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遊戯王カード考察:スカイスクレイパー・シュート

これぞHEROの必殺技だ!

 

今回紹介するのは20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVEよりこのカードです。

 

 

 

スカイスクレイパー・シュート
通常魔法
①:自分フィールドの「E・HERO」融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりも攻撃力が高い相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。
その後、この効果で破壊され墓地へ送られたモンスターの内、
元々の攻撃力が一番高いモンスターのその数値分のダメージを相手に与える。
自分フィールドゾーンに「摩天楼」フィールド魔法カードが存在する場合、
相手に与えるダメージは、この効果で破壊され墓地へ送られた
モンスター全ての元々の攻撃力の合計分となる。

 

 

エレメンタルヒーロー用の通常魔法です。

E・HERO フレイム・ウィングマンが摩天楼 -スカイスクレイパー-の発動中

攻撃名がフレイム・シュートからこのスカイスクレイパー・シュートになるという

少し変則的な必殺技カードの一種になっています。

遊戯王GXにおいて遊城十代がクロノス・デ・メディチ戦で

計2回同じシチュエーションで決め手となっている印象深いカードです。

 

イラストではアニメで見せたE・HEROフレイム・ウィングマンが

月をバックに腕を組んで仁王立ちをするというシーンの再現をしています。

 

 

その効果は自分の場のエレメンタルヒーロー融合モンスター1体を選択、

エレメンタルヒーローより攻撃力の高い相手モンスターを全て破壊、

その後破壊して墓地へ送った中で元々の攻撃力が一番高いモンスターの攻撃力分

相手にダメージを与えるというものです。

選択する融合モンスターはエレメンタルヒーローでなければならず

M・HERO ダーク・ロウなどは選択できない点には注意が必要です。

破壊した後にダメージを与える為、相手が破壊された時に発動する効果があっても

「時の任意効果」であればタイミングを逃させる事が可能です。

「摩天楼」フィールド魔法が発動している状態ではさらに効果が強烈になり

破壊したモンスター全ての攻撃力の合計分のダメージを相手に与えます。

摩天楼 -スカイスクレイパー-からの攻撃を再現したカードではありますが

効果的にはあまり全体破壊とはかみ合っておらずどちらかと言えば

摩天楼2-ヒーローシティの方が相性のよい効果となっています。

 

 

全体破壊とバーンを高い水準で両立している強力な効果であり

摩天楼が無い状態であっても3000ダメージは十分に狙う事が可能です。

摩天楼が発動している状態であればダメージはさらに加速し

1ターンキル級のダメージも簡単に叩きだす事が可能な強烈なカードです。

相手からすれば安易にモンスターを複数並べる事が死に直結します。

 

 

選択したエレメンタルヒーローより攻撃力の高いモンスターを破壊する関係上、

エレメンタルヒーローの攻撃力が低ければ低いほどより広範囲に効果を発揮します。

現在対象のカードで最も攻撃力が低いのは1400のセイラーマンであり

レベル5である為簡易融合から場に出すことが可能です。

スカイスクレイパー・シュートを使う場合の有力な候補となってくれるでしょう。

また簡易融合を使わず正規融合から発動する場合、

相手のモンスターを一層した後でさらに攻撃を加えられる利点があります。

この場合は場の状況次第ですが攻撃力の高いカードも視野に入るでしょう。

 

 

ゲームエンド級のダメージを叩き出せる可能性を秘めたロマンあふれるカードです。

最近のエレメンタルヒーローはマスクチェンジからのM・HEROが主軸でしたが

このカードの登場によりE・HEROの融合モンスターを主軸にするデッキにも

大きな意味が生まれたと思います。

 

(やっぱり馬鹿の一つ覚えナノーネ・・・)

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