遊戯王ARC-V123話の感想です。
見事BB相手にエンタメデュエルを成功させた遊矢、
その一方で零児達と遊勝達が合流する事が出来ましたが
そこにユーリが立ちふさがります。
優等生デッキ(露骨なダイレクトマーケティング)
遊勝はユーリの顔を見て「遊矢!?」と驚きますが、
あの、何でユーゴに対しては完全スルーしてたんですか遊勝さん?
そして遊勝達を殲滅しようとこちらに近づいてくるユーリですが
明日香がユーリにダイレクトアタックをしかけ遠ざけます
てかこの中で一番ガタイよさそうなのが紅一点てどゆことなの・・・
そしてその隙をついて素良が壁にあった仕掛けを機動、
檻を出してユーリと遊勝達を切りはなそうとしますが、
脱出の際に零羅が転んでしまい素良はそれを助ける為に逃げ遅れ
自分で作動させた檻に閉じ込められてしまいます。
この檻は閉じ込められた対象のデュエルディスクを機能停止させる効果があり
素良は実質的にデュエル不可能な状態に追い込まれます。
しかし遊勝や零児を逃がす事には成功しており
ユーリはまず明日香を倒してカードにしようとデュエルを仕掛けようとしますが
ユーリの手元には2つのデッキがありました。
1つはユーリが普段から愛用している捕食植物デッキ、
そしてもう1つは本来明日香に支給されるはずだった優等生用のデッキである
優等生用のストラクチャーデッキR-機械竜叛乱-のカードを使う販促デッキです。
明日香は使い慣れてるデッキで勝負をしろと主張しますが、
ユーリは完全に相手の嫌がる方の選択肢を選んでいます。ゲスいです。
こうして明日香VSユーリのいまだかつて無いほど販促なデュエルが開始されます。
販促フェイズ
先行は明日香。
明日香はまず儀式魔法「機械天使の絶対儀式」を発動します。
これにより手札のサイバー・チュチュボンをリリースして
サイバー・エンジェル-那沙帝弥(ナーサテイヤ)-を儀式召喚します。
さらにここでリリースされたサイバー・チュチュボンの効果が発動、
儀式召喚によってリリースされた時に墓地から儀式魔法を回収します。
これにより手札に戻した機械天使の儀式を再び発動、
今度は墓地からサイバー・チュチュボンをデッキに戻す事でリリースの代わりとし
2体目のナーサテイヤを儀式召喚します。
このカードは自分以外のモンスターが攻撃対象になった時に、
その攻撃を無効にする効果があり2体いる事でロックを形成しています。
さらにモンスター1体の半分のライフを回復する効果もあり
これによってライフを5000まで上昇させています。
明日香はこれでターンエンドです。
ユーリのターン、ドロー。
もう明らかに今触ったばかりと言わんばかりに
手探りでカードの効果を1つ1つ確認しています。ワシにも覚えがある。
しかしもう把握は出来たみたいで
永続魔法「古代の機械要塞」を発動した後に古代の機械射出機でそれを破壊、
両方の効果で古代の機械飛竜と古代の機械歯車特殊召喚します。
そして古代の機械飛竜の効果で古代の機械熱核竜をサーチ、
そのまま2体をリリースしてアドバンス召喚します。
まさに新しいアンティーク・ギアにおける見本ともいえる回し方なのですが
この時のユーリの挙動1つ1つが本当に白々しいというか煽り性能高いんです。
事実ユーリはこの古代の機械熱核竜を切り札だと証していますが、
素良が言うようにアカデミアの切り札ならば融合モンスターであるはずです。
そして古代の機械熱核竜でラーサテイアを攻撃、
ラーサテイアの攻撃無効効果は攻撃された時に発動するものですが
古代の機械熱核竜は戦闘中の相手の効果を発動を封じる効果があり、
さらに貫通効果と2回攻撃効果が付与されておりラーサイテイア2体は破壊、
5000あった明日香のライフも一気に1000まで減らされてしまいました。
ユーリはカードを1枚セットしてターン終了です。
そして引き続き明日香をめっちゃ煽ります。
このあたりユーリの下種さが本当によく出てますね。
ユーリの本性
明日香のターン、ドロー。
そして墓地のナーサテイアの効果を発動、
自身以外の墓地のサイバーエンジェル1体を除外する事で墓地から自身を蘇生、
さらにユーリの古代の機械熱核竜のコントロールを奪います。
自分のカードを奪う事を酷いと抗議するユーリですが、
明日香はそれに対し奪われる悲しみを知りなさいと返します。
そしてバトルフェイズに入ろうとしますがこの瞬間にユーリは
罠カード「アンフィニッシュド・アンティークギア」を発動、
デッキから古代の機械巨人を当然の権利のように召喚条件無視で特殊召喚します。
