遊戯王ARC-V128話の感想です。
娘を元に戻したいという父親としてのエゴを貫こうとする零王、
それを阻止しようとする遊矢と零児のデュエルが始まります。
装置起動
デュエルが始まる前に零王は後ろの装置を本格的に起動させました。
どうやらカード化した命を随時投入しているようで
それが必要量に達した時に柚子達4人が消え
アークファイブ次元とレイが復活するようです。
当然ながら柚子達4人の命は零王は完全に無視しています。
これに対して既に怒りの頂点に達している遊矢とユート、
零王を絶対に許さないと零児に頼み先行を譲って貰います。
それでもズァークを復活させないように怒りに囚われないようにし
平常心をなんとか保とうとしながらデュエルに挑みます。
とうわけで先行は遊矢。
まずは時読みの魔術師と星読みの魔術師でスケールをセッティング
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンをペンデュラム召喚します。
進化しているとはいえやはり零王には見覚えがあるようで
オッドアイズを見て戦慄させています。
遊矢はこれでターンエンド。
遊矢と柚子の謎
この間、遊勝は思案していました。
遊勝は自分の子供である遊矢に笑顔の大切さを説き、
エンタメデュエルとして大事に育てていました。
しかし遊勝にはどうしても気がかりな事がありました。
それは自分の友人である柊修造の存在。
かれは男手1つで自分の娘である柚子を育てていましたが
彼にはそもそも奥さんがいた記憶そのものが存在しておらず
気がついた時には1人で柚子を育てていたというのです。
そしてその不自然な記憶は遊勝自身にも存在していました。
彼は自分の妻、洋子との間に遊矢という子供を設けましたが
なんと洋子が妊娠したという記憶も出産したという記憶もないのです。
今までそれを疑問に思わなかった遊勝でしたが
遊矢の存在がズァークであると判明した時、その不自然さは
強烈な疑問として遊勝の頭に降りかかってきます。
もしかしたら遊矢を産んだなどという事実は最初から存在せず
ズァークが転生する時に自分達の記憶を操作したのではないかと。
零児の経営戦略
続いて零児のターン。
DD魔導賢者コペルニクスとDDケルベロスでスケールをセッティング、
DDバフォメットと新カードDDゴーストをペンデュラム召喚です。
さらに手札からDDネクロスライムを召喚します。
そしてこの3体でチューニングをしてアレクサンダーをシンクロ召喚、
DDゴーストの効果でデッキからバフォメットを墓地に送った後に
ネクロスライムとゴーストを墓地から除外してテムジンを融合召喚、
さらにアレクサンダーとテムジンでバフォメット2体を蘇生、
この2体でオーバーレイしシーザーをエクシーズ召喚です。
ペンデュラム召喚からのシンクロ、融合、エクシーズの連続召喚に
初見のリンと瑠璃は驚きを隠せません。
さらに零児は永続魔法「独占封印の契約書」を発動、
これは自分のフィールドにシンクロ、融合、エクシーズが存在する間
それと同じ召喚法のモンスターを相手は特殊召喚できないというもので
これにより零王のエクストラデッキからの召喚を封じました。
零児はこれでターンエンドです。
零王は零児の説得を再度試みていますが零児は引き続きこれを拒否、
そもそもズァークとして復活するのは遊矢達が4人そろった時であり
零王がいたずらに次元戦争を引き起こさなければ
遊矢達はそれぞれ別の次元で平和に暮らし続けていたはずなのです。
それをレイを取り戻すという名目で各次元を結合しようとし
その結果としてズァークが復活するのは零王のエゴでしかないと。
しかし零王は例え自分が動かずともいずれズァークは復活したと言います。
精霊機巧軍(スピリット・テック・フォース)
3つの召喚法を封じられた零王ですが彼は落ち着き払っていました。
零王のターン、ドロー。
彼はペンデュラムカードである精霊炉(スピリット・リアクター)を
2枚ペンデュラムスケールにセッティングします。
零王がペンデュラムを使う事に驚く一同、
しかしスケール1の精霊炉2枚ではペンデュラム召喚ができません。
そこで零王は片方の精霊炉のペンデュラム効果を発動、
時読みの魔術師のペンデュラムスケールをコピーします。
これでスケールは1と8になり2~7レベルのペンデュラム召喚が可能です。
そしてレベル2の精霊結晶(スピリット・クリスタル)サラマンダー・コアと
レベル7の精霊機巧軍ペンデュラム・ガバナーをペンデュラム召喚します。
零王はペンデュラムガバナーの効果を発動、
サラマンダーコアをリリースする事でその効果を2回まで発動できます。
サラマンダーコアは手札からペンデュラム召喚した場合に
モンスター1体を破壊し800ダメージを与える事が可能となりこれを2回です。
まずは遊矢のオッドアイズペンデュラムを選択して破壊、
次に零児のテムジンを破壊し両者に800のダメージを与えつつ、
封じられていた融合召喚を可能にしました。
零児のプランを崩した事でまだまだ甘いなと零児に告げる得意気な零王、
もう「貴様の思い通りにはならんのだよ!」と言い返して超得意気です。
何だかんだで零児に対しては父親らしいとこ見せたいようですこの人。
さらにペンデュラムガバナーにはスケールがセットされている間、
ペンデュラム召喚可能なレベルのモンスターの攻撃を封じる効果があり、
さらにペンデュラムモンスター以外からは攻撃されない耐性も持っています。
これにより残ったアレクサンダーとシーザーの攻撃も封じました。
怒りに囚われる
デュエルをしている間にも刻一刻と装置は作動をし
柚子達4人は必死に助けを呼びかけています。
その様子に遊矢とユートはさらに怒り、
その影響でズァークが目覚めようとしていました。
遊矢は苦しみながらもなんとかズァークを抑えようとしますが
それでも暴走が抑えられるず目が覇王化した状態となります。
遊矢のターン、ドロー。
ペンデュラム召喚によりオッドアイズペンデュラムを復活させ
さらに手札から新カード「EMユーゴーレム」をペンデュラム召喚です。
このユーゴーレムはペンデュラム召喚した時に
