難しくありません。

 

 

城之内VS梶木戦はかなり王国編のルールの名残があるというか

ぶっちゃけ言ったもん勝ちルールがかなり横行していましたが

今回のこれらのカードによりアニメの再現が非常にしやすくなりました。

こういう原作を強く意識したカードの存在は嬉しいですね。

モバイルバージョンを終了