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ドン・サウザンドの契約:遊戯王カード考察

バーンとして使う?それともロックとして使う?

 

今回紹介するのは20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVEよりこのカードです。

 

 

 

ドン・サウザンドの契約
永続魔法
「ドン・サウザンドの契約」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、
お互いのプレイヤーは1000LPを失い、それぞれデッキから1枚ドローする。
②:お互いのプレイヤーは、
このカードが魔法&罠ゾーンに存在する間にドローしたカード及び、
このカードの①の効果でドローしたカードを公開し続ける。
③:このカードの効果で手札の魔法カードを公開しているプレイヤーは、
モンスターを通常召喚できない。

 

 

なかなか特殊な効果を持った永続魔法です。

ZEXALにおいてベクターがナッシュ戦で使用したカードであり

ナッシュにライフ2000の「場所代」を払わせた上で発動、

コストとして墓地に送られるまでお互いの通常召喚を封じました。

アニメでは相手が2000の場所代を払わない限り発動できませんでしたが

OCG化にあたり場所代を1000ずつお互いで割り勘して発動する形になりましたが

相手にも強制的に場所代を払わせられるように変更されています。

 

 

イラストではベクターがドン・サウザンドと契約した扉が描かれています

既に扉が少し開かれており邪悪な影が下に伸びてるのが特徴的ですね。

また扉の上にはRUM-千死蛮巧と同じバリアンズシールの紋章があります。

 

 

①の効果は1ターンに1度、このカードが発動した時に

お互いのプレイヤーが1000ライフの場所代を払いつつドローするものです。

②や③の効果の為の布石となる効果ですが

この効果自体がお互いのライフを1000減らしつつドローも出来る

1つのバーンカードとしての側面もあります。

1ターンに1度しか発動できない点が痛い所ですが永続魔法である為、

手札に戻す事が出来れば次のターンに再度発動を狙う事も可能です。

 

 

②と③の効果は①の効果でのドローも含め

このカードが魔法罠にある状態でドローしたカードを全て公開、

そして魔法カードを公開しているプレイヤーは通常召喚を封じられるというものです。

一種のロック効果ですがあくまで「魔法カードを公開している間」限定のロックなので

魔法カードをドローしてもそれを発動かセットしてしまえばロックが解除されます。

実際にこの効果による通常召喚のロックを行いたい場合、

魔封じの芳香とダーク・シムルグを組み合わせたいわゆる「アロマダムルグ」を実施するか

禁止令で相手が公開している魔法カードを狙い撃ちして発動とセットを封じるなど

別のカードと組み合わせる必要があるでしょう。

また自分自身にもこのロックは適用されるため魔法カードの採用率を下げる、

もしくは最初から通常召喚に依存しないデッキで使うなど

自分の首を絞めない為の工夫が求められます。

いっその事最初から通常召喚自体は狙わずに相手の手札の公開を目当てに

マインド・クラッシュやThe suppression PLUTOなど

相手の手札のカードを当てる必要のある効果のサポートとして使う選択肢もあります。

 

 

このようにバーンカードとロックカード、2種類の側面のある中々面白いカードです。

どちらもお互いに影響する効果を持つ為、使いどころは難しいですが

上手く使えば中々いやらしいカードとして機能してくれるでしょう。

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