今回紹介するのはコード・オブ・ザ・デュエリストよりこのカードです。
覇王眷竜ダークリベリオン
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
闇属性レベル4のPモンスター×2
①:1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
ターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力を0にし、
その元々の攻撃力分このカードの攻撃力をアップする。
②:自分・相手のバトルフェイズにこのカードをEXデッキに戻して発動できる。
自分のEXデッキの表側表示のPモンスターの中から
「覇王眷竜」モンスターまたは「覇王門」モンスターを
合計2枚まで選んで守備表示で特殊召喚する。
漆黒の闇に住まう叛逆の牙よ!
我に屈し!我に従え!
エクシーズ召喚!ランク4!
覇王眷竜ダークリベリオン!!
覇王龍ズァークの眷属となったダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンです。
アークファイブにおいてズァークが使用したカードであり
覇王眷竜ダークヴルム2体を素材にエクシーズ召喚、
その効果によって黒咲とカイトを葬り去り零児も大いに苦しめました。
アニメでは
・相手のエクシーズ召喚に反応して相手ターンにエクシーズ召喚可能
・このカードがある間他のエクシーズに攻撃できなくさせる
・フリーチェーンで墓地から覇王眷竜2体を蘇生して相手エクシーズの攻撃力を0に
といったラスボスのカードに相応しい効果を持っていましたが
さすがにやりすぎたためかOCG化に伴い弱体化しています。
元のダークリベリオンと比較して覇王眷竜特有の緑のラインが光っている他
特徴的な顎もまっすぐ伸びていたりと細部に細かい変更がなされています。
他の覇王眷竜は元と比べて全体的に暗い色合いになっていましたが
ダークリベリオンは元が黒だった事もありむしろ明るくなっている印象があります。
エクシーズ素材にはレベル4の闇属性ペンデュラム2体を要求しています。
アニメのように覇王眷竜ダークヴルムをエクシーズ素材に活用できる他に
竜魔王ベクターPがレスキューラビットに対応しているのでこちらもオススメです。
また魔術師や魔界劇団にはレベル4の闇属性ペンデュラムが数多く揃っているので
これらのデッキでもエクシーズ召喚が狙いやすいです。
覇王龍ズァークの③の効果でも特殊召喚できますが
エクストラデッキから特殊召喚するモンスターゾーンの枠が必要になります。
刻剣の魔術師などでズァークにEXモンスターゾーンからどいてもらう工夫が必要になります。
①の効果は1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘するダメージ計算時に
オーバーレイユニットを1つ消費して発動、
そのターンの間戦闘する相手モンスターの攻撃力を0にして
そのモンスターの元々の攻撃力分だけ自身の攻撃力に加えるというものです。
元のダークリベリオンを強く意識した効果であり奪う攻撃力が全てにパワーアップした他
発動タイミングがダメージ計算時、使用するエクシーズ素材が1つといった違いがあります。
むしろ発動タイミングの変わったダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン
といった方が適切な効果と言えます。
元のダークリベリオン以上に殺意に満ち溢れた効果であり
効果と攻撃さえ通れば4000、5000程度のダメージは簡単に叩きだせます。
対象を取らない効果であるのも特徴で対象耐性を持っているような大型モンスター相手でも
その攻撃力を奪って攻撃する事が可能です。
例えば覇王龍ズァークに攻撃すれば6500ものダメージを相手に与えられます。
覇王眷竜のくせして覇王龍涙目の効果だと言えるでしょう。
②の効果は自分・相手のバトルフェイズ時にこのカードをエクストラデッキに戻す事で
自分のエクストラデッキから表側表示の覇王眷竜か覇王門を
2体まで選んで守備表示で特殊召喚するというものです。
アニメの墓地からダークヴルム2体を蘇生した効果を意識したものとなっていますが
アニメと違い墓地からではなくエクストラデッキからの特殊召喚になっており
また攻撃に参加させる事も出来なくなっているなど痛い点が多いですが
代わりに覇王門にも対応するようになっています。
エクストラモンスターゾーンの関係上2体特殊召喚する事は難しいですが
覇王門無限や覇王門零を場に出せばさらにそれらの効果に繋げることも可能です。
このカードが破壊されてしまうような状況であれば1体だけでも出す価値はあるでしょう。
また覇王眷竜ダークリベリオンはエクストラデッキに戻る為、
上手く活用すれば1枚しかないこのカードを何度も使いまわすことも出来ます。
特にリンク召喚も活用したい場エクストラデッキ枠の節約にお世話になるでしょう。
②の効果は新マスタールールにおいては少し使いづらい効果になってはいますが
①の効果だけでも十分すぎるほどに強力なカードです。
元のダークリベリオンもライフ2500以下に対する詰めとして活躍してましたが
このカードはそれ以上に詰めの一手として強力になっています。
必要なオーバーレイユニットの数も1つだけになっており
エクシーズ・リボーンなどで蘇生蘇生させても活かす事が可能です。
ただそれ故にオーバーレイユニットを使い切るのが難しくなっており
発動タイミングの関係もあってRUM-幻影騎士団ラウンチを使いたい場合には
元のダークリベリオンの方が向いているでしょう。
その一方幻影騎士団ラウンチによるランクアップ先としては有力な候補の1つです。
幻影騎士団であればブレイクソードを蘇生させる手段も多く、
それに幻影騎士団ラウンチを使えば出す事が可能です。
とにかくこのカードの攻撃が通れば勝てるという場面はかなり多い為
1枚ほどエクストラデッキに忍び込ませておいて損はないでしょう。
覇王眷竜はどのカードもかなり強力ですがこいつもその例にもれず強力です。
1回こいつで殴ってやればきっと相手もその強さを実感してくれる事でしょう。
覇王眷竜のおかげで新マスタールールでも闇属性ペンデュラムはやっていけそうです。