遊戯王ARC-V132話の感想です。
検討むなしくユーリに打ち負かされてしまったユーゴ。
その状況を見た榊遊勝は・・・。
今こそ1つに
ユーゴを打ち負かしたユーリ。
彼はユーゴとのデュエルを今までのどのデュエルよりも楽しかったといい
それはユーゴと自分が同じ存在であったからだと言います。
そしてユーリがスターヴヴェノムのカードを掲げると
ユーゴのクリアウィングと共鳴、ユーゴが闇に包まれたかと思うと
その姿がなくなっておりただユーリの手にクリアウィングがありました。
ユーゴはユーリに取り込まれてしまったのです。
ですがユーリはそれだけでは満足しません、
残る自分と同じ存在、遊矢とユートも取り込む為に動き出します。
兄弟喧嘩の行末
場面は変わってプロフェッサーの間に
レイラがソニックハルバードでダリウスを攻撃する所です。
しかし零児はこの攻撃に対してアクション魔法「奇跡」を発動、
ダリウスを破壊から守りライフもギリギリの所で耐えます。
零羅はこれでターンエンドです。
そして零児は告白します。自分が零羅の事を舐めていた事を。
いかに零羅が成長してもデュエルを教えた師匠である
自分には叶わないだろうと見くびっていた事を。
しかし改めて零羅を1人のデュエリストとして、
そして自分と違う道を歩む対峙すべき相手として認めます。
零児のターン、ドロー。
零児は識慧王トゥーム・コンキスタドールをスケールにセッティング、
エクストラデッキからブラウニーを特殊召喚させます。
そしてフィールドのブラウニーとダリウスをリリースする事で
ペンデュラムゾーンのトゥームコンキスタドールを特殊召喚します。
トゥームコンキスタドールの攻撃力は3000、
このままではソニックハルバードと同じですがここで効果発動、
手札の常闇の契約書を墓地へ送る事で攻撃力を1000アップさせます。
これにより攻撃力4000でソニックハルバードを攻撃して破壊、
零羅のライフはこれで0になりました。兄弟喧嘩は零児の勝利です。
息子の為に、弟子の為に
デュエルが終わった後にすぐさま零羅の元に駆け寄ろうとする零児ですが
そこに突然吹き飛ばされた遊勝がやってきます。
そしてほどなくしてさらに不気味なオーラを発するユーリの姿も
ユーリは捕らえられている遊矢の姿を見かけると1つになる為に歩み寄り
その為に障害となっている遊勝と零児を謎の力で吹き飛ばしています。
ですがそれでも遊勝は自分の息子に手出しはさせないと
そして弟子達をカード化されたケジメを付ける必要があると立ち上がり
ユーリに対してデュエルを挑みます。
ユーリの「すぐにカード化されるのといたぶれるのどちらがいい?」という問いに
「楽しい方で頼む」と返すあたりはさすがのエンタメ精神です。
こうして遊勝VSユーリのデュエルが始まりました。
EMスカイ・マジシャン
先行はユーリです。
ユーリは新カードの捕食植物セファロタスネイルと通常召喚、
そしてカードを2枚伏せてターンエンドです。
それに対して遊勝は「それだけかい?」とユーリを挑発しますが
ユーリは「これで十分、もう準備は整ったよ」とまったく動じません。
遊勝のターン、ドロー。
まず遊勝は手札からEMレビュー・ダンサーを特殊召喚、
レビューダンサーは相手の場にのみモンスターが存在する時特殊召喚可能で
さらに2体分のリリース素材になる効果を持っています。
遊勝はレビューダンサーをリリースしてEMスカイマジシャンをアドバンス召喚。
第1話からずっと姿だけは登場していた遊勝のモンスターですが
今回ついにデュエルでその姿をお披露目する事になりました。
やはり遊勝の代名詞的なモンスターのようであり
遊矢も零児もスカイマジシャンの登場に感嘆とした声を出しています。
ユーリは遊勝のデッキが魔法使い族デッキかな?と問いかけますが
遊勝はそれに対してエンタメデッキだと返します。
レディース・エーンド・ジェントルメーン!
