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真竜(しんりゅう)「アドバンス召喚軸」:遊戯王テーマ考察

竜剣士ラスターPと竜魔王レクターPの対決は2人が合体し

真竜剣士マスターPになるスペリオルドラゴン路線で決着を見せました(多分)

しかしそんな中、また新たなる脅威がやってきました。

それが真竜皇アグニマズドV、真竜皇ババルストスF、真竜皇リトスアジムD、

そしてそれらを束ねる真竜皇V.F.D.という「真竜皇」です。

そんな真竜皇に対抗する為に真竜剣士マスターPは

メタルフォーゼ、クリストロン、十二獣に真竜皇へ立ち向かう力を分け与えました。

そして自身もまた真竜剣皇マスターPへと進化し真竜皇へと挑む。

恐らく真竜のストーリーはそんな所だと思われます。

今までに何度か「真竜」という名前の付くモンスターが存在していましたが

マキシマム・クライシスにおいて「真竜」が1つのテーマとして確立するようになりました。

さて、このテーマは前述のように2つの勢力が争っているわけですが

そのどちらの勢力も「真竜」という同じカテゴリに属している特徴が存在します。

ですがカテゴリこそ同じですがテーマとしての特徴は2つの勢力でかなり違っています。

両方に恩恵のあるカードもあり2つの勢力を混ぜたデッキを作ることも可能ですが

その場合かなり慎重なバランス配分が要求されます。

敵味方が力を合わせるデッキはロマンに溢れていて非常に魅力的ですが

まずはどちらか片方の勢力を中心にデッキを作ってみるのがいいでしょう。

そこで真竜剣皇マスターP側の勢力を「アドバンス召喚軸」

真竜皇V.F.D.側の勢力を「ランク9軸」と分けた上で

今回はアドバンス召喚軸の方を紹介していこうと思います。

 

 

 

真竜導士マジェスティM(しんりゅうとうしマジェスティメイデン)
効果モンスター
星5/風属性/幻竜族/攻2300/守1500
このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合、
モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。
①:1ターンに1度、アドバンス召喚したこのカードが存在し、
相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。
デッキから「真竜」モンスター1体を手札に加える。

 

真竜戦士イグニスH(しんりゅうせんしイグニスヒート)
効果モンスター
星5/炎属性/幻竜族/攻2400/守1000
このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合、
モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。
①:1ターンに1度、アドバンス召喚したこのカードが存在し、
相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。
デッキから「真竜」永続魔法カード1枚を選び、
手札に加えるか自分フィールドに発動する。

 

真竜騎将ドライアスⅢ世(しんりゅうきしょうドライアスさんせい)
効果モンスター
星6/地属性/幻竜族/攻2100/守2800
このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合、
モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。
①:アドバンス召喚した表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキから「真竜」モンスター1体を守備表示で特殊召喚できる。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドの「真竜」モンスターは
相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。

 

真竜拳士ダイナマイトK(しんりゅうけんしダイナマイトナックル)
効果モンスター
星6/水属性/幻竜族/攻2500/守1200
このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合、
モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。
①:1ターンに1度、アドバンス召喚したこのカードが存在し、
相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。
デッキから「真竜」永続罠カード1枚を選び、
手札に加えるか自分フィールドに発動する。

 

真竜剣皇マスターP(しんりゅうけんおうマスターピース)
効果モンスター
星8/光属性/幻竜族/攻2950/守2950
このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合、
モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。
①:このカードは、このカードのアドバンス召喚のためにリリースしたカードと
元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を受けない。
②:アドバンス召喚したこのカードが存在する場合、
1ターンに1度、自分の墓地の永続魔法・永続罠カードを1枚除外し、
このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

 

真竜機兵ダースメタトロン(しんりゅうきへいダースメタトロン)
効果モンスター
星9/光属性/幻竜族/攻3000/守3000
このカードを通常召喚する場合、モンスター3体をリリースして召喚しなければならず、
モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。
①:このカードは、このカードのアドバンス召喚のためにリリースしたカードと
元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を受けない。
②:アドバンス召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
地・水・炎・風属性のいずれかの
融合・S・Xモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。

 

真竜凰の使徒(しんりゅうおうのしと)
永続魔法
「真竜凰の使徒」の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の「真竜」カード3枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキに加えてシャッフルする。
その後自分はデッキから1枚ドローする。
②:自分メインフェイズに発動できる。
「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。
③:このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

 

真竜の継承(しんりゅうのけいしょう)
永続魔法
「真竜の継承」の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
このターンにフィールドから墓地へ送られた
「真竜」カードの種類(モンスター・魔法・罠)の数だけ、
自分はデッキからドローする。
②:自分メインフェイズに発動できる。
「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。
③:このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

 

ドラゴニックD(ドラゴニックダイアグラム)
フィールド魔法
①:フィールドの「真竜」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
アドバンス召喚した「真竜」モンスターは
それぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊し、
デッキから「真竜」カード1枚を手札に加える。

 

真竜皇の復活(しんりゅうおうのふっかつ)
永続罠
「真竜皇の復活」の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、
①②の効果は同一チェーン上では発動できない。
①:自分の墓地の「真竜」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
②:相手メインフェイズに発動できる。
「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。
③:このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。

 

真竜の黙示録(しんりゅうのもくしろく)
永続罠
「真竜の黙示録」の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、
①②の効果は同一チェーン上では発動できない。
①:このカード以外の自分フィールドの「真竜」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、
相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。
②:相手メインフェイズに発動できる。
「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。
③:このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。

 

 

