アークファイブラスボス(多分)ここに君臨!
今回紹介するのはマキシマム・クライシスよりこのカードです。
覇王龍ズァーク
融合・ペンデュラム・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
【Pスケール:青1/赤1】
①:このカードがPゾーンに存在する限り、
相手フィールドの融合・S・Xモンスターは効果を発動できない。
②:1ターンに1度、
相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた時に発動できる。
そのカードを破壊する。
【モンスター効果】
ドラゴン族の融合・S・X・Pモンスター1体ずつ合計4体
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
②:このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
デッキ・エクストラデッキから「覇王眷竜」モンスター1体を特殊召喚する。
④:モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
四天の龍を統べ第5の次元に君臨する究極龍よ
今こそ この我と1つとなるのだ!
統合召喚!出でよ 覇王龍ズァーク!
我はペンデュラムにしてエクシーズ!シンクロにして融合!
全てを司る究極の存在なり!
マキシマム・クライシスのパッケージを務めるカードであり
OCGでは初となるペンデュラム融合モンスターです。
アニメではこのカードよりも前に大精霊機巧軍-ペンデュラム・ルーラーが
最初のペンデュラム融合モンスターとして登場しましたが
OCGではこのカードの存在が先に判明しています。
アークファイブにおいてズァークがアストログラフ・マジシャンの効果を使い
「オッドアイズ・ドラゴン」「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」
「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」
この4体の竜を自身と合体させて世界に破滅をもたらました。
が、このシーンの時点で素オッドアイズが素材指定されてませんでした
現在アニメではズァークが復活するかどうかという瀬戸際ですが
このカードがOCGとして収録されるという時点ですごいネタバレですね。
まあズァークが復活しないと思っている人がどれほどいるかは疑問ですが
上記はアニメ版のズァークであり刃のようなパーツが随所にちりばめられたドラゴンです。
茶色がかった黒い体を基調に随所が薄緑色に光っているのが中々幻想的です。
OCGでは融合・ペンデュラムモンスターですがアニメではズァークの言う通り
ペンデュラムにしてエクシーズ、シンクロにして融合という全てを司る存在であり
カードの色も5色で彩られているというすごい事になっています。
残念ながらOCGでは2色です。そこはもっと頑張ろうよ!
またカードイラストではわかりづらいですが極めて巨大な翼をしているのも特徴です。
レベル12のペンデュラム融合モンスターであり融合召喚でしか特殊召喚できません。
ペンデュラム、融合、シンクロ、エクシーズのドラゴン族モンスターを
それぞれ1体ずつという極めて豪快な融合素材を指定しています。
さすがにこの融合素材をフィールドに揃えるのはそう簡単にできる事ではないですが
ドラゴン族であるため龍の鏡に対応しているのが救いです。
それ以外ではアストログラフ・マジシャン、クロノグラフマジシャンの効果で
ペンデュラム・ドラゴン、フュージョン・ドラゴン、シンクロ・ドラゴン、
エクシーズ・ドラゴンの4体を手札、墓地、フィールドから除外する方法もあります。
こちらの方法でも合計5体のモンスターを要求されますが
それでもこちらの方が難易度が低い為こちらの方法で出すのが基本となるでしょう。
モンスター効果は4つあります。
①は特殊召喚に成功した場合に相手フィールドのカードを全て破壊するというものです。
問答無用の全体除去であり相手のフィールドががら空きになれば
そのまま攻撃力4000でダイレクトアタックが可能です。
シンプルながらも間違いなく強力な効果であり
世界を破壊する覇王龍ズァークに実にピッタリな効果だと言えるでしょう。
②は相手のカードの対象にならず相手の効果で破壊されないという
最近ではすっかりおなじみになった対象耐性と効果破壊耐性の複合耐性です。
4000という攻撃力も相まって場持ち性能は相当に高いです。
③は相手モンスターを戦闘破壊した時に
デッキかエクストラデッキから覇王眷竜1体を特殊召喚するというものです。
現在判明している覇王眷竜には覇王眷竜ダークヴルムがありますが
このカードは特殊召喚時にサーチ効果を発動できる為、
実質的に2枚分のアドバンテージが狙える効果となっています。
ただし①の効果で相手モンスターを全滅させているケースも多く、
実際にこの効果を発動する機会はそれほど恵まれない可能性もあります。
しかし逆に言えば相手モンスターが残っていたとしても更なる展開が可能であり
残っていなかったら残っていなかったで4000のダイレクトアタックを叩き込めるという
どちらに転んでも美味しい状況を作り出せるという事でもあります。
相手がこのズァークをどうにかする手段を用意できなければこの状況は続く為、
壁を出して展開を許すか何も出さずに4000を食らうかの苦渋の選択を強いる事も出来ます。
④の効果はモンスターゾーンに存在するこのカードが戦闘か効果で破壊された場合に
このカードを自分のペンデュラムゾーンに置くことができるというものです。
攻撃力が4000ありそうそう戦闘破壊はされない上に相手カード効果では破壊されない為、
自分の手で破壊してペンデュラムゾーンに送るのが基本となるでしょう。
ペンデュラム効果は2つあります。
①はこのカードがペンデュラムゾーンに存在する限り
相手の融合、シンクロ、エクシーズのモンスター効果の発動を封じるというものです。
妨害効果として非常に強力であり相手がこれらのカードを主軸にするデッキであれば
このカードがペンデュラムゾーンにあるだけでかなりの機能が停止します。
②は1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外のタイミングでカードを手札に加えた時に
そのカードを破壊できるというものです。
現在ではサーチ効果を使わないデッキはほとんど存在しないと言ってもよく
ほぼ腐らないハンデスの一種として機能します。
ただし真竜のように破壊された時に発動するカードには注意が必要です。
破壊するかどうかは任意である為ちゃんとカードを見極めて破壊するといいでしょう。
ステータス、モンスター効果、ペンデュラム効果どれを取っても一級品であり
融合素材の豪快さも相まって「出しづらいけど出せれば強い」という
切り札とはかくあるべしと言わんばかりの性能を持ったカードです。
非常に強力なカードである事は間違いありませんが
ホープ・ザ・ライトニングには戦闘破壊を許してしまう上に
④のモンスター効果の発動も封じられてしまいます。
融合召喚でしか特殊召喚できない為エクストラデッキにいったらやる事がありません。
同様に壊獣でリリースされる場合でも無力でありこれらのカードが天敵となってきます。
このように強力なステータスと耐性こそありますがこのカードを突破できる存在もいくつかあり
ペンデュラム効果も非常に強力であるため状況によっては
デストラクト・ポーションなどで自分から破壊する事も重要な選択肢となります。
是非ともこの世界を破滅に導く龍を使いこなしラスボスとしての威厳を見せつけてやりましょう。
なんとなくズァーク戦のあとにレイ戦がありそうだけど