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遊戯王OCGカード考察:捕食植物(プレデター・プランツ)スピノ・ディオネア

召喚するだけで相手に捕食カウンター!

 

今回紹介するのはフュージョン・エンフォーサーズよりこのカードです。

 

 

 

捕食植物スピノ・ディオネア
効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻1800/守   0
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに捕食カウンターを1つ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
②:このカードがこのカードのレベル以下のレベルを持つ
モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
デッキから「捕食植物スピノ・ディオネア」以外の
「捕食植物」モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

フュージョン・エンフォーサーズに収録される捕食植物の1枚です。

 

名前の由来は恐らくスピノサウルス+ディオネアです。

ディオネアとはハエトリグサの学名であり

スピノサウルスの特徴的な背中の突起がハエトリグサになってます。

ハエトリグサはハエトリソウやハエジゴクとも呼ばれている食虫植物で

数ある食虫植物の中でも特に知名度の高い部類の1つではないでしょうか。

トゲトゲのついた2つに分かれた葉を持っており

内側に存在する毛に何かが2回以上触れるとこの口がぱっくりと閉じます。

まさに「食べる」という動作をする非常に珍しい食虫植物ですが

この口を閉じる動作、相当にエネルギーを消耗するようで

虫の捕獲に失敗したりするとわりとあっさり枯れます。

凶暴な見た目に関して結構繊細で儚い食虫植物だったりするのです。

良い子の皆はいたずらに葉を閉じようとさせちゃ駄目だぞ

 

 

 

①の効果は召喚、特殊召喚に成功した場合に

相手の表側表示モンスター1体に捕食カウンターを置くというものです。

捕食カウンター共通の要素としてこのカウンターが置かれた

レベル2以上のモンスターはレベル1となります。

召喚、特殊召喚をするだけという非常に緩い条件でカウンターを乗せられ

フライ・ヘルやスキッド・ドロセーラと合わせて

捕食カウンターを積極的に乗せていく上で主軸となる効果の1つです。

植物族である為特殊召喚手段は豊富に存在しており

特に相手ターンに強化蘇生やリビングデッドの呼び声などで蘇生させれば

相手ターンに捕食カウンターを乗せてそのモンスターのレベルを1に出来る為

妖怪のいたずらのようにエクシーズやシンクロの妨害として利用できます。

 

 

②の効果はこのカードが自分のレベル以下のモンスターと戦闘を行った

ダメージ計算後にデッキからこのカードと同名カード以外の

プレデター・プランツ1体を特殊召喚するというものです。

①の効果とシナジーしており自身の効果で捕食カウンターを付けた上で

レベルを下げたモンスターに攻撃してこの効果を発動する事が可能です。

自爆特攻でも発動できるのが特徴で捕食カウンターをつけた上で自爆特攻、

デッキからサンデウ・キンジーを特殊召喚する事でその相手モンスターを素材に

スターヴ・ヴェノムやキメラフレシアの融合召喚を狙うという芸当も可能です。

またこのカード自身の攻撃力も1800と準アタッカーレベルであり

ドロソフィルム・ヒドラ等で攻撃力を補強できれば

自爆特攻せずにこの効果を発動できる機会も多いでしょう。

1ターンに1度の制約が存在せず、スキッド・ドロセーラなどの効果で

複数の相手モンスターに連続で攻撃する事が出来れば

その数だけデッキから捕食植物を特殊召喚可能です。

 

 

レベル4の闇属性でありなおかつ守備力も0である為、

カメンレオンや暗躍のドルイド・ドリュースで墓地から蘇生させて

そのままレベル8のシンクロ召喚やランク4のエクシーズ召喚に繋げられます。

悪夢再びにも対応していますが墓地からの蘇生手段が豊富にある為、

手札に回収するかはよく考える必要があるでしょう。

 

 

また強化蘇生で墓地から蘇生させる事でこのカードをレベル5にした上で

相手モンスターに捕食カウンターを乗せる事が可能です。

その相手モンスターをリリースしてドロソフィルム・ヒドラを特殊召喚すれば

レベル5のエクシーズ召喚を狙う事も可能です。

墓地にスピノ・ディオネアとドロソフィルム・ヒドラがある事が条件ですが

強化蘇生1枚で出来る動きとしては中々に強力だと思います。

 

 

捕食カウンターを乗せる効果もデッキから特殊召喚する効果も優秀であり

プレデター・プランツにとってキーカードの1枚ともいえる存在です。

サンデウ・キンジーやセラセニアントあたりと合わせて

他のデッキへ出張させてみるのも面白いでしょう。

 

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