テーマの特徴を挙げると以下のような感じです。

・過去の竜剣士、竜魔王絡みのテーマをモチーフにしたモンスター達である

・幻竜族が中心であり全て上級、最上級モンスターのアドバンス召喚テーマである

・永続魔法や永続罠をリリースしてアドバンス召喚が可能

・モンスター、永続魔法、永続罠を満遍なくリリースする事で真価を発揮する

・マリアムネは敵に寝返りました

 

このテーマは過去に竜剣士、竜魔王と関連のあったテーマをモチーフにしたカードがあり

真竜戦士イグニスHはイグナイト、真竜導士マジェスティMはマジェスペクター、

真竜拳士ダイナマイトKはダイナミストの力を受け継いでいる事が

属性や名前、イラストなどから推察できます。

真竜騎将ドライアスⅢ世は他の3つのカードとは名前の付け方が異なっていますが

恐らく名前は「ドラゴン」と「ゴライアス」を組み合わせたものであり

アモルファージ・イリテュムの英語名がアモルファージ・ゴライアスである事から

地属性である事も考えアモルファージの力を受け継いでいるのだと思われます。

この4体のモンスターは「真竜凰の使徒」のイラストでパーティーを組んでおり

カード名から判断すると彼らは真竜凰マリアムネから力を貰った存在なのでしょう。

そのマリアムネは敵と組んだ方が相性いいんだけどな!

 

また一方でマスターPも真竜剣皇マスターPへと生まれ変わっています。

背中の翼は各真竜皇についているものと似ており

もしかしたら真竜皇の力を取り込んだのかもしれません。

 

 

このテーマの特徴は何といっても

「永続魔法、永続罠をリリースしてアドバンス召喚できる事」です。

真竜用の永続魔法、永続罠はいずれもフィールドで墓地へ送られた時に

相手のモンスターや魔法罠を破壊する効果を持っており

これらのカードをアドバンス召喚のリリース要因にする事で

アドバンテージが稼げるようにデザインされています。

アドバンス召喚でありながらリリース用の下級モンスターがいない点からも

積極的に永続魔法や永続罠をリリースするように作られている事が伺えます。

ただしこれらの永続魔法や永続罠はアドバンス召喚をサポートする効果もあり

フィールドに残しておく事がメリットになるケースも多いため、

常にリリースするべきかどうかの判断をしていく事が重要となるでしょう。

なおこれらの永続魔法や永続罠は相手に破壊されても除去効果を破壊できる為

ハーピィの羽箒などの魔法罠除去に対する一定の牽制効果が期待できます。

いざという時は地雷としてセットしておくのも1つの手でしょう。

 

 

永続魔法の真竜凰の使徒や真竜の継承は自分ターンにアドバンス召喚できる効果を、

永続罠の真竜皇の復活や真竜の黙示録は相手ターンにアドバンス召喚できる効果を持ち

アドバンステーマでありながら展開力に優れているのがポイントです。

特に真竜皇の復活と真竜の黙示録はフィールドから墓地に送る事でモンスターを破壊でき

相手ターンにこの2つのカードをリリースして相手モンスターを破壊するのは

相手の展開を妨害する上で大事になってくるでしょう。

 

 

このテーマの切り札となる真竜剣皇マスターPと真竜機兵ダースメタトロンは

どちらもリリースしたカードの種類に応じて耐性を得る効果を持っています。

真竜の継承も墓地へ送ったカードの種類が多ければそれだけドローできるので

これらのカードを重要視する場合満遍なくカードをリリースできるように

デッキ構築の段階から永続魔法と永続罠のバランスに気を配るといいでしょう。

3種類のカードをリリースしたダースメタトロンは実質完全耐性となり

突破困難な切り札として活躍させる事が可能です。

この手のカードの天敵となるホープ・ザ・ライトニングも

フィールド魔法のドラゴニックDで対処できる点が魅力的です。

追記:完全耐性にしてるとドラゴニックDも無効にしてしまいました・・・

 

 

今までにも様々なアドバンステーマが登場しましたが

とうとう魔法罠までリリース要因にする時代がやってきました。

今後登場するアドバンステーマがどうなって行くかも非常に楽しみな所です。

 

 

以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します

 

帝王の烈旋

相手モンスターをリリースしてアドバンス召喚する事の出来る

アドバンス召喚を軸とするデッキにおけるお馴染みのサポートカードです。

真竜皇の復活や真竜の黙示録の効果で相手ターンでもアドバンス召喚が狙える為、

相手ターンにこのカードの発動を狙えるケースも多いです。

またアドバンス軸の真竜は除去手段が対象に取る破壊効果に偏っており

対象耐性や破壊耐性を持つモンスターを相手する場合その対処がかなり面倒になります。

そういったモンスターを対処する意味でも

相手モンスターをリリースできるこのカードは重要になってきます。

 

進撃の帝王

アドバンス召喚したモンスターに対象耐性と効果破壊耐性を付与する永続魔法です。

アドバンス召喚した各種真竜の場持ちを飛躍的に高めてくれます。

発動中エクストラデッキからモンスターが特殊召喚できなくなりますが

このテーマはあまりエクストラデッキに依存しない為問題は少なく

永続魔法であるため邪魔になった場合でもリリースしてしまう事が可能です。

 

王宮の勅命

最近エラッタされて制限カードになった元禁止カードであり

ライフコストを払う必要こそありますが

お互いの発動した魔法の効果を無効にする強力なロックカードです。

相手の魔法カードに対する強力なメタとして機能する上に

このカードも永続罠である為、邪魔になればリリースしてしまう事が出来ます。

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