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SW2.0:バルバロスブック登場、追加PC種族に加えて蛮族の各種族についての生態や追加アイテムも

7月20日に発売されたSW2.0用の新しいデータブック「バルバロスブック」、

本来ソードワールド2.0の世界観では敵対勢力として存在する蛮族ですが

このバルバロスブックでは完全にその蛮族を主役に置いたデータとなっています。

新しく追加された蛮族PC用の種族に加えて各蛮族の生態系に関する解説や

新しい技能であるフィジカルマスター技能、蛮族用の追加アイテムなど

様々なデータが存在します。

さらには蛮族社会でのセッションをする為の説明も入った

まさにバルバロス尽くしな一冊となっています。

今回はそんなバルバロスブックの簡単な紹介をしたいと思います。

 

 

蛮族PC:ドレイク(ナイト)

バルバロスブックの1番の代名詞とも言える蛮族用追加PC、

その中でも先発を勤めるのがこのドレイク(ナイト)です。

バルバロステイルズでも蛮族PCとしてドレイクのデータがありましたが

あちらが剣の折れていたドレイクなのに対して

こちらは剣の折れていない正真正銘のエリートとしてのドレイクです。

それに伴い今までの剣の折れていたドレイクは

ドレイク(ブロークン)という表記によって区別化されるようになりました。

 

種族特徴は様々ありまずドレイク(ブロークン)と同様に暗視があります。

そして最大の特徴として限定竜化だったドレイク(ブロークン)と違い

自身の魔剣を体内に取り込む事で完全なる竜化を果たす事が可能です。

竜化をすると3部位となりさらにHPMPが完全回復しますが

この形態を完全に使いこなすにはフィジカルマスター技能が必要となります。

また忘れてはならないの飛行です。

近接攻撃の命中と回避にボーナスがあるのはリルドラケンと同様ですが

あちらと違い時間制限が一切ない為、戦闘面のみならず

様々な場面においてこの飛行能力はとても頼りになるでしょう。

この竜化と飛行は種族特徴の強化でパワーアップする事も可能です。

 

種族値に関してはドレイク(ブロークン)を更に少しだけ強化したものとなっています。

ドレイク(ブロークン)の時点でPC用種族としてトップクラスの種族値なので

ドレイク(ナイト)も非常に高水準な種族値を確保しています。

魔法戦士に高い適正のあるステータスなのも同様です。

前衛でも後衛でも問題なくこなす事ができますが

種族特徴の飛行を活かしたいのであれば前衛をするのががいいでしょう。

弱点が魔法ダメージ+2である点もドレイク(ナイト)と同様です。

 

まさにドレイク(ブロークン)の上位互換とも言える種族ですが

穢れが4である為守りの剣の範囲では動く事が出来ないのが

最大の弱点と言えるでしょう。

また生まれ表の関係でドレイク(ブロークン)と比べて

初期取得できる技能が微妙に違う為、特に低レベルの状態では

ドレイク(ブロークン)とやや得意分野が変わってきます。

ちなみに初期取得で自身の魔剣の形状をBランク武器から選べます。

蛮族で敵視されやすい銃を持ったドレイクなんかもできるので

魔剣でロールプレイに幅を持たせるのも面白いでしょう。

追記:よく見たら近接武器しか駄目でした(

 

 

蛮族PC:バジリスク

ドレイク同様に蛮族のエリートとも言える種族です。

カルディアグレイスでバジリスクのウィークリングがPCで選べましたが

今回ついに正真正銘のバジリスクもPCに選べるようになりました。

あとサンプルキャラクターが大変エロい格好しています。

種族として全体的に趣味人で変態な連中ですので

気まぐれなキャラクターを演じる時にオススメの種族だと思います。

 

