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遊戯王アークファイブ第139話『闇に染まる眼』感想

遊戯王ARC-V139話の感想です。

ズァークに立ち向かう4番手は沢渡とクロウ。

ここまで負け続けの沢渡は果たしてズァークに何を見せてくれるのでしょうか。

 

 

笑顔とは

遊矢を元に戻してやると息巻く沢渡とクロウ、

しかしズァークは自らの意思でモンスターと一体化し戻るつもりはないと主張します。

覇王龍ズァークが相手モンスターを戦闘破壊した事で効果発動、

エクストラデッキから覇王眷竜ダークヴルム2体を特殊召喚します。

そしてズァークはカードを3枚伏せてターンエンド

 

一方場面は零児と零羅、零羅がまたレイの電波を受信しています。

どうやら零王は4枚の花鳥風月カードを持って自分が戦おうとしているようです。

そして零羅は零児と零王に和解をして2人に幸せになって欲しいと零児に告げます。

確かにこのままズァークを倒せば世界は平和になるのかもしれません。

しかし親子の仲が不仲のままではそこに零児と零王の間に幸せはありません。

零羅は世界の平和もそうですが何よりも自分の兄や父に笑顔になって欲しいのです。

零児もその零羅の想いに何かを感じ取ったのでしょう。

それに同意するように頷き零王の元へと足を進めます。

 

 

初ダメージ

クロウのターン、ドロー。

沢渡はクロウに先を越されたと動揺しています。

でもこの場面でもいつものノリでいるのはさすが沢渡といった所ですね。

まずはチューナーであるBF-東雲のコチを召喚、

続いて手札からBF-白夜のグラディウスを特殊召喚します。

そして2体でチューニングしA BF-驟雨のライキリをシンクロ召喚です。

ですがシンクロモンスターがシンクロ召喚された事でズァークは

2体のダークヴルムを素材に墓地からクリアウィングのシンクロ召喚します。

そう、覇王眷竜クリアウィングは墓地からでもシンクロ召喚できるのです。

そしてクリアウィングの効果により驟雨のライキリは破壊、

しかしクロウにとってそれは想定済みでした。

速攻魔法「黒羽幻風(ブラックフェザーイリュージョン)」を発動、

先ほど破壊された驟雨のライキリを復活させます。

そして驟雨のライキリでクリアウィングを攻撃しますが

クリアウィングの戦闘時の効果によりまたも驟雨のライキリが破壊されてしまいます。

クロウはこれも想定済みでした。

速攻魔法「黒羽限界突破(ブラックフェザーリバース)を発動、

ダメージを無効にしつつエクストラデッキからA BF-涙雨のチドリを特殊召喚、

自身の効果で攻撃力を3500まで上昇させた上でクリアウィングを攻撃します。

クリアウィングの効果は1ターンに1度の為、今度は見事に戦闘破壊に成功、

それでもズァークは覇王門零と覇王門無限の効果でダメージを受けないと得意げですが

クロウは墓地の黒羽限界突破を除外して場の魔法カード、

つまり覇王門零と覇王門無限のペンデュラム効果を無効にしてダメージを通します。

 

何気に初めてのダメージを受けたズァークですがただでは転びません、

永続罠「覇王乱舞」を発動、これは相手モンスターに強制戦闘させる効果であり

涙雨のチドリを無理やり覇王龍ズァークに攻撃させて返り討ちにさせます。

これにより覇王龍ズァークの効果が再度発動、

エクストラデッキからダークヴルム2体を特殊召喚します。

しかしクロウも涙雨のチドリが破壊された事で墓地の驟雨のライキリを蘇生、

その効果で覇王乱舞を破壊しようとしますが覇王乱舞のさらなる効果により

場の覇王カードを破壊から守ります。

守りの完璧なズァークに対しクロウは「そんなに負けるのが怖いのか?」と一言、

これに対してズァーク、「黙れ」と声を荒げておりかなり感情を露わにしています。

ズァークはリアルソリッドビジョンが誕生する以前は

成績のぱっとしないデュエリストだったそうなので

もしかしたら敗北に結構なトラウマを持っているのかもしれません。

クロウはこれでターンエンドです。

 

 

沢渡劇場

お楽しみはこれからだ!

