フィールドも墓地も全て除外してしまえ
今回紹介するのは12月19日に発売されるVジャンプ2月号の付録となるこのカードです。
破壊竜ガンドラ-ギガ・レイズ
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
このカード以外の自分の手札・フィールドのモンスター2体を
墓地へ送った場合に特殊召喚できる。
①:このカードの攻撃力は除外されているカードの数×300アップする。
②:1ターンに1度、LPを半分払って発動できる。
自分の墓地の「ガンドラ」モンスターの種類によって以下を適用する。
●1種類:このカード以外のフィールドのカード全てを破壊する。
●2種類:このカード以外のフィールドのカードを全て除外する。
●3種類以上:このカード以外のお互いのフィールド・墓地のカードを全て除外する。
破滅竜ガンドラXに続き破壊竜ガンドラの新しい形態が登場しました。
レベル、属性、種族、攻撃力守備力は2体のガンドラとまったく同一のものとなっています。
形状そのものは破壊竜ガンドラとあまり差異は見られませんが
全身の赤い玉から破壊光線をぶっぱなしまくっています。
全てを破壊する竜としての凶暴性を見せつけるイラストと言えるでしょう。
特殊召喚モンスターであり自分の手札かフィールドから
モンスター2体を墓地へ送る事で特殊召喚が可能です。
コストこそ必要ですが召喚条件を満たすのは難しくなく
黄泉ガエルや幻影騎士団など墓地に送る事に意義があるカードを
手札から捨てて特殊召喚すれば無駄がありません。
墓地から別のモンスターを蘇生できる効果を持ったモンスターや
サーチ効果を持ったモンスターであれば
1枚でこのカードの特殊召喚条件をみたす事も可能です。
悪夢再びに対応している事を利用してもう1枚のガンドラギガレイズや
他のガンドラをコストにしてしまうのも1つの手です。
この場合②の効果の発動条件をスムーズに満たす事も可能です。
①の効果はこのカードの攻撃力を
除外されているカードの数の300倍上昇させるというものです。
似たような条件で攻撃力の上昇する紅蓮魔獣 ダ・イーザよりも100少ない上昇量ですが
こちらは相手の除外されているカードも参照できるのがポイントであり
魂の解放などで相手の墓地利用を妨害する事がそのままこのカードの強化に繋がりますし
ネクロフェイスの除外効果を一度発動させればそれだけで攻撃力が3000上昇します。
特に相手が強欲で貪欲な壺を発動しようものなら占めたものであり
ダ・イーザよりも高い攻撃力を確保できるケースも多いでしょう。
②の効果は1ターンに1度、ライフを半分支払う事で
3つの効果のうちいずれかを発動するというものです。
発動する効果は墓地に存在する「ガンドラ」モンスターの種類の数によって決まります。
墓地のガンドラが1種類の場合は自身以外のフィールドのカードを全て破壊するというものです。
破壊竜ガンドラの除外をしないバージョンとも言うべき効果であり
場のカードを一掃できるというこの時点で十分に強力な代物となっています。
2種類の場合は自身以外のフィールドのカードを全て除外するというものです。
1種類の場合の効果の破壊から除外になったバージョンであり
破壊耐性を持つカードや墓地で発動するカードに対しても対処が可能になっており
より強力な全体除去になったと言えるでしょう。
この効果でカードを除外すればそれだけガンドラギガレイズの攻撃力も上昇する為、
破壊竜ガンドラの効果により近づいた印象を受けます。
3種類以上の場合は2種類の時の効果に加え
さらにさらにぃお互いの墓地のカードも全て除外するというものです。
sophiaの影霊衣と同等の効果という強烈な代物であり
その上で除外したカードが全てこのカードの攻撃力となります。
自分か相手の墓地が十分に越えていれば
1ターンキル級の攻撃力を確保した上でのダイレクトアタックも狙えます。
参考までにこのカードの攻撃力が8000を超えるには
自分と相手で合わせて27枚以上のカードが除外されている事が条件となります。
特に墓地のガンドラが3種類以上の時の②の効果が非常に豪快であり
切り札と呼ぶに相応しい性能を秘めています。
しかし現在「ガンドラ」と名のつくカードは3種類しか存在せず、
破壊竜ガンドラと破滅竜ガンドラXも採用した上で
全ての墓地に落としておく必要があります。
おろかな埋葬や竜の霊廟を駆使して墓地を肥やしていく必要があるでしょう。
また自分の墓地も問答無用で全て除外してしまう為、
せっかく墓地にガンドラを3種類溜めたのも振り出しに戻ってしまいます。
再度ガンドラギガレイズの効果を発揮するのも難しくなる為
3種類以上の効果を発動するのであれば
そのまま相手を倒しきるぐらいの心構えが必要となってくるでしょう。
とはいえ墓地を全て除外するというだけでも非常に強力であり
墓地依存度の強いデッキを相手にしている場合であれば
トドメを差し切れない場合でも効果の発動を狙う意義は十分にあります。
3種類以上の効果はこちらにとても被害の大きいものである為、
ガンドラが1種類や2種類の場合の効果を中心に運用していく選択肢もあります。
1種類、2種類ならば墓地にガンドラを揃える難易度も下がってくるでしょう。
このカードの出しやすさを考えれば単純な全体除去と考えても十分に優秀で
一度場に出せば除去されたとしても復活の福音で蘇生させる事も可能です。
それに加えて悪夢再びにも対応している為何度も使いまわしが利きやすく
2度、3度と全体除去を繰り返し発動していく事も難しくないでしょう。
ただし発動するたびにライフが半減する為ライフの管理には注意が必要です。
現状ガンドラと名の付くモンスターはオリジナルの破壊竜ガンドラの他に
破滅竜ガンドラXとこの破壊竜ガンドラ-ギガ・レイズの3体しか存在しません。
しかしこの②の効果には「3種類以上」という言葉が書かれており、
今後また新しいガンドラが登場する可能性に期待が持てます。