遊勝のエンタメフェイズが始まりました。
遊勝は永続魔法「魔術師の右手」を発動、
これは1ターンに1度相手の魔法カードを無効にして破壊するというものです。
遊勝はこれによってユーリの切り札をずばり見抜いて見せるといいます。
ユーリは「両方とも罠カードだったらどうすの?」と煽りますが
遊勝は「もし間違っていればその時はカード化されるだけだろうな」と笑みを絶やしません。
そしてまずはお膳立てとスカイマジシャンの効果を発動、
永続魔法が発動されるたびに攻撃力を300アップさせます。
そして攻撃力2800になったスカイマジシャンでセファロタスネイルを攻撃、
ユーリはこれに対して永続罠「夜爆花(ダークシードプランター)」を発動、
これは発動時に相手モンスターを全て闇属性に変えた上で
相手の闇属性による自分の闇属性への攻撃を無効にするというものです。
これによってスカイマジシャンを闇属性に変えて攻撃を防ごうとしますが
ここでスカイマジシャンの更なる効果が発動、
相手の魔法罠カードの発動時に自分の場の永続魔法1枚を手札に戻し、
手札から別の永続魔法を発動するというものです。
これにより遊勝は魔術師の右手を戻し新たに魔術師の左手を発動、
こちらは1ターンに1度、罠カードを無効にするという効果を持っており
ユーリの発動した夜爆花を無効化します。
・・・・・・これチェーンってどうなってるんでしょうね?
スカイマジシャンのこの効果、
永続魔法を既に発動していた扱いにできるんでしょうか?
推理フェイズ
永続魔法がさらに発動した事で攻撃力が3100になったスカイマジシャン、
夜爆花を無効にして引き続きセファロタスネイルを攻撃しますが
セファロタスネイルの効果により破壊を無効にし戦闘ダメージも半分になります。
ユーリは攻撃を耐えつつ「結局カード当てられてないじゃん」的な事を言いますが
遊勝は今までのはただの準備でこれからが本番だと言います。
バトルフェイズ終了後、遊勝は魔法カード「透視(クレヤボヤンス)」を発動、
これは相手の魔法罠の伏せカードを指定しそれが魔法か罠かを言い当て
正解であればそれをデッキに戻しつつ2枚ドローできるというカードですが
遊勝はこれに加えてカード名そのものもずばりと当てて
もし間違っていれば自分の負けでいいとまで言います。
ユーリのこの伏せカードは何なのか?それを当てる為の推理を遊勝は披露します。
まずユーリは最初からこのデュエルをすぐに終わらせたいと考えていました。
そして1ターン目にカードを伏せた時「もう準備は終わった」とも言っています。
つまりはすぐに決着をつけられるカードをもう伏せてある事になります。
次に遊勝が魔術師の右手を発動した時の反応です。
魔法カードを無効に出来るこのカードですが
ユーリはこのカードを発動されても特に動じる様子がありませんでした。
つまりは罠カードか「魔術師の右手で無効にされない魔法カード」という事になります。
そして魔術師の左手を見せる事で罠カードであるという選択肢も切り取っています。
もし両方とも罠カードであるのならば2枚とも発動している可能性が高いですからね。
最後に先ほど発動した永続罠「夜爆花」の存在です。
このカードは相手のモンスターを闇属性にする効果を持っていました。
今伏せているこのカードの為の布石と考える方が自然でしょう。
遊勝がここまでの推理をするとユーリは苛立ちを隠せていない様子です。
これは遊勝の推理が全部図星である事を示唆しているのでしょう。
「魔術師の右手で無効化されず」「相手のモンスターを利用する」切り札的魔法カード、
ここまで言えば分かる人も多くいるでしょう。
遊勝が宣言したカード名は「超融合」、遊勝は見事に正解を引き当てました。
132話にしてとうとう榊遊勝のデュエルがお披露目です。
そして自分、この遊勝のデュエルがかなり好きです。
「高度なギャンブルのような心理戦」というのは自分の憧れの1つであり
遊勝はまさにギャンブルのようなデュエルを披露してくれました。
遊勝のエンタメはマジシャンが強くて
どちらかと言えば遊矢よりデニスの方が近い感じがしますね。
次回予告 133話『輝かしきエンタメショー』
映像ではかなりユーリがうろたえている様子が映っていますが
その一方でナレーションからは不穏しか感じません。
追い詰められてもなお笑みを崩さないユーリとの事ですが
もしかしたら吸収したクリアウィングを使うのかもしれませんね。
超熱血!デュエル塾
司会は零児と素良。
今回は零羅戦で零児が使っていた識慧王トゥーム・コンキスタドールの解説です。
恐らく名前の由来はCKO(最高知識責任者)ですね。
社長、トゥーム・コンキスタドールの効果をリスクヘッジに例えてドヤ顔してますが
あんたロジェ戦でリスクヘッジ思いっきりディスってたやん
DDD識慧王(しけいおう)トゥーム・コンキスタドール
ペンデュラム・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3000/守2000
【Pスケール:青1/赤1】
①:自分スタンバイフェイズに、自分フィールドの「契約書」カードの効果で
自分が効果ダメージを受ける場合に発動できる。
代わりにその数値分だけ自分のLPを回復する。
【モンスター効果】
①:1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「契約書」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。
②:このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。
デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。