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遊戯王カード考察:捕食植物(プレデター・プランツ)ドラゴスタペリア

相手ターンにレベルを下げて効果も無効にする

 

今回紹介するのは11月21日に販売される

Vジャンプ1月号の付録カードとなるこのカードです。

 

 

 

捕食植物ドラゴスタペリア
融合・効果モンスター
星8/闇属性/植物族/攻2700/守1900
融合モンスター+闇属性モンスター
①:1ターンに1度、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに捕食カウンターを1つ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が発動した捕食カウンターが置かれているモンスターの効果は無効化される。

 

 

 

プレデター・プランツのレベル7融合モンスターです。

 

名前の由来はドラゴン+スタペリアと考えていいでしょう。

首周りにスタペリアの花弁なようなものを付けた植物の竜です。

スタペリアとは食虫植物ではなく多肉植物の一種なのですが

腐肉に近い見た目を持ち腐臭を放つ独特の花を開花させ、

それによってハエなどをおびき寄せて受粉に利用します。

腐肉に擬態した花に釣られたハエはその花に卵を植えつけるのですが

腐肉ではない花には孵化した幼虫が生きていける栄養素は存在せず

幼虫はそのまま餓死してしまいます。

食虫植物ではないですがこの花もまた虫を食らう存在だと言えるでしょう。

 

 

融合素材として融合モンスターと闇属性モンスターを指定しています。

素材に融合モンスターが必要な点はやや厄介ですが

簡易融合を使えば素材を揃えるのは難しくありません。

あとはサンデウ・キンジーがあれば出す事が可能です。

 

 

①の効果は1ターンに1度、相手の場にいる表側表示1体に

捕食カウンターを置くフリーチェーン効果です。

また捕食カウンター共通の効果として

カウンターが置かれたモンスターのレベルが2以上であればそれを1にします。

自分のターンと相手ターンでそれぞれに捕食カウンターを置ける為、

特にドロソフィルム・ヒドラやサンデウ・キンジーの大きな補助となるでしょう。

 

 

②の効果はこのモンスターがモンスターゾーンに存在している間

相手の場の捕食カウンターが置かれたモンスターは

その効果が無効になるというものです。

①の効果と強烈にシナジーしておりフリーチェーンで捕食カウンターを置きつつ

そのモンスター効果を無効にする事が可能です。

他の効果で捕食カウンターを置いてもいい為、

リビングデッドの呼び声などでスピノ・ディオネアを蘇生すれば

さらに無効に出来るモンスターの数を増やせます。

 

 

スターヴ・ヴェノムよりエース感あります

フリーチェーンで捕食カウンターを置く効果と

その置いたモンスターの効果のレベルを下げる点から実質的に

ブレイクスルー・スキルと妖怪のいたずらの両方を内蔵したカードだと言えます。

エクシーズ召喚やシンクロ召喚の大きな妨害をする事が可能であり

それ以外に対しても無効にする効果は様々な場面で役立ちます。

【捕食植物】においては捕食カウンターをばら撒くカードとしても非常に有用で

相手モンスターを無力化しつつリリースや融合召喚の餌にしていけます。

レベル8である為いざという時はグリーディーヴェノムの融合素材にもなります。

 

 

捕食カウンターに関係する効果を持ったモンスターですが

単体で完結している性能を持つ上に素材が捕食植物に限定されていない為、

捕食植物以外のデッキにおいても有効に活用が可能です。

融合モンスターと闇属性モンスターがいれば融合召喚ができる為

【ファーニマル】や【月光】、【D-HERO】でも融合召喚が狙えます。

またEMトランプ・ガールにも対応しており融合モンスターが出せるのであれば

サンデウキンジーとトランプガールを混ぜるだけでも十分出せるでしょう。

効果も優秀であり様々なデッキで活躍できる可能性を秘めた1枚です。

 

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