とうとう2016年4月のリミットレギュレーションが判明しました。
前回3つのカードが規制されるだけにとどまった制限改定、
果たして今回はどうなるでしょうか。
目次
規制強化されたカード
・禁止
EMモンキーボード
ラヴァルバル・チェイン
ライフチェンジャー
・制限
魔界発現世行きデスガイド
彼岸の悪鬼スカラマリオン
彼岸の旅人ダンテ
EMドクロバット・ジョーカー
EMペンデュラム・マジシャン
ペンデュラム・コール
マスク・チェンジ・セカンド
揺れる眼差し
竜剣士ラスターP
爆竜剣士イグニスターP
竜呼相打つ
緊急テレポート
真帝王領域
汎神の帝王
名推理
モンスターゲート
規制緩和されたカード
・制限
クリッター(エラッタ)
サウザンド・アイズ・サクリファイス
・準制限
超再生能力
・無制限
D-HERO ディアボリックガイ
クリバンデット
水精鱗ーディニクアビス
グローアップ・バルブ
精神操作
闇の誘惑
封印の黄金櫃
竜の霊廟
月の書
死のデッキ破壊ウィルス
かなり大規模な改定が行われました!
なおクリッターはエラッタされての制限復帰となっています。
今回の制限改訂で気になったものをいくつかピックアップしていきましょう。
EMモンキーボード(無制限→禁止)
EMペンデュラム・マジシャン(無制限→制限)
EMドクロバット・ジョーカー(無制限→制限)
竜剣士ラスターP(無制限→制限)
爆竜剣士イグニスターP(無制限→制限)
竜呼相打つ(無制限→制限)
揺れる眼差し(無制限→制限)
現在環境トップに君臨していたEM竜剣士。
今回でも特に大幅に規制がかかっており
キーカードが軒並み禁止、もしくは制限になる事態となりました。
特にモンキーボードの禁止カード化は登場して166日で禁止カードという
Emヒグルミよりも1日速い歴代最速の禁止カード化を更新しました。
追記:うるう年計算し忘れてました。実際には167日でヒグルミとトップタイですorz
EMEm時代よりずっと環境に君臨しつづけていたエンタメイトですが
さすがにこの規制は大きなダメージとなるでしょう。
竜剣士側も主要カード達が制限カードになっている為
EM竜剣士は根本的なデッキの構築しなおしが要求される事になります。
また揺れる眼差し制限はペンデュラムデッキ全般に影響が出る事になるでしょう。
魔界発現世行きデスガイド(無制限→制限)
彼岸の悪鬼スカラマリオン(無制限→制限)
彼岸の旅人ダンテ(無制限→制限)
彼岸の主要カードである旅人ダンテとスカラマリオン、
そして彼岸と高い相性を誇ったデスガイドが制限カードとなりました。
特に旅人ダンテの制限カード化が彼岸にとっては辛く、
1枚だけの旅人ダンテをいかにして利用するかが重要になってくるでしょう。
デスガイドとスカラマリオンは彼岸だけでなくランク3を使う様々なデッキで
出張要因として重宝する小指と小指が赤い糸で繋がったペアであり
旅人ダンテ含めランク3全般に影響の出る規制結果だと言えるでしょう。
デスガイドがスカラマリオンにお尻撫でられる画像ください
真帝王領域(無制限→制限)
汎神の帝王(無制限→制限)
緊急テレポート(無制限→制限)
帝をサポートする2枚の帝王カードと
【超量帝】で活躍した緊急テレポートが制限カードとなりました。
これにより帝の安定性と制圧力は飛躍的に低下したと言えるでしょう。
また緊急テレポートの制限も超量帝の構築難易度を高める結果となっており
超量帝はデッキ構築の見直しが必要になってくると思われます。
名推理(無制限→制限)
モンスターゲート(無制限→制限)
環境上位3つだけでなくインフェルノイドも規制がかかりました。
どちらも墓地肥やしに大きく貢献するカードであり
インフェルノイドの墓地肥やし性能は大幅に低下したと言えます。
ラヴァルバル・チェイン(無制限→禁止)
恐らく今回最も多くのデッキに影響を与えた制限改訂でしょう。
墓地肥やしカードの中でも代表格の1つであり
ランク4の中でもトップクラスの採用率を誇るチェインが禁止カードとなりました。
海外では結構前から禁止カードとなっており、ある意味ようやくとも言えます。
特にクラウンブレードやインフェルニティにとっては非常に痛い禁止化です。
ライフチェンジャー(無制限→禁止)
これは【マジエク帝】の対策として間違いないでしょう。
マジエク帝は最近注目を浴びている1キル特化デッキであり
