要所要所で役に立ちます
今回紹介するのは2016年2月20日に発売される
Vジャンプ4月号の付録となるこのカードです。
創世の竜騎士
効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻1800/守 600
「創世の竜騎士」の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードのレベルは相手ターンの間4つ上がる。
②このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
デッキからレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。
③:手札を1枚墓地へ送り、
自分の墓地のレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを墓地へ送り、対象のモンスターを特殊召喚する。
新しく登場するドラゴン族の下級モンスターです。
イラストはややサンライズ立ちに近いポーズをとった
黄金の鎧と兜を身につけた腹筋の逞しい戦士となっています。
明らかに戦士風の見た目ですがドラゴン族なので気をつけましょう。
種族以外は創世の預言者と同一のステータスを持っています。
効果は3つありますがいずれも巨神竜復活を強く意識した効果を持っています。
①の効果はモンスターゾーンに存在する間、
相手ターンの間だけレベルを4上昇させる効果です。
自分のターンでレベル4に戻る関係上ランク8のエクシーズ召喚を狙う場合には
ワンダー・エクシーズ等の手段を用いる必要があります。
巨神竜の遺跡とのコンボを意識した思われる効果でありあちらと組み合わせる事で
相手ターンの間蘇生以外の手段で特殊召喚したモンスターの効果を封じれる上に
自分のターンでレベル4に戻る為こちらだけ気兼ねなしに特殊召喚が可能になります。
②はこのカードが相手モンスターを戦闘破壊して墓地へ送った時に
デッキからレベル7、8のドラゴン族を墓地へ送るという墓地肥やし効果です。
墓地へ送る必要がある為、墓地へ送れないペンデュラムカードを戦闘破壊しても
効果を発動できない点には注意が必要です。
巨神竜フェルグラントのような蘇生したいカードを墓地へ送るのが基本となるでしょう。
確実に発動できる類の効果ではないので他の効果を中心に活用しつつ、
戦闘破壊を狙える状況が出来た時にとりあえず狙ってみる形がいいでしょう。
③の効果は手札をコストに発動しこのカードを墓地へ送り、
墓地のレベル7,8のドラゴン族を蘇生させるというものです。
このカードを含めて2枚を消費して1枚を蘇生させるディスアドバンテージですが
巨神竜フェルグラントなどを蘇生して除去効果を発動できれば
ディスアドバンテージの軽減も容易です。
また墓地に既に蘇生できるレベル7,8のドラゴン族がいる状態であれば
手札の蘇生したいレベル7,8のドラゴンをコストにして蘇生させる事も出来たはずなので
「自身をリリースして手札のレベル7,8のドラゴン族を蘇生扱いで特殊召喚する効果」
と解釈して運用する事も可能です。
蘇生効果としては巨竜の聖騎士や巨竜の守護騎士よりもやや使いづらい面はありますが
あちらと違ってフィールドにモンスターを揃える必要が無い点や
手札に来てしまった最上級モンスターの処理手段としても活用できる点が利点であり
あちらの弱点をカバーするような蘇生効果となっています。
総じて巨神竜の遺跡の①のメタ効果を最大限に活用できたり
巨竜の聖騎士や巨竜の守護騎士の効果で蘇生できない状況でも蘇生に繋げたりと
巨神竜復活に収録されているカードの痒い所を上手くカバーしてくれる燻し銀な1枚です。
値段の手ごろなストラクチャーデッキを買わせて置いて
Vジャンプの付録でそのストラクチャーデッキと相性のいいこいつを出すあたり
コナミもまたいやらしい商売をしてくるものです。