こちらもドレイク(ナイト)同様に様々な種族特徴を持っています。

猛毒の血液はバジリスクウィークリングの上位互換とも言えるもので

相手に与えるダメージが上昇しています。

邪視はバジリスクウィークリングの石化の視線と同等の性能を持ち

なおかつ1ラウンドに1回ずつ使える上にフィジカルマスター技能で

さらにパワーアップさせる事が可能ですが

特定の条件で相手に跳ね返されてしまう可能性が存在します。

そしてバジリスクもドレイク(ナイト)同様に魔物化能力が存在します。

こちらも真価を発揮するにはフィジカルマスター技能が必要です。

また魔物化してしまうと知力が低下してしまうデメリットもありますが

使い方次第では非常に強力な能力である事は間違いありません。

フィジカルマスター技能を鍛える事で強化できる邪視は様々なものがあり

補助動作でアウェイクン効果を発揮できたり

味方の能力を強化できたりと強力なものがたくさん存在します。

 

ドレイク(ナイト)同様に全体的にハイスペックな能力を持っており

前衛、後衛どちらでも問題なくこなせるでしょう。

ドレイク(ナイト)に比べればやや後衛向けとも言えますが

猛毒の血液を活かしたいのであれば前衛をするのも大いにアリです。

また何気に初期取得言語が非常に豊富であり

人族、蛮族の言語をあわせて5つ習得しています。

セージやバード技能が無くても会話で困る事は少ないでしょう。

弱点はバジリスクウィークリングと同じく水・氷属性ダメージ+3です。

 

こちらも非常に強力な種族ですがこちらも穢れが4である為

守りの剣の影響下では満足に行動できない弱点が存在します。

見た目は人間に近く変装自体は難しくないので

守りの剣の問題さえ何とかできれば人族の地域でも活動はできるでしょう。

蛮族社会を舞台にする場合では暗視を持たない点に注意をしましょう。

特に夜間に活動する場合に仲間との連携に支障をきたす可能性があります。

 

 

蛮族PC:リザードマン

ファンタジー世界における代表種族の1つであり根強い人気のあるリザードマン、

このたびついにSW2.0でもPCとして選べるようになりました。

トカゲに似た水棲種族の1つであり9割が男性として生まれます。

それでいて最も優れた固体が複数の妻を娶る一夫多妻制を築いています。

外敵に大しては厳しいですが仲間意識間が非常に強いという

実にアーメス的な価値観を持っており一旦仲間と認めたものに対しては

強い絆を持つという王道な蛮族ロールプレイ向きのPCの1つです。

 

種族特徴はまず尻尾がありこれを使って攻撃する事が可能です。

水中活動も可能ですが発生や会話が出来ない為、

特に魔法技能を持っている場合は気をつけましょう。

また1時間呼吸なしで活動できる為、毒や病気に対して強いです。

リザードマンの面白い特徴として種族特徴の強化をする時、

2種類ある強化からどちらか片方を選べるという点です。

1つは「仲間との連携」でこれは自分と同じ乱戦エリアに仲間がいる場合に

その数だけ命中力判定にボーナスを得るというものです。

もう1つは「敵への憤怒」でこれは自分と同じ乱戦エリアにいる

HPが半分以下の仲間の数が多ければ多いほど

自分が与える物理ダメージが強化されるというものです。

どちらの種族特徴も優秀であり中々悩ましい選択になると思いますが

他の仲間と相談して活かしやすい方を選ぶといいでしょう。

 

種族値は器用度と精神力がそこそこかやや低い程度、

それ以外の4つのステータスが全体的に高水準といった感じです。

特に敏捷度が高く、種族特徴が武器攻撃向きである為、

どちらかと言えば前衛向きですが魔法の適正も悪くありません。

尻尾がある為これをメインウェポンにするのもオススメです。

水中適正のある種族の中では最も前衛よりの種族と言えるでしょう。

弱点は土属性ダメージ+3です。

 

穢れは3点な為、守りの剣の適用化でも活動は可能ですが

もう全力でバルバロスな見た目な為変装は困難を極めるでしょう。

全身鎧を装備してリルドラケンですとでも言ってごまかすか

もしくはラミアの首飾りを用意する必要があると思います。

 

 

蛮族PC:ケンタウロス

上半身が人間で下半身が馬のアレです。

SW2.0でも同じ見た目をしており蛮族種族の1つとなっていますが

このケンタウロスもPCとして使えるようになりました。

元々のモンスターデータでも「反応:中立」である事から分かるように

基本的に争いを好まず部族単位で組織だった行動を重んじるなど

バルバロスとしては珍しい精神を持っています。

穢れを嫌うはずの妖精と心を通わせる事が出来るのも大きな特徴です。

 

