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遊戯王アークファイブ第103話『華々しき機械天使』感想

アークファイブ103話の感想です。

遅れるといいましたが思ったより早く予定が終わりました。

「榊」の名を聞いた途端態度の豹変したカイト。

はたしてその理由はなんなのか。

 

 

彼はユートでは無い

アレンに案内されて長いながーーい階段を上っていくランサーズ一行。

遊矢と沢渡は疲れきっていますが黒咲と権現坂は息1つ乱れていません。

そうして階段を登りきった先に案内されたのは

デュエル庵を彷彿とされる避難所。

なるほど、確かにこれだけ長い階段を登らなければならないとなると

アカデミアだってわざわざ探したくもなくなるでしょう。

 

避難所に入りお茶で一息ついた所で改めて自己紹介をする面々。

少年の名前は神月アレン、丁度神月アンナと同じ苗字をしています。

もしかしたらアンナの弟か兄なのかもしれませんね。

そして少女の方は笹山サヤカ、どうやら人見知りなようで

まだ遊矢達ランサーズとは打ち解けていない様子です。

アレンもユートの事を知っているようで遊矢をまじまじと見つめては

ユートにそっくりだといい本当にユートじゃないのかと尋ねます。

ユート自身に本当の事を答えても無駄だと言われてしまい

遊矢もそれに対してなんて答えればいいのか迷っている様子です。

なおこれに対して沢渡が「ユートって誰だ?」と尋ねています。

どうやら最初に戦った時からユートを本当に遊矢だと思い込んでいるようです。

本当はユートじゃないのかと問い詰めてくるアレンに対し

ユートではないと否定する黒咲。

最初は黒咲も遊矢がユートからカードを奪ったものだと疑っていたようですが、

シンクロ次元での様子を見て遊矢を信じる事に決めたようです。

しかし黒咲自身もユートがどうなったのかは把握しておらず、

未だに行方不明という扱いになっている様子です。

ユートもせめて黒咲には事情を分かってもらいたいと思うのですが

それでも真実を信じてくれると思っていないのでしょうね、辛い所です。

 

 

「臆病者」の父

ランサーズはアレンからエクシーズ次元の実情を聞きます。

黒咲とユートがスタンダード次元に行った直後、

突如としてアカデミアの侵略が激しさを増し

それによってスペード校のレジスタンスは壊滅に追いやられたようです。

クローバー校のレジスタンスもかろうじで生き残っただけのようで

こうして逃げ延びながら避難所でなんとか生きている様子です。

そしてカイトもまた家族をカード化されてしまったようです。

Drフェイカーとハルトを失ってしまったのなら

カイトがアカデミアに対して強い憎悪を持つのは仕方ない所でしょう。

遊矢はカイトの憎しみの理由が分からなかった事も含め、

自分の無力さを痛感して悲しみにくれます。

そんな中遊矢の「父さん」という言葉に反応してサヤカがある質問をします

「あなたは榊遊勝と何か関係があるのか?」

その名前は遊矢にとって関係のあるどころではありませんでした。

自分の父親の名前をエクシーズ次元で聞く事に驚きを隠せない遊矢、

サヤカの話によると榊遊勝は3年前からエクシーズ次元に現れて

先生として自分たちにデュエルの素晴らしさを教えていたといいます。

それを聞いた遊矢は遊勝がやはり臆病者ではなかったと喜びますが

それを否定するようにアレンは遊矢に告げました。

「榊遊勝は臆病者だ」

アレンは遊勝がある日突然姿を消したといいます。

 

 

融合次元の闇

舞台は変わって柚子視点。

柚子が次元転送装置に飛ばされてやってきたのは見慣れない町でした。

そこで柚子は子供達が船で送られる場面を目撃します。

近くの子供に話を聞くとどうやら彼らは小学校を卒業し

これからアカデミアに向かって教育を受けるそうです。

その会話からここが融合次元である事を察する柚子、

そして子供の母親から何歳か聞かれ正直に14歳だと答えてしまいます。

その答えにより「その年なら全員アカデミアにいなければおかしい」

と言われ脱走した生徒だと疑われてしまう柚子。

どうやら中学生になると強制的にアカデミアに入学させられるそうです。

この次元における歪みの一旦が垣間見える部分ですね。

そしてアカデミアスタッフを呼ばれ確保されようとしてしまいます。

このまま捕まってしまえばアカデミアに送られてしまうと考え

柚子は逃亡を決意しました。

 

 

明日香参上

必死に警備員から逃げ続ける柚子でしたが

地の利の無い場所で逃げ続けるのは無理であったようで追い詰められます。

そしてもう戦うしかないと考えデュエルディスクを構えようとした時、

突然フードを被った女性が乱入し、スタッフと対峙します。

フードを脱ぎ捨てて登場したのはGXからのゲストキャラ、天上院明日香!

