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遊戯王OCGカード考察:妖精伝姫(フェアリーテイル)-シラユキ

あまりにも豪快な蘇生条件!

 

 

今回紹介するのはザ・ダーク・イリュージョンよりこのカードです

 

 

 

妖精伝姫-シラユキ
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
②:このカードが墓地に存在する場合、
自分の手札・フィールド・墓地からこのカード以外のカード7枚を除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

 

Fairy Tale(フェアリーテイル)とは漫画版5D’sにおいて

龍可が使用していたフィールド魔法のカテゴリです。

Fairy Tale序章 旅立ちの暁光

Fairy Tale第二章 暴怒の太陽

Fairy Tale第三章 黄昏の夕日

Fairy Tale最終章 忘却の妖月

と4つのフィールド魔法に分かれており、自分ターンのスタンバイフェイズごとに

序章→第二章→第三章→最終章→序章とローテーションして発動される

非常に特徴的なフィールド魔法です。

毎ターンフィールド魔法が発動される為妖精竜エンシェントと相性がよく

妖精竜エンシェントのドロー効果を毎ターン発動する事が出来るようになっています。

そんなFairy TaleがこのたびついにOCG化される事に・・・

え?違う?効果モンスター?妖精伝姫?

 

龍可「・・・・・・」

 

気を取り直して新しく登場した光属性魔法使い族のレベル4モンスターです。

 

イラストは尻尾に本とリボンをつけたリスの女の子となっています。

動物的な見た目となっていますが魔法使い族なので注意しましょう。

カード名と手に持っているリンゴからモチーフは白雪姫と考えていいでしょう。

妖精伝姫(フェアリーテイル)というカテゴリ名らしきものが付けられており、

ザ・ダーク・イリュージョンにはこのカードしか収録されておりませんが

もしかしたらブンボーグのように1枚ずつ収録される予定なのかもしれません。

その場合恐らくは御伽噺のお姫様をモチーフにしたテーマになると思われます。

今後シンデレラや人魚姫、親指姫といったモチーフの妖精伝姫も出るかもしれませんね。

 

 

①の効果は召喚、特殊召喚に成功した時に相手の表側表示モンスター1体を

裏側守備表示にするというものです。

同じ魔法使い族で似たような効果を持っているモンスターに月読命がいますが

あちらは毎ターン繰り返して効果を発動できるのと

自分のモンスターも裏側に出来る為リバース効果を繰り返し使える点で優れており

一方こちらは裏側に出来るのは相手のモンスターだけになっている代わりに

攻撃力が1850と準アタッカークラスである点と

特殊召喚にも対応している点で優れています。

 

 

②の効果はこのカードが墓地に存在する時に

自分の手札、フィールド、墓地からカードを7枚除外する事で

墓地からフリーチェーンで特殊召喚させられる蘇生効果です。

7枚という除外コストは白雪姫に従う7人の小人をイメージしていると思われます。

ターン1の制限もなく何度でもフリーチェーンで発動が可能であり、

しかも特殊召喚と同時に①の効果で裏側表示に出来る為妨害としても非常に優秀な効果です。

ただしここに「蘇生コストを賄えるなら」という枕詞がついてきます。

7枚という除外コストはかなり膨大なコストであり何度も使える効果ではないでしょう。

墓地のカードを利用するつもりなら除外するカードの選別なども重要になってきますが

墓地で発動できなかったり墓地から回収できないタイプの魔法罠であれば

基本的に除外しても問題は少ない為これらをメインに除外コストにするといいでしょう。

特にサーチカードを多く採用しているデッキであれば墓地にもカードがたまりやすく、

これらを除外コストにすれば無駄が少ないでしょう。

また超カバーカーニバルでカバを5体フィールドに並べる事が出来れば

墓地にいった超カバーカーニバルと合わせて1枚で6枚分のコストを賄えます。

 

 

多大な除外コストを要求する②の効果ですがもしこの除外を逆に利用する事が出来れば

1度に7枚のカードを一気に除外できる効果として利用する事も可能です。

影霊衣の戦士 エグザ、各種不知火などの除外効果された時の効果などを利用可能な他、

相手ターンに異次元の生還者3枚を除外する事が出来れば

レベル2のモンスターを3枚並べる事が出来る上に再び除外コストとして利用可能です。

1枚だけですがゼラの天使でも同じ事が可能となります。

またエクシーズ・ディメンション・スプラッシュを2枚伏せて除外する事で

レベル8のモンスターを一気に4体並べるといった芸当も可能です。

面白い所では狡猾な落とし穴やガーディアン・エアトス・ミラー・レディバグなど

墓地に特定のカードが無い事を要求するカードを使う時に

邪魔になるカードを除外して墓地を綺麗にする目的にも利用できます。

 

 

魔法族の里を採用した【里ビート】に採用してみるのも面白いと思います。

魔法使い族の下級モンスターの中でも高めの攻撃力を持っており

裏側表示にする効果と合わせてアタッカーとして貢献が可能です。

また相手が魔法使い族モンスターを召喚した場合にも

このカードを墓地から蘇生させてそのモンスターを裏側表示にする事で

再びロックを継続させる事が可能になります。

 

 

豪快なコストを要求しますが高いポテンシャルを秘めた面白いカードです。

もし今後妖精伝姫がテーマ化するのならばどのようなコンセプトになるか興味深いです。

このカードから推測する限り除外を利用するテーマかもしれませんね。

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