消すと増えます
今回紹介するのはレイジング・テンペストよりこのカードです。
光波分光
通常罠
①:自分フィールドのX素材を持った「サイファー」Xモンスターが
戦闘または相手の効果で破壊され自分の墓地へ送られた場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地から特殊召喚し、
そのモンスターと同名のXモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
サイファー用の罠カードです。
アークファイブにおいて天城カイトが黒咲隼戦で使用し
破壊された銀河眼の光波竜を2体に増やしました。
分光(スペクトラム、スペクトル)とは光を分離、展開させることで
エネルギー等を測定する方法の1つとして使われるものです。
イラストに存在する三角形の物体はプリズムといいこの分光を発生させます。
その効果は自分の場のサイファーエクシーズが
戦闘、もしくは相手の効果によって破壊された場合に
そのサイファーエクシーズを墓地から蘇生し、さらにそれと同名カードを
エクストラデッキから直接特殊召喚するというものです。
「同名モンスターを複数体並べる」という
サイファーというテーマのコンセプトに見事に則ったカードだと言えます。
エクストラデッキから特殊召喚した方のサイファーエクシーズは
蘇生制限に引っかかる点には注意しておきましょう。
自分の効果で破壊した場合には発動する事が出来ない為、
能動的に使う事は難しいですが耐性を持たないサイファーエクシーズにとっては
破壊効果に対する対応策の1つとして機能します。
サイファーエクシーズは元々の攻撃力が高い為、効果で除去される可能性は高く、
相手のブラック・ホールや幽鬼うさぎなどは狙い目となるでしょう。
特殊召喚されたサイファーエクシーズはオーバーレイユニットを持ちませんが
攻撃力自体は最低でも3000と単純なアタッカーとしても充分な働きができる他、
ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴンや銀河眼の光波刃竜、
No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴンに重ねる事が出来れば
そちら側の効果を発動する事も可能です。
上手くカードを発動できた時のメリットは充分にあります。
能動的に発動する為にはサイファーエクシーズで自爆特攻する必要がありますが
この場合相手に溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムや怒炎壊獣ドゴランを送りつければ
銀河眼の光波竜で相打ちをした後に銀河眼の光波竜2体で続けて殴ることが出来ます。
上手く行けば合計6000のダイレクトアタックを狙う事が出来る為、
狙ってみるのも面白いでしょう。
サイファー用のサポートカードですがそもそもエクシーズ専用のサポートなので
ランク8のエクシーズ召喚を狙えるデッキであれば採用は可能です。
光波異邦臣でサーチできるという利点もあり
やや使いづらいカードなのは否めませんが結構面白いカードだと思います。