こうして明日香とスタッフ3体のデュエルが開始されました。

 

先行は明日香。

懐かしいカード、エトワール・サイバーを召喚します。

そしてカードを1枚伏せてターンエンドです。

 

スタッフのターン、ドロー。

まず新カード、アーマードッグ・キャノンボクサーを召喚、

そしてその効果で手札からアーマードッグ・ブルコプターを特殊召喚、

その効果でデッキから融合をサーチします。

どうやらアンティークギアではなくアーマードッグというテーマを使うようです。

そして融合によりキャノンボクサーとブルコプターを素材に

融合モンスター、フルアーマードッグ・ブルフォートレスを融合召喚です。

ブルフォートレスは手札の「融合」カテゴリのカードを1枚捨てるごとに

攻撃力を1000上げる効果を持っているようです。

彼は融合を1枚捨ててブルフォートレスの攻撃力を3000にしました。

そして2人目のスタッフも同じようにブルフォートレスを出しますが

今度は融合と再融合の2枚を捨ててブルフォートレスの攻撃力を4000にします。

3人目のスタッフも同じようにブルフォートレスを融合召喚、

そして彼は4枚一気に捨ててブルフォートレスの攻撃力を7000まで上昇させます。

 

これは支給品ですわ間違いありません

あと3人目は融合回収は手札に残しといてもよかったんじゃないかな

何はともあれ融合モンスターを3体場に出してターンエンドです。

 

 

機械天使、降臨

再び明日香のターン、ドロー。

彼女は儀式魔法「機械天使の儀式」を発動。

フィールドのエトワール・サイバーと手札のサイバー・プリマを生贄に捧げて

レベル10のサイバー・エンジェル-美朱濡(ビシュヌ)-を儀式召喚します。

攻撃力3000と油断するスタッフですがここで効果発動、

フィールドの融合モンスターを全て破壊しその数×1000のダメージを

それぞれのプレイヤーに与えます。完全に融合メタな効果でした。

そして破壊した数、この場合3回分攻撃が可能となり。

ダイレクトアタック×3によりスタッフを瞬く間にワンターンスリーキルゥしました。

見事明日香の勝利です。

 

 

榊遊勝

デュエルが終わり柚子と明日香は改めて自己紹介をします。

そして明日香に小船で案内されてある場所へ、

そこでは子供達が元気にデュエルの練習をしています。

どうやらここではアカデミアから脱走した生徒達を匿っているようです。

明日香が告げたこの施設の名は「遊勝塾」

自分の所属する塾とまったく同じ名前に驚きを隠せない柚子、

そして案内された部屋には椅子にたたずむ榊遊勝の姿がありました。

遊勝はここにやってきた柚子を驚きもせずに見つめます。

まるでやってくる事をあらかじめ予測していたかのように。

 

 

 

 

 

ここに来てとうとう榊遊勝本人の姿が登場してきました。

第1話から存在するアークファイブにおける1番の謎、

榊遊勝の行方がついに判明しました。

これからどのように遊勝が物語に絡んでくるのか興味が尽きません。

融合次元にもエクシーズ次元にも榊遊勝が姿を現したとなると

デニスが遊勝を知っていた理由にも納得がいきます。

しかしエクシーズ次元に遊勝がいたとなると

当然ながら遊勝は次元移動の手段を持っていた事になります。

まだまだ遊勝に関する謎はつきません。

 

次回予告 104話『「D」の名を持つHERO』

謎の少年・・・一体何フェニックスなんだ・・・

榊優勝に強い恨みを持つ融合次元のデュエリスト、エド・フェニックス

息子である遊矢にも強い憎悪を向けデュエルを挑んできます。

そしてダークリベリオンの進化体と思われるモンスターの姿も見せます。

遊矢もランクアップマジックを使うのでしょうか?

 

 

超熱血!デュエル塾

今回の司会は遊矢と権現坂、そして修造塾長です。

ミエル以来の儀式召喚が登場したという事で儀式召喚のおさらいです。

最近は儀式青眼や儀式彼岸など環境にも儀式召喚がよく名を馳せています。

 

サイバー・エンジェル-美朱濡(ビシュヌ)-
儀式・効果モンスター
星10/光属性/儀式族/攻3000守2000
「機械天使の儀式」により降臨。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの融合モンスターを全て墓石、
そのコントローラーに破壊したモンスターの数×1000ダメージを与える。
このターン、このカードはこの効果で破壊したモンスターの数まで
1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。

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