チキンレースなどのカードを多用してライフ差をつけつつ墓地を肥やし
ライフチェンジャーとマジカル・エクスプロージョンにて
一気に相手のライフを削る事を目的としたデッキです。
高い成功率を誇っていた為に危険視されたと考えられます。
クリッター(禁止→制限)
禁止カード化され濡れ衣や相乗りなど様々なカードでネタにされたクリッター君。
どうやら本当に濡れ衣だと証明されたようで条件付き(エラッタ)で釈放されました。
エラッタされた性能は以下の通りとなります。
クリッター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
「クリッター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。
このターン、
自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの発動ができない。
1ターンに1度の制限と手札に加えたターンは
そのカードの発動ができなくなる制約が付け加えられました。
これにより繰り返しサーチ効果を発動しての使用は出来なくなりました。
ですがサーチ能力自体は据え置きであり十分に役に立つと言えるでしょう。
そして黒き森のウィッチはこのエラッタでも許されなかったようです。
サウザンド・アイズ・サクリファイス(禁止→制限)
長らく禁止カードとして君臨していたこのカードも制限になりました。
こちらはクリッターと違いエラッタもなく制限に復帰です。
簡易融合で出せるカードの中でも有力な候補の1つであり
簡易融合が相手モンスターを吸収できるカードに変わります。
1度簡易融合で特殊召喚する事が出来れば自由に蘇生が可能になるので
上手く運用すれば除去にロックに幅広い活躍をしてくれるでしょう。
D-HERO ディアボリックガイ(準制限→無制限)
長らく準制限となっていたディアボリックガイが無制限になりました。
カードの特性上準制限から無制限になった事で大幅に使いやすくなっており
シンクロ召喚やランク6のエクシーズ召喚に役立ってくれる事でしょう。
クリバンデット(準制限→無制限)
水精鱗ーディニクアビス (準制限→無制限)
月の書(準制限→無制限)
精神操作(準制限→無制限)
闇の誘惑(準制限→無制限)
封印の黄金櫃(準制限→無制限)
竜の霊廟(準制限→無制限)
死のデッキ破壊ウィルス(準制限→無制限)
いずれも2015年の10月に準制限に緩和されたカードです。
しばらく様子見され問題ないと判断された結果無制限になったのでしょう。
いずれも決してよわく無い性能を持つカードだとは思いますが
これらが無制限になるあたり時代を感じさせます。
竜の霊廟の無制限化は特にブルーアイズにとって美味しいでしょう。
総評
自分が想像していたよりもはるかに大きな変更が加えられており
EM竜剣士や彼岸、帝などの環境を制していたデッキの他
インフェルノイドにも大きくメスが入れられています。
また規制強化だけでなく規制緩和に関してもかなりの変動が発生しており
クリッターやサウザンド・アイズサクリファイスが禁止解除され
2015年に準制限に緩和されたカードの多くが無制限になっています。
前回の制限改定に比べると公式はきっちりと仕事をしてくれと思います。
今回の制限改訂により上位テーマはかなり弱体化したと思われる為、
中堅に留まっていたテーマが大きく勢力を伸ばす可能性は高いです。
中でもブルーアイズは大会でも度々顔を出している上位テーマでありながら
今回の制限改訂であまり弱体化を受けておらずむしろ竜の霊廟の緩和など
追い風になっている部分もある為個人的にはかなりの注目株です。
他にも封印の黄金櫃の緩和され強力な新カードも来る不知火、
元から高いポテンシャルを誇っていたマジェスペクター等も有力株です。
いずれにせよ今回の制限改訂によって環境は大幅に変わってくる事でしょう。
私は今現在レベル4の通常モンスターのペンデュラムに
マジェスペクター・ユニコーン等のレベル6ペンデュラムや魔装を取り入れた
【魔装バニラペンデュラム】とも言えるデッキを愛用していますが
今回の制限改訂では特に主要カードが規制される事もあまりなく、
上位デッキと戦いやすくなった事を考えると
個人的には結構嬉しい制限改定だったりします。