バトルフェイズに入ると古代の機械熱核竜に発動を封じられてしまう為、
このタイミングでカードを発動したわけですね。
ただしこの効果で特殊召喚したアンティーク・ギアは戦闘破壊耐性を得る代わりに
攻撃力と守備力が半分になってしまいます。
この為古代の機械熱核竜の貫通&2回攻撃により3000のダメージを受けます。
さらに明日香は追い討ちをかけるかのように「融合破壊」を発動、
これは手札の融合をコストにする事で相手のデッキから
「融合」または「フュージョン」とつくカードを3枚までデッキから除外、
除外したカードの数×300のダメージを与えるというものです。
ユーリの使っているデッキの中身を明日香は完全に把握しており、
その中に3枚入っている「融合」を狙い撃ちしている魔法です。
実際にユーリはデッキから融合3枚を除外する事になり900のダメージを受けます。
自分のカードを奪われ、さらに融合まで封じられたユーリに対し
明日香は手を差し伸べようとし、ユーリは自分の過去を話します。
それはデュエルが強すぎた故に皆が自分を遠ざけるようになり
友達を作る事が出来なかったという事、
そして黄昏ていた自分をプロフェッサーが手を差し伸べて
好きなだけデュエルをして相手をカード化してもいいといってくれた事。
そしてそんなプロフェッサーすらもはやどうでもよく
ただ自分の望むままに相手をカード化しようと決めた事。
ユーリは明日香が差し伸べた手をあざ笑うかのように拒絶します。
邪悪なる夢
ユーリのターン、ドロー。
まず魔法カード「古代の整備場」で墓地の古代の機械飛竜を手札に回収、
そのまま通常召喚して効果発動、古代の機械箱を手札に加えます。
そして次にユーリが発動したのは速攻魔法「超融合」
明日香はデッキにそんなもの入っていなかったはずと驚愕しますが、
ユーリは「後から自分で入れたに決まってるじゃん」と平然と答えます。
そう、初めてデッキを使ったように見せたのも、
融合を3枚除外されて絶望していたのも全ては相手を騙すための演技、
デッキは既に確認していた上で自分なりに調整もしていましたし、
初手には既に超融合を握っていたのです。
ユーリは超融合により自分の場の古代の機械巨人と古代の機械飛竜、
そして明日香が奪った古代の機械熱核竜を素材に
古代の機械究極巨人を融合召喚します。
そして古代の機械究極巨人でナーサテイアを攻撃して破壊、
貫通効果によって明日香のライフは0となりました。
このデュエルはユーリの勝利です。
倒れた明日香に対してユーリは自分の夢を語りだします。
それは自分が1人になるまで全ての次元の人間をカードにする事、
そうして世界にただ自分1人だけ残る事で最高の存在となる事。
そんなユーリの周囲にはおぞましいオーラが漂っていました。
これにはモニターで見ていたプロフェッサーも驚いています。
ユーリはもはやプロフェッサーですら制御できない存在となりました。
そのままユーリは明日香をカードにして次の標的を素良に移します。
檻なんて最初から意味なかったとばかりに簡単に檻を解除して。
一方遊矢は案内係のアカデミアに柚子の場所を教えてもらい、
そこに駆けつけようとしますが、そのアカデミアの生徒は虫に寄生されており
遊矢の後ろで邪悪な顔をしていました。
見事なまでのストラクチャーデッキ販促回でした
その上でユーリの下種さ、恐ろしさがありありと表現されており、
非常に濃厚な回となっています。
今まではあくまでプロフェッサーの犬というイメージだったユーリですが
今回、そのプロフェッサーの制御からも完全に外れた存在になった気がします。
やはりユーリが当面のボス的存在となってくるのでしょう。
次回予告 124話『蘇る幻影騎士団(ファントム・ナイツ)』
瑠璃と再開できた遊矢ですが瑠璃の洗脳はまだ溶けておらず、
遊矢に牙を向けて襲い掛かってきます。
そんな中遊矢のデッキからユートのカードが現れ、
ユートVS瑠璃のデュエルが始まるようです。
ユートのデュエルも随分と久しぶりになりますね。
超熱血!デュエル塾
司会は素良と赤馬零児です。
今回は案の定というかユーリの使ったアンティーク・ギアの解説です。
ここでも販促は欠かしません!
それと同時に詰めデュエルも出しています。
古代の機械究極巨人を倒したら古代の機械巨人が出てくる事を把握しておきましょう。
追記:なんか古代の機械巨人出たら無理っぽかったです。
墓地に古代の機械巨人見えませんし出ない前提でよさそうですね。