7月9日に新パック「インベイジョン・オブ・ヴェノム」が発売されます!
今回紹介するのはそのインベイジョン・オブ・ヴェノムからこのカードです。
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2
①:このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、
その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
②:1ターンに1度、相手フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、このカードはモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
③:融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
魅惑の香りで虫を誘う美しき花よ。
今一つとなりてその花弁の奥の地獄から新たな脅威を生み出せ!
融合召喚!現れろ、飢えた牙持つ毒龍!
レベル8!スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン!!
遊戯王アークファイブのメインとなる召喚法の名を冠する4体の竜、
その最後の1体、融合次元のユーリの持つ竜が登場しました。
インベイジョン・オブ・ヴェノムの看板モンスターを飾る堂々の登場です。
植物をモチーフとした禍々しい形状をした紫色のドラゴンです。
最初にシルエットで見せた姿とかけ離れた形状をしていますが、
カードのポーズはそのシルエットにかなり似せたポーズをとっています。
召喚法を冠する竜の中では名前に色にちなんだ単語がついていません。
ただヴェノム(毒)はゲーム等では紫色として表現される事が多く、
毒の色として紫色というイメージを持つ事は可能です。
また召喚法を冠する竜の中で唯一攻撃力が2800である事も特徴です。
スターヴは「飢える」という意味であり、
まさに「飢えた牙持つ毒竜」と言えるでしょう。
オッドアイズが目、ダークリベリオンが顎、クリアウィングが翼で攻撃するのに対し
このスターヴヴェノムは尻尾を武器にして攻撃しています。
融合素材にはトークン以外の闇属性モンスターを必要とします。
特徴的なのは「フィールドのモンスターしか素材に出来ない」という点であり
ドラゴン族ですが竜の鏡で墓地のモンスターを素材にしたりは出来ません。
それでも闇属性モンスター2体をフィールドに揃えればいいので
ジャンク・シンクロンで闇属性モンスターを蘇生させたり
レベル・スティーラーなどを利用すれば素材を揃えるのは難しくないでしょう。
超融合で相手のモンスターを素材にするのも十分に狙えます。
①の効果はこのカードが融合召喚に成功した場合に
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを選び、
このターンの間そのモンスターの攻撃力分自身の攻撃力を上昇させるというものです。
1ターンの間だけですが特殊召喚されたモンスターが場にいれば
2800ダメージ分の攻撃力を叩き込む事が可能になっています。
②は召喚法を冠する竜共通のレベル5以上のモンスターに対する効果であり
1ターンに1度、相手フィールドに存在するレベル5以上のモンスター1体を選択、
そのターンの間このカードを選択したカードと同名カードとして扱い、
同じ効果を得るというものです。
相手の依存度がかなり高い効果ですが除去効果を持つモンスターをコピーできれば
アドバンテージに繋げる事が可能です。
他にも連続攻撃効果を持ったモンスターも狙い目であり
①の効果と合わせれば妹と一緒に地獄に逝かせるだけのダメージも十分に叩き出せます。
③は融合召喚したこのカードが破壊された場合に
相手の特殊召喚されたモンスターを全て破壊できるという道連れ効果です。
多分破壊された時に毒でも撒き散らすんだと思います。
破壊されれば墓地に送られる必要はなく、例え奈落の落とし穴で除外されたとしても
問題なく相手のモンスターを道連れにできます。
破壊を返さない除去には無力である為、いざという時には
自分でこのカードを破壊して無理矢理効果を発動させるのも1つの選択肢です。
基本的には相手のエースモンスターに対してアタッカーで出して、
その後③の効果をちらつかせて相手に嫌がらせをするといった運用法となるでしょう。
特に耐性などは持っていない為あまりフィールドに長く留まる事は出来ませんが
どの効果も場をかき乱すのに十分な性能であり、
召喚そのものを無効にされなければ大抵の場面でしっかり仕事をしてくれる1枚です。
ただ①の効果も③の効果も特殊召喚されたモンスターにしか効果を発揮しない為、
帝などアドバンス召喚を中心をしたデッキを相手にする場合には苦戦を強いられるでしょう。
このカードの登場により召喚法を冠するドラゴンが無事全て登場する事となりました。
最近はSR幻影にカバを採用しているデッキもよく見かけますが、
それに融合とこのスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンを採用すれば
遊矢シリーズのカードを全て混ぜたデッキも作成可能です。