下半身が馬という事もあり種族特徴も実にユニークです。

半人半馬の種族特徴により敏捷度の2倍の移動力を手に入れられますが

変わりに騎獣に搭乗できない制約が存在します。

また足の装備部位が存在せず変わりに腰に2つ装備する事が可能です。

さらに馬人の武術の種族特徴におりライダー技能における一部の騎芸を

PC本人に適用する事が可能です。

適用できる騎芸はチャージや高所攻撃、攻撃阻害といった系統です。

これは特にライダー技能を低レベルだけ取得する場合に大きな意味があり

騎獣の耐久力を気にせずにその騎芸を存分に発揮する事が可能です。

トランプルで戦場をかき乱してみるのも面白いでしょう。

また種族特徴が強化されれば自身に同乗者を乗せる事も可能です。

 

種族値は敏捷度と知力がやや低めで特に器用度に優れています。

また敏捷度が低いといっても種族特徴により移動力の心配はありません。

基本的にはその器用度を活かす為に前衛やアーチャーをするといいですが

下半身が馬である関係かラミアでさえ取得できたグラップラーが取得不可で

残念ながら高所攻撃から3連打するといった芸当はできません。

弱点は土属性ダメージ+3です。

 

穢れは3点ですがリザードマン以上にごまかすのが無理な見た目をしています。

そもそもダークトロール以上にでかい図体をしており

例えラミアの首飾りがあったとしてもごまかすのは難しいでしょう。

そもそも蛮族であるという事を抜きにしても

人族社会で生活するにはちょっとばかり無理のある体をしています。

ダンジョンなどでも狭い道などがある場合には色々と苦労する事になるでしょう。

そんな事もあり能力値以上に扱いづらい所のある種族だと思います。

 

 

蛮族の生態

ある意味では追加種族以上にこの本の目玉となるのがこちらです。

ゴブリンやボガード、ミノタウロスにアンドロスコーピオン、

ガネーシャ、リャグ、サキュバス、フォルミカ、などなどなどなど

非常に多種多様な蛮族の生態がショートストーリー込みで解説されています。

種族ごとの生活や寿命、繁殖方法など実に細かい情報が載っている為、

特にストーリー面を重視する人にとってはありがたいものとなるでしょう。

ガネーシャにとって┌(┌ ^o^)┐は普通とかそんな事まで載ってます。

個人的に面白いと感じたのはサキュバスの繁殖方法で

基本的に異種族と交わって子供を作るのですが同族が生まれる確率は半々で

もし交わった異種族の子供が生まれた場合父親の元まで届けるそうです。

わざわざちゃんと返すとか随分と律儀です。

 

 

フィジカルマスター技能

今回新たに追加された技能です。

これは複数部位を持つキャラクターがコア部位以外の部位の強化に必要で

実質的にドレイク(ナイト)とバジリスク専用となる技能です。

魔剣や邪視の強化にもこのフィジカルマスターが必要となる為、

この2種族の種族特徴を存分に発揮する為には必須となる技能となります。

またライダーの騎芸やバードの呪歌のように

1レベルごとに魔装と呼ばれるものを取得可能です。

フィジカルマスター技能によりコア部位以外の命中、回避判定を行えますが

逆に言えばコア部位に関してはフィジカルマスター技能では判定できません。

ファイターやグラップラー技能で判定を行うか、

もしくは回避や命中を捨てて別の事に従事する必要が出てくるでしょう。

 

 

追加アイテム

バルバロスブックには新しいアイテムデータも載っています。

多くが蛮族向けの穢れに応じて効果を得るアイテムであり

イグニスの魔符をはじめとして蛮族にとって有用なアイテムがあります。

しかし一番の注目株は何といっても「魔法の武器+2」の加工です。

これは既に魔法の武器となっているものをさらに強化できるという

武器を使う全てのキャラクターにとって喉から手が出るほど欲しいものです。

しかし値段の方もすごい事になっていてランクBの強化でも2万G、

ランクSSにいたっては16万Gもの費用が要求されます。

どうやってお金を捻出するかが最大の問題点となるでしょう。

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