フィールドのモンスターで融合召喚を可能にする効果を持ち
これによりオッドアイズペンデュラムとユーゴーレムを素材に
EMの融合モンスターであるEMガトリングールを融合召喚します。
このガトリングール、エンタメイトでありながら明らかに悪役って感じで
通常ならばついに遊矢もヒールを演じれるようになったと喜ぶのですが
残念ながら今の遊矢は大分やばい感じです。
ガトリングールはフィールド全てのカード×200のダメージを
相手に与える効果を持ち現在フィールドのカードは合計12枚、
よって2400のダメージを零王に一気に与えます。
さらにペンデュラムモンスターを素材に融合召喚した場合に
モンスター1体を破壊してその攻撃力分のダメージを相手に与えられます。
これによりペンデュラムガバナーを破壊して
追加で2800のダメージを与えて零王にトドメを刺そうとします。
ズァークの狙いとは
遊勝はこのデュエル中、ズァークの目的について考えていました。
もし遊矢が記憶操作をしてまで転生した存在だとするならば
自分の子供として転生してきた理由なんなのかと。
ズァークがある目的を持ってそれをしたのであれば
それは恐らく再びデュエリストとして活動する事、そうなれば
まずはデュエリストとして育てられる事が最低条件になります。
そして遊勝はその名を轟かせるエンタメデュエリスト、
デュエリストとして育つには最適な父親だと言えるでしょう。
それが事実であれば自分が遊矢をエンタメデュエリストとして育てた事は
全てズァークの計画通りという事になります。
遊勝は今まで自分の息子として大切に育ててきた遊矢を
「悪魔を生み出したかもしれない」と思いながら見つめていました。
というわけでついに零王とのデュエルです。
零王のテーマは「精霊(スピリット)」のようですが
これだけだと元あるスピリットカードと非常にややこしいので
サブタイトル通りに精霊機巧軍と呼んでしまいましょう。
それよりも気になるのが遊勝の心理です。
もしかしたら零王と協力して遊矢に牙を向ける可能性もあります。
そうなると悲しい親子対決が実現してしまいますね。
次回予告 129話『覇王の片鱗』
もう大分覇王しちゃってます。
まだ零王とのデュエルは続いている様子です。
そして装置が本格的に作動したのか柚子シリーズが消えかかってます。
ただ消える直前の柚子の声に反応したのか
一瞬だけ正気に戻ったかのような描写も存在しています。
超熱血!デュエル塾
司会は遊矢と零児。
今回は赤馬零王のデッキである精霊(スピリット)についての解説です。
どうやら属性に深く関係するペンデュラムテーマのようですね。
また「手札からペンデュラム召喚する」というのをトリガーにする効果が多く
エクストラデッキからではなく
手札からのペンデュラム召喚に重点で置いたテーマである事が伺えます。
ペンデュラム・ガバナーが精霊結晶をリリースして効果を発揮しており
恐らくは他の属性の精霊結晶も存在するものと思われます。
多分ウンディーネ・コアとかシルフ・コアとかそんな感じの。
精霊炉(スピリット・リアクター)
ペンデュラム・効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 0/守 0
【Pスケール:青1/赤1】
①:このカードがPゾーンに置かれた場合、
フィールドのPカード1枚を対象として発動できる。
このカードのPスケールは対象のカードのPスケールと同じになる。
②:フィールドに地・水・炎・風属性のモンスターの内、
いずれかが存在する限り、自分フィールドのモンスターは、
1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。
【モンスター効果】
①:このカードの攻撃力は
フィールドの地・水・炎・風属性モンスターの数×500アップする。
精霊機巧軍(スピリット・テック・フォース)-ペンデュラム・ガバナー
ペンデュラム・効果モンスター
星7/光属性/機械族/攻2800/守2500
【Pスケール:青4/赤4】
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「精霊結晶」モンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
①:Pモンスター以外の相手モンスターはこのカードを攻撃対象に選択できない。
②:自分のPゾーンにカードが2枚存在する限り、
そのPスケールでP召喚可能なレベルを持つ相手モンスターは攻撃できない。
③:1ターンに1度、そのモンスター効果を使用していない
手札からP召喚した「精霊結晶」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリリースし、
その対象のモンスターの効果を2回まで発動できる。
精霊結晶(スピリット・クリスタル)-サラマンダー・コア
ペンデュラム・効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 0/守 0
【Pスケール:青3/赤3】
①:1ターンに1度、
自分フィールドのPモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻す。
【モンスター効果】
①:このカードが手札から攻撃表示でP召喚に成功したターンのメインフェイズに1度、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、そのコントローラーに800ダメージを与える。
このカードがエクストラデッキからのP召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを手札に戻す。
独占封印の契約書
永続魔法
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
②:自分フィールドに融合・S・X・Pモンスターの内、
いずれかが表側表示で存在する限り、
相手はそのモンスターと同じ種類のモンスターを
エクストラデッキから特殊召喚できない。