クロウに後を託された沢渡は高らかに遊矢の決め台詞を宣言します。

スーパーウルトラハイパーストロングデュエリスト沢渡のターン、ドロー。

まずファンキーコメディアンとデビルヒールでペンデュラムスケールをセッティング、

ビッグ・スター、ワイルド・ホープ、プリティ・ヒロインの3体をペンデュラム召喚です。

ですがズァークはペンデュラム召喚に対抗する手段も持っていました、

ダークヴルム2体をリリースして現れたのは覇王眷竜オッドアイズ。

遊矢のドラゴンが登場した事で周囲も動揺を隠せていません。

ビッグ・スターの効果によりデッキから魔王の降臨をサーチしますが

覇王龍ズァークの効果によりこれは破壊されてしまいます。

しかし沢渡もまたズァークのその行動は把握済みでした。

沢渡は手札から魔界台本「魔界の宴咤女」を発動、宴咤女と書いてエンタメと読みます。

これは自分の場の魔界劇団1体をリリースする事で

墓地から魔界台本1枚をフィールドにセットできる効果を持っており

プリティヒロインをリリースし先ほど破壊された魔王の降臨をセットします。

あくまでセットする効果なので覇王龍ズァークの効果では破壊されません。

 

 

覇王龍ズァークの最後の効果

そしてセットした魔王の降臨を早速発動、

場にいる魔界劇団の数まで相手のカードを破壊します。

ズァークは覇王乱舞の効果で破壊を無効にしようとしますが

どうやら覇王乱舞の破壊を無効にする効果、チェーンして発動するタイプのようで

魔王の降臨はレベル7以上のモンスターがいる時に相手のチェーンを封じる為、

覇王乱舞の発動を見事阻止しました。

しかし今度はオッドアイズの効果により破壊を封じます。

沢渡は少しの間焦った顔を見せますがすぐにいつもの調子を取り戻します。

やっぱりこういう風にすぐに強がれる所が沢渡の魅力であり強さですね。

沢渡は守りの姿勢ばかりのズァークを批判、

以前舞網チャンピオンシップで戦った時の事を「伝説のデュエル」と称しながら

危険に積極的に立ち向かっていた遊矢のチャレンジ精神を説きます。

つまりズァークに対して「前はもっとすごかったぞ」と言ってるわけでして

これに対してズァークはかなり激高しています。

どうもこの人、あんまり煽り耐性高くないみたいですね。

 

沢渡は間髪入れずに魔界の宴咤女の効果でワイルドホープをリリース、

魔王の降臨を再度場にセットして発動、覇王龍ズァークを破壊しようとします。

しかしこれでも覇王龍ズァークを破壊する事はできませんでした。

覇王龍ズァークの最後の効果、それは融合・シンクロ・エクシーズが墓地にある限り

フィールドから離れる効果を覇王龍ズァークは受けないというものです。

ズァークの周りには今まで破壊されてきたモンスターが守るように漂っています。

 

 

親子が共闘する間もなく・・・

今まで戦ってきた仲間たちのカードが覇王龍ズァークを守っているという事実に

絶望に打ちひしがれる沢渡とクロウ。

しかしその戦いが無駄ではないと主張する人物がいました。

颯爽と現れて乱入してきたのはなんと赤馬零王。

アークファイブによって現れた花鳥風月カードを手に入れ、

ズァークを倒そうとやってきたのです。

3体1の状態になったのもつかの間、ズァークは覇王乱舞を再び発動、

驟雨のライキリとビッグスターを覇王龍ズァークに強制戦闘させて戦闘破壊、

そして追い打ちをかけるかのように覇王眷竜オッドアイズの効果が発動、

それぞれの戦闘ダメージを2倍にして沢渡とクロウのライフを0にします。

 

