除外された風属性を再利用!
ジャンプフェスタ2017にてPREMIUM PACK 19が先行発売されます。
今回紹介するのはそのPREMIUM PACK 19よりこのカードです。
SRドミノバタフライ
ペンデュラム・チューナー・効果モンスター
星2/風属性/機械族/攻 100/守 300
【Pスケール:青8/赤8】
「SRドミノバタフライ」の②のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分は風属性モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
②:手札から風属性モンスター1体を捨て、
除外されている自分の風属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
【モンスター効果】
このカードをS素材とする場合、
ドラゴン族・機械族の風属性モンスターのS召喚にしか使用できない。
エクストラデッキから特殊召喚したこのカードは、
S召喚に使用された場合に除外される。
スピードロイドのペンデュラムチューナーです。
漫画版アークファイブにおいてユーゴが蓮戦で使用し
SRパッシングライダーと共にクリア・ウィング・ファスト・ドラゴンの
シンクロ素材となりました。
名前の通り羽の部分がドミノ牌になっている虫のようなモンスターです。
ドミノというのは「童実野町」の名前の由来にもなっているほど
遊戯王に馴染み深い単語であり知らない人はあまりいないであろう遊びですが
あえていいます。知っている人はあまりいない遊びだと思います。
ドミノって本来倒して遊ぶものじゃないんですよ
というわけでせっかくなのでドミノについての簡単な解説をします。
ドミノとはサイコロの目が2つ重なったようなドミノ牌を使うゲームで
トランプのように様々な遊び方が考案されています。
その中でも特にポピュラーなのが上の図のように
同じ目が重なるようにドミノ牌を次々に重ねていくゲームです。
33のようなゾロ目は垂直に出してそこから分岐点を作る事も可能です。
一定の条件を満たすとプレイヤーに得点が入り、
誰かが一定数の得点に達したらゲーム終了、その人の勝ちになります。
ドミノ牌はサイコロと同じく6までの目(+目の無い0の牌)がありますが
中には9までの目が書かれたタイプも存在します。
ペンデュラム効果の①は風属性しかペンデュラム召喚できない制約効果です。
その分ペンデュラムスケールは8と高くパッシングライダーと合わせると
レベル4~7までのペンデュラム召喚が可能になります。
ただこれですとレベル2のドミノバタフライ自身はペンデュラム召喚できず
また現在風属性のスケール1ペンデュラムは存在しない為、
ドミノバタフライをペンデュラム召喚しようとすると
ちょっとデッキ構築が面倒な事になるでしょう。
ペンデュラム効果の②は1ターンに1度、
手札から風属性モンスターを1体捨てる事で
除外されている自分の風属性1体を手札に戻すというものです。
スピードロイドには電々大公やバンブ・ホースなど
墓地から除外して発動するカードも多くこれらの再利用に繋がる他、
コストとして墓地に送ってこれらのカードの発動の布石にも出来ます。
またスピードロイド以外でも幻獣機や音響戦士にも
除外して発動するモンスターがいる為これらのデッキでも有効に使えます。
モンスター効果は全て制約やデメリットの効果外テキストとなります。
シンクロ素材とする場合機械族かドラゴン族の風属性シンクロにしか使えず、
またこのカードをエクストラデッキからこのカードを特殊召喚した場合、
シンクロ素材に使用するとゲームから除外されてしまいます。
やはりペンデュラムチューナーは簡単に使いまわしさせてくれないようです。
シンクロ召喚の縛りに関してはスピードロイドであれば
そこまでの問題にはならないでしょう。
スピードロイドやクリアウィングの他にはスターダスト・ドラゴンや
浮鵺城、オリエント・ドラゴンなどのシンクロ召喚にも利用できます。
制約やペンデュラム召喚を狙いにくいレベル、また墓地に落ちにくい性質などから
シンクロ素材としては少し使いづらい所ではありますが
その分ペンデュラム効果が優秀な1枚です。
ペンデュラム効果のみを目当てに
ペンデュラム召喚を狙わないデッキに採用する選択肢も充分にアリでしょう。