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東方鈴奈庵第39話『情報の覇者は萃か散か 後編』感想

東方鈴奈庵39話の感想です。

今月のコンプエースは三月精も一緒に載っていますので

気になる人はそっちも読んでみましょう。

扉絵では文とマミゾウがドヤ顔対決をしております。

こうして比べてみるとマミゾウの方が身長が高い感じですね。

 

 

では付喪神の言い分をどうぞ

霊夢が人里に来ると噂話を流しているのが付喪神だとすぐに気付きました。

早速霊夢は付喪神の竹箒に事情徴収しております。

竹箒さんが言うには「人に危害は加えてないから許して!」という事であり

新聞じゃ分からない情報にも精通している事を霊夢にアピールしています

何でも狸に化かされた旦那がある嬢ちゃんに怪しい壷を売りつけられたそうです。

その話を聞いてすぐに犯人が魔理沙であると判断し頭を抱える霊夢。

すぐに犯人が連想できたというあたりどうやら常習犯のようです。

一応狸避けとしては効果があるみたいで完全に無駄な買い物でもなかったようです。

とりあえず霊夢は付喪神を利用していれば天狗に一泡吹かせられると考え

そのまま付喪神を放置する事にしました。

 

 

それに対する天狗の行動は・・・

付喪神の新聞ディスは効果を発揮しているようであり

鈴奈庵では文々。新聞の売れ行きが低下していました。

霊夢(に化けたマミゾウ)の警告により自分の妖魔本が危ないといわれた小鈴は

その事実が外に漏れないようにお口チャックを心がけています。

こうやって自分が犯人であるとバレないようにしているのも

マミゾウの作戦なのでしょう。

 

さて面白くないのは新聞をディスられている天狗本人です。

文は付喪神が風評被害の原因である事を見抜いており対策を考えます。

そして「信用ならないと言うなら残酷な事実を書いてやろう」と

早速記事の作成に取り掛かる事にしました。

 

 

隠し事の出来ない世界

そしてばら撒かれる文々。新聞の号外。その内容とは

「幻想郷は監視社会であり里に密告者が存在する」というものでした。

この新聞を読んだ里人達はその内容が嘘だと思う事が出来ませんでした。

何故ならその内容に思い当たる節があったからです。

確かに誰かに監視されていたと、自分の悪事が公になっていたと。

魔理沙も壷がインチキ扱いされるようになったとぼやいています。

そして常に誰かに監視されていると思った里人達は

悪事やはめを外した行動を取らなくなっていきました。

花見もドンちゃん騒ぎをせずに静かに花見をし、

外ではあまり誰かと会話をすると言った事をしなくなり

そんな監視に怯えながらの静かな生活が自然となっていったのです。

 

 

1番貧乏くじを引いた人

しかしそんな監視社会に霊夢が待ったをかけました。

霊夢からすれば監視をしている犯人に目星はつけていたのです。

そうそれこそが噂をばら撒いていた付喪神達、

ちゃっかり霊夢は自分の家具にはあらかじめお札を貼っており

付喪神化しないように対策を講じていました。

つまり今まで霊夢は犯人が分かっているのに動かなかったわけです。

そのあたりの事を魔理沙に指摘されてグサグサ突かれている霊夢、

特に「付喪神関連はいつも初動が遅い」という言葉が痛かったようです。

とにもかくにも霊夢は里中の付喪神を1つずつ供養していく事になりました。

それに加えて監視社会に囚われた人々にも事情を説明しなければいけません。

既に人里には付喪神で溢れかえっていたのでそりゃもう大変だったと思います。

 

 

 

今回は霊夢が一番貧乏くじを引いたという不幸に見舞われました。

霊夢と言えば非常に感が鋭く運の強いキャラクターという認識がありますが

どうやらそういった補正があるのは妖怪退治など巫女の仕事に関する事柄のみであり

今回のように付喪神を利用して悪巧みとかになると発揮されないようです。

茨歌仙でも金儲けをしようとしてことごとく失敗している描写が何度もあります。

商売というのは流行や流通の流れを掴んだりと「商人としての感」が問われますが

霊夢はそのあたりの感になるとてんでダメダメになっている事が分かります。

また「付喪神関連ではいつも対応が遅れている」と魔理沙が言っていました。

東方香霖堂において霊夢の強運は「道具が霊夢の味方をする」という説明がありました。

しかし付喪神というのはその霊夢の味方をするはずの道具が妖怪化したものです。

付喪神関連では霊夢の強運や感が発揮されないのは

そのあたりも関係しているのかもしれませんね。

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