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ムーンバリア:遊戯王カード考察

相手のメインフェイズ2を奪い取れ!

 

今回紹介するのは20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVEよりこのカードです。

 

 

 

ムーンバリア
速攻魔法
①:モンスターの攻撃が無効になった時、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このターンのエンドフェイズになる。
●自分フィールドの「希望皇ホープ」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで元々の攻撃力の倍になる。
②:自分フィールドの「希望皇ホープ」XモンスターがX素材を1つ取り除いて効果を発動する場合、
取り除くX素材の代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 

 

希望皇ホープの効果名となるいわゆる必殺技カードの1つとなる速攻魔法です。

希望皇ホープには既にホープ剣スラッシュという必殺技カードもある為、

必殺技カードを2種類持っているという豪華待遇です。

 

イラストでは背中のウィングをシールド状に展開して敵の攻撃を防いでいます。

このシールドが弧を描いた形だからムーンバリアという名称なのかもしれません。

 

 

①の効果はモンスターの攻撃が無効になった時に

2つある効果のうちどちらかの効果を発動できるというものです。

1つはそのターンをエンドフェイズまで飛ばしてしまうという効果です。

相手ターンに発動する事が前提ですが相手のメインフェイズ2をまるまる飛ばせる為

状況次第では相手の思惑を大きく崩す事が可能です。

特に「ターン終了直前に伏せカードをセットする」という相手の場合、

無防備な状態でこちらのターンに持ち込めるケースも多いでしょう。

基本的には相手ターンに発動する事になる効果ですが

バトルフェイズを途中からスキップ出来るので

古の森などのバトルフェイズ終了時の効果を無視するといった芸当が可能なので

そういったカードを使う場合自分ターンに使うケースも出てくるかもしれません。

 

もう1つの効果は希望皇ホープと名の付くモンスター1体の攻撃力を

そのターンの間元々の攻撃力の倍にするというものです。

ダブル・アップ・チャンスと違い追加攻撃する効果は無い為

基本的にはダブル・アップ・チャンスとの併用が前提となるでしょう。

併用する事で希望皇ホープであれば攻撃力を10000にする事が可能です。

 

 

②の効果は希望皇ホープと名の付くモンスターがエクシーズ素材を1つ消費する場合

墓地のこのカードを除外する事で使用するエクシーズ素材の代わりになれるというものです。

あくまで「1つだけエクシーズ素材を使用する効果」の為に

2つ以上素材を使うホープ・ザ・ライトニングやホープONEの効果には使えません。

希望皇ホープや希望皇ホープ・ルーツの効果使用回数を増やせるので

少しだけ上記2枚の場持ちを強める事が可能です。

状況によっては希望皇ホープレイの効果を3回以上発動したりとかも狙えます。

強力な効果というわけではないですが墓地コストだけで発動が可能なので

①の効果のおまけ的に考えておくといいでしょう。あって困る効果ではありません。

 

 

①の効果としては主にエンドフェイズに持ち込む効果を使う事になるでしょう。

攻撃を無効に出来るカードは多く希望皇ホープや希望皇ホープルーツ以外にも

速攻のかかしやEMコール、ネクロ・ガードナーなどでも発動が可能です。

この効果だけを目当てにするのであれば

ホープを使わないデッキであっても採用を検討してもいいでしょう。

くず鉄のかかしと一緒に併用してみるのも面白いんじゃないでしょうか。

ただバトルフェーダーのような「バトルフェイズを終了する」効果だと

攻撃そのものを無効にしているわけではないので発動できない点には注意でしょう。

攻撃反応罠と同じく攻撃宣言時が発動タイミングとなるので除去こそされやすいですが

無理やりターンを終了させられる点は中々見逃せないポイントです。

基本的に伏せカードはターン終了の直前に伏せるのがセオリーとなっていますが

今後そのセオリーも覆されるかもしれませんね。

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