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遊戯王OCGカード考察:EM(エンタメイト)ドラマチックシアター

脳筋こそエンタメイトの本質だと思うあなたへ・・・

 

3月19日に2016年度のスターターデッキが発売される事になりました。

今回紹介するのはその2016年のスターターデッキよりこのカードです。

 

 

 

EMドラマチックシアター
フィールド魔法
①:自分フィールドのモンスターの攻撃力は、
自分フィールドのモンスターの種族の種類×200アップする。
②:1ターンに1度、自分フィールドの「EM」モンスターの種族が4種類の場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「オッドアイズ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

 

 

新しく登場するエンタメイト用の、そしてオッドアイズ用のフィールド魔法です。

イラストでは様々なエンタメイト達やカバートークンが楽しそうに公演をしています。

カード名から判断するにこれがエンタメイト達の劇場なのでしょう。

 

 

①の効果は自分フィールドのモンスターの種族の数×200だけ

自分のモンスターの攻撃力をアップさせるというものです。

エンタメイトは獣族、魔法使い族がやや多めな傾向がありますが

それでも多数の種族が揃っている為ペンデュラム召喚を駆使すれば

フィールドに複数の種族を揃わせる事は難しくないでしょう。

 

 

②の効果は自分フィールドに4種類の種族のエンタメイトが揃っている時に

1ターンに1度発動できるというもので

手札、デッキ、墓地からオッドアイズを1体を選んで特殊召喚できるというものです。

デッキや墓地からでも特殊召喚が可能ですが

エクストラデッキからは特殊召喚できない点には気をつけましょう。

一度召喚条件を満たせばオッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンや

オッドアイズ・グラビティ・ドラゴンなども墓地から蘇生が可能です。

①の効果と合わせて5体のモンスターの攻撃力を1000ずつ上昇させる事が可能であり

一気に総攻撃を仕掛ける事ができればそれで引導を渡せるケースも多いでしょう。

ただ効果自体は優秀なのですが4種類の種族をフィールドに並べるのはさすがに難しく

4種類のエンタメイトを並べられる時点で1キルに十分な攻撃力を確保できるケースも多く

中々この効果を活かせる場面は少ないかもしれません。

 

 

また①の効果はエンタメイトに関係なく効果を発揮する効果であり

②の効果を無視するのならばエンタメイト以外のデッキでも活用が可能です。

何気に「永続的に全体の攻撃力を底上げできるカード」というのはかなり貴重だったりします。

さすがに攻撃力を200上げるだけでは少々物足りないですが

400以上攻撃力を上げられるなら中々馬鹿にならない上昇量になります。

複数の種族を並べやすく打点を上昇させたいデッキ、

例えば剣闘獣あたりに採用してみるのも面白いと思います。

 

 

最近のエンタメイトは竜剣士あたりと組み合わせてペンデュラム召喚から

シンクロやエクシーズを狙っていくのが主流になっていますが

このEMドラマチックシアターは最初の頃のエンタメイトで主流であった

「ペンデュラム召喚で大量展開して攻撃力上げて皆でぶん殴る」

という脳筋スタイルを大きくサポートするような効果となっています。

シンクロやエクシーズに頼らない純正のエンタメイトでこそ輝くカードだと言えるでしょう。

ある意味ではスターターデッキに相応しい非常に分かりやすいカードです。

 

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