こうして残るは零王のみとなりましたがここでさらに零児が乱入、

親子2人でズァークの前に立ちはだかります。

ズァークは零王の事はしっかりと覚えており、

零王が生み出したリアルソリッドビジョンのおかげで自分はモンスターの心を知り、

そして今覇王龍ズァークとしてここにいる事を告げます。

この時の回想には当時のズァークの素顔も写っており

一人称も「我」から「俺」になっておりかなり素の部分が出てきています。

あ、やっぱりそのしゃべり方作ってたんですねズァークさん

零王のターン、ドロー。

まず零王は魔法カード「精霊決壊」を発動、

エクストラデッキの大精霊機巧軍-ペンデュラム・ルーラーを墓地に送ります。

覇王龍ズァークを守るカードをさらに増やす形ですが

これは4枚の花鳥風月カードを発動する為の布石のようです。

どうやらこの4枚のカード墓地に融合モンスター3枚がいる事が発動条件のようで

ディストピアガイとデストーイマッドキマイラと合わせて条件を満たせるわけですね。

ですが覇王龍ズァークはこの花鳥風月カードの対策をしっかり考えていました。

ズァークは永続罠「覇王無礼」を発動、

これはこのカード以外の場の覇王カードの数だけ相手の手札を破壊するカードであり

さらに破壊した数×300だけそのカードの持ち主にダメージを与えます。

これにより零王は4枚の花鳥風月カードを破壊された上でライフが0になりました。

プロフェッサー、完全に出オチです

何せ乱入してから倒されるまで5分も経っていないように感じます。

 

一方で単独行動をとっていた零羅は復活を果たそうとするレイと出会っていました。

 

 

 

 

 

 

 

だんだんとズァークという人間の素顔がはっきりしてきましたね。

負けるのが怖いと指摘されて激高したりと

今までのラスボスに比べて随分と人間らしさの感じられる存在です。

人類を滅ぼそうとして戦いながら自分に立ち向かう相手を望んでいるなど

行動の節々に矛盾が見られるのもそういった人間らしさが原因なのかもしれません。

あとやっぱり所々デュエル好きな部分が垣間見えますね。

 

次回予告 140話『魂のペンデュラム』

「覇王龍ズァークこそペンデュラムの真の創始者」

中々すごい事をズァークがいってます。

どうやら今まで謎に包まれてたペンデュラム召喚の謎が解明されそうですね。

 

超熱血!デュエル塾

司会は零児と沢渡。

覇王龍ズァークの効果の全貌が明かされた為に改めてその解説です。

そして今回登場した覇王眷竜オッドアイズのデータも載っています。

 

覇王眷竜オッドアイズ
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【Pスケール:青4/赤4】
①:自分フィールドの「覇王」モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを自分のエクストラデッキに表側表示で加える。
【モンスター効果】
①:自分フィールドに「覇王龍ズァーク」が存在し、
相手フィールドにPモンスターがP召喚された場合、
このカードは自分フィールドの「覇王眷竜」モンスター2体をリリースして
手札・デッキ・エクストラデッキから特殊召喚できる。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はこのカード以外のPモンスターを攻撃対象にできない。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
フィールドのPカードは1ターンに1度だけ、戦闘・効果では破壊されない。
④:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分のPモンスターの戦闘で相手が受ける戦闘ダメージは倍になる。
⑤:このカードを自分のエクストラデッキに表側表示で加えて発動できる。
エクストラデッキからこのカード以外の「覇王眷竜」Pモンスター2体を特殊召喚し、
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力を0にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。

 

他の覇王眷竜に比べたらちょっと控えめかなとも思ってましたが

⑤の効果がよりえげつなくなっていました。

なんと各召喚法メタでなく全モンスターの攻撃力を0にします。

ただ自分のペンデュラムを守る効果が中心であり

相手のペンデュラムをメタる効果は持っていない為

やはりペンデュラムモンスターがズァーク攻略の鍵になりそうですね。

 

 

魔界台本「魔界の宴咤女(エンタメ)」
永続魔法
①:自分フィールドの「魔界劇団」モンスター1体をリリースし、
自分の墓地の「魔界台本」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。

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