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東方鈴奈庵第35話『誰がデマゴギーを広めるのか 後編』感想

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東方鈴奈庵35話の感想です。

表紙には寝巻き姿の小鈴ちゃんが見えます。

結構小奇麗な寝巻きをしていますね。というか思いっきり洋物です。

 

 

また参拝客が

前回に引き続き神社には親子と思われる老婆と中年男性の参拝客が来ていました。

霊夢にお礼を言っている為恐らく何かしらの相談に乗ってあげていたのでしょう。

雪の振る中わざわざ神社まで足を運んでいるのですから

やはりこの親子も不安にさいなまれ霊夢に相談しようとしたのでしょう。

そこに魔理沙が文々。新聞の記事を持って霊夢に駆けつけます。

霊夢は魔理沙に対して注意しながらもその新聞受け取りました。

やはり内容は前回にもあった世界轉覆奇談についてです。

 

 

文々。新聞の真意

場面は変わってやたらととんがった山の上に立つ社会派ルポライター文。

恐らくは妖怪の山の一角だと思われます。

今回翼生やしてますけど本当に服どうなってるんでしょうね。

そこに霊夢が駆けつけて新聞の内容について文を問い詰めます。

人々の不安を駆り立てるような新聞の無いように怒りを露にする霊夢ですが

文はそんな霊夢を小馬鹿にしつつその新聞の内容は150年前のものである事、

そして「こういう記事に惑わされてはいけない」という意味を込めて

むしろ人々を冷静にさせる為にこの記事を書いた事、

そして自分に世界の破滅を願う意思などまったくなく、

例え自分1人が願ったとしても世界は破滅などしない事を説明します。

いやこの時の文が本当に霊夢を馬鹿にしているような表情なんですよ。

さすがに慣れ親しんでいる相手には礼儀正しくする理由も無いようです。

 

 

オカルトも科学も似たようなもの

また場面は変わって今度は鈴奈庵。

小鈴と魔理沙が文々。新聞の記事について話し合っています。

すっかり魔理沙は鈴奈庵に入り浸るようになっていますね。

珍しい本が集まる鈴奈庵は魔理沙にとってかなりのお気に入りなのでしょう。

小鈴も最初は新聞の記事に驚いていたものの、

冷静に記事を読むとむしろ人々を不安にさせるのではなく、

逆に噂に流されないように落ち着かせる為の記事である事を理解します。

一方で魔理沙は様々なオカルト雑誌を鈴奈庵で見つけ

「もしかして噂の出所ってここなんじゃぁ・・・」と心配している様子です。

 

 

弥勒菩薩の地蔵

さらに場面は変わってマミゾウ視点。

人里を歩いていると地蔵にお供えをしている人々を発見します。

どうやら命蓮寺が設置した弥勒菩薩の地蔵のようであり、

弥勒菩薩を信仰する事で世界の終わりの後も生きられるという噂があり

多くの人がこの地蔵にお供えをしている様子です。

その話を聞いたマミゾウは同じくこの地蔵にお祈りを捧げます。

実際に祈りを捧げているわけではないでしょうが命蓮寺の体裁を保ったのでしょう。

それにしてもお供えものにやたら酒が多いです。

恐らくこの後スタッフが美味しくいただくのでしょう。

当然住職にはバレないように。

 

 

これあかん奴や

マミゾウがさらに人里を歩いていると今度は男が何か騒ぎ立てていました。

前回博麗神社まで足を運んでお賽銭を入れていた中年男性です。

どうやら不安でうつ病になり不眠症や動悸、息切れに悩まされていた所、

薬売りに貰った抗鬱剤が効果覿面だったようでその凄さを宣伝しているようです。

抗鬱剤について熱く語っている中年男性の表情がもうかなりアレであり

マミゾウもドン引きしながらそそくさと退散しています。

あの、この薬依存性とか副作用とか大丈夫なんですか鈴仙さん?

 

 

結局誰が犯人?

最後に妖怪の姿に戻り高所から人里を見下ろすマミゾウの図。

今回の噂を元に不安がる人々を利用して様々な勢力が暗躍している事、

そして今後もこの状況を利用する妖怪が増え続ける事を理解します。

その一方で噂の出所のはっきりした場所までは掴むことは出来ませんでした。

しかし「妖怪と人間、両方の活性化を望む者の仕業である」と推測します。

自分から直接動いたわけでもなく、ただ噂を流して思い通りに操作する。

そんな「切れ者」を思い浮かべてマミゾウは震えだします。

マミゾウが予想した人物は手や髪も一部しか写っていませんでしたが

背景に目玉が写っていた事からも恐らくは八雲紫を思い浮かべたのでしょう。

 

 

 

今回小鈴ちゃんが「科学もオカルトも同じようなもの」という発言をしていました。

何気にこれ、真理を突いた発言かもしれません。

多くのオカルトは科学的に解明された結果オカルトとしての意味を失いました。

いまだに判明していないオカルトも将来科学によって解明されるものもあるでしょう。

しかしまだ解明されていない、

つまり人に理解できない高度な科学というものはオカルトに違いないのです。

それであるならば科学とオカルトというものは基本的に同一のものなのでしょう。

 

 

ちなみに今回登場した抗鬱剤、横に「兎角同盟製薬印」と書かれています。

あの、なんすか兎角同盟製薬って?

名前からして永琳がこの薬に携わっている可能性は低く、

鈴仙が独自にこの薬を開発、販売していると見ていいと思います。

この兎、なんか師匠の元を離れていろいろやっています。

しかも薬を買った男性は抗鬱剤を「ちょっと値は張るが」と言っています。

永琳の薬は良心的な価格な事で知られていますが

どうやら鈴仙はちょっとぼったくりしている様子です。

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