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妖精伝姫(フェアリーテイル)-カグヤ:遊戯王カード考察

今度のフェアリーテイルは日本からだ!

 

今回紹介するのはマキシマム・クライシスよりこのカードです。

 

 

 

妖精伝姫-カグヤ
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから攻撃力1850の魔法使い族モンスター1体を手札に加える。
②:1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
相手はそのモンスターの同名カード1枚を
自身のデッキ・エクストラデッキから墓地へ送ってこの効果を無効にできる。
墓地へ送らなかった場合、このカードと対象のモンスターを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

4体目のフェアリーテイルです。

他のフェアリーテイルとレベル、属性、種族、攻撃力守備力が一致しています。

 

狐っぽい外見を持つ十二単と扇子で口元を隠している様子が幽雅な黒髪ロングの女性です。

今までのフェアリーテイルでは尻尾に本がついてましたが

カグヤはふさふさの尻尾に本の代わりに巻物がついており露骨に日本アピールしています。

白雪姫、眠り姫、シンデレラと3大プリンセス物語が勢ぞろいして次は何が来るかと思ったら

今度は日本から皆さんご存知竹取物語のかぐや姫が参戦です。

日本の昔話に登場する姫でも有名云々以前に教科書にも載ってる義務教育レベルの知名度であり

日本からのトップバッターとしてはこれ以上ない存在だと言えるでしょう。

竹取物語は日本最古の物語とも言われる作者不明の作品であり

現代でも色んな作品にかぐや姫が登場するほどの日本において引っ張りだこな存在です。

最近ではポケモンにもなりましたね。

なお「なよ竹のかぐや姫」という名前ですが姫という文字は女性につける名前としては普通であり

実際にかぐや姫が王族的な意味でお姫様であるかは不明です。

ただかぐや姫のお迎いにかなりの団体様がやってきているあたり

ある程度偉い身分の存在である事は確かだと思われます。

 

 

①の効果は召喚に成功した時に

デッキから攻撃力1850の魔法使い族をサーチできるというものです。

フェアリーテイルは全員攻撃力1850である為この効果でサーチ可能であり

また2体目、3体目の自身をサーチする事も可能です。

ちなみにフェアリーテイル以外にも憑依装着の霊使い達が攻撃力1850であり

霊使いのサポートカードとしての一面も持っています。

 

 

②の効果は1ターンに1度、相手の表側表示のモンスター1体に

「デッキかエクストラデッキからあなたと同じ名前のカードを墓地に捨てなさい」

と難題をふっかけこの難題を達成できれば効果は無効になりますが達成できなかった場合

その相手を手札に帰らせて自分も手札に帰ってしまうというフリーチェーン効果です。

下手をすれば相手の墓地肥やしを手助けさせてしまう不安定な効果ですが

フリーチェーンでバウンスできる事がいかに強力であるかは

禁止カードになったマジェスペクター・ユニコーンが物語っています。

自身も手札に戻ってしまいますがレベル4である為召喚権さえあれば再度召喚可能であり

その時には再度①のサーチ効果も発動できる為、手札に戻るメリットも十分あります。

 

 

②の効果で難題をふっかける相手として特に狙い目となるのがエクストラデッキのカードです。

現在の環境ではキーカード以外のエクストラデッキのカードは1枚ずつ採用する事がほとんどで

そういったカードに対してこの難題を吹っ掛ければ相手が達成できない可能性は高く

何よりもエクストラデッキに戻せる関係で決まった時のメリットが高いのがポイントです。

また逆にエクストラデッキに3枚積みするようなキーカードである場合

例え相手に難題を達成されたとしてもその分だけエクストラデッキから削る事ができる為、

相手のデッキの持久力を消耗させる事に繋げられます。

また①の効果で自身をサーチできる為、例え1体目のカグヤがお持ち帰りされたとしても

第2第3のカグヤで続けて難題を出し続ければ3枚積みしていようが根こそぎ削り取れます。

この為ある種のエクストラデッキ破壊の側面を持っているカードであり

エクストラデッキに依存するデッキ全般に対して優秀な働きが期待できるお姫様です。

ただし召喚成功時に発動する効果に関してはどうする事も出来ず

特にトリシューラなんぞがやってきた日にはさすがのカグヤ姫もお手上げです。

 

 

かなーりエグいカードだと思います

相手に対する依存度こそ高いですがそれを踏まえても相当に優秀な効果を持っています。

それで攻撃力も1850と下級モンスターとして結構高い基準を誇っており

②の効果で難題をふっかけずとも自身の腕っぷしで跳ねのけられる相手も多いです。

複数場に出せればその数だけ②の効果を発動する事が出来るので

強化蘇生やリビングデッドの呼び声などで蘇生しつつ効果の発動を狙ってもいいでしょう。

召喚権を消耗しやすい点は無視できないポイントである為

ペンデュラム召喚を狙うのも1つの選択肢だと思います。

 

 

各種フェアリーテイルをサーチできるこのカードの登場により

フェアリーテイルを揃えてデッキを組む意義がついに生まれました。

同時に日本の昔話をモチーフにしたフェアリーテイルが登場した事により

今後も新しいフェアリーテイルが登場する期待も生まれていますね。

日本の昔話だとあとは乙姫と織姫が有名なので登場に期待したい所です。

 

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