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遊戯王アークファイブ第86話『怯まぬ決意』感想

遊戯王ARC-V86話の感想です。

デュエルに敗北し会場を後にするセレナ。

しかしロジェ長官がそれを見逃すとはとても思えません。

 

 

 

スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン

ユーゴが頭上を見上げるとそこにはリンを攫ったユーリの姿が

しかしユーリはそのまま場を立ち去ってしまいます。

ユーゴはいてもたってもいられず会場を抜け出してユーリを追いかけます。

いきなり抜け出してご立腹のメリッサですがユーゴは知ったこっちゃありません。

一方ユーリはトラックの上に陣取って移動中です。

彼が気にしているのはクリアウィングに反応したと思われる彼の融合モンスター。

「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」、それが彼のドラゴンの名前でした。

「○○フュージョン・ドラゴン」という名前なのは大方の予想通りですが

今までのドラゴンと違い名前に部位の名称も色の名称もついていません。

最もヴェノム(毒)は多くのゲームにおいて紫色のイメージがついていますが。

そんな彼をDホイールで追いかけてくるユーゴを見たユーリは

そのままトラックから飛び降りて逃げてしまいました。

 

 

リアリストだ!

一方で大人しくスタッフに地下へと連れて行かれるセレナ。

彼女は完全に地下でも大人しくしている気はなさそうです。

しかし突然何者かが襲撃しスタッフが倒れてしまいます。

襲撃した犯人は3人のセキュリティ、見慣れない引っさげています。

この時セレナ、一切の躊躇無くスタッフからデュエルディスクを回収しています。

さすがはアカデミアの戦士、これぐらいは咄嗟に反応できるようです。

しかしそのわずかな隙を突かれて背後に回られ神経ガスを噴射されてしまいます。

これにはさすがのセレナもたまらず地に倒れ付します。

完全に実力行使に出たセキュリティ3人に「貴様それでもデュエリストか!」とセレナ。

まあセキュリティからすればデュエルせずに事が済むならそれに越したことありませんよね。

まさにセキュリティに確保されようとしているセレナですがそこに現れる零羅の姿が、

零羅はすぐさまデュエルディスクを構え臨戦態乱入ペナルティ2000

社長ーーー!

だからそれただの邪魔にしかならないでしょ!解除しようよそれ!

 

 

新たなるゴヨウ

とにもかくにも零羅VSセキュリティ3人のデュエルが開始される事になりました。

まず零羅はフィルム・マジシャンを召喚。

このモンスターは戦闘では破壊されずさらに戦闘時相手のモンスターと同じ攻撃力になります。

つまりそのままでは一方的に相手モンスターを戦闘破壊できる優秀な壁モンスターです。

零羅はこれでターンを終了。

 

セキュリティのターン。

どうやらセキュリティは零羅の事をシンジやクロウに感化されたコモンズだと思っているようです。

ジュッテ・ロードを召喚しさらにその効果で手札からジュッテ・ナイトを特殊召喚。

2体のモンスターでチューニングして出てきたシンクロモンスターは既に出ている2体と同じもの。

名前はゴヨウ・カタパルト、レベル6のゴヨウもこれで3体目です。

ゴヨウ・カタパルトは手札のモンスターを1枚捨てる事で相手に600のダメージを与えられます。

壁がいて攻撃できない為バーンダメージで削ろうという魂胆ですね。

ペナルティのせいで2000しかライフの無い零羅にはこれで終わりです。

1人目のセキュリティのターンはこれで終わりですがまだセキュリティは2体います。

2人目と3人目のセキュリティは既にゴヨウ・カタパルトを召喚済みであり

同じようにモンスターをコストに零羅に600ダメージを与えていきます。

合計1800のダメージを食らい零羅のライフは残り200。それもこれもペナルティのせいです。

それにしてもゴヨウカタパルトの効果は1ターンに1度しか使えないのでしょうか。

 

 

零羅の決意

何度もダメージを受ける零羅の様子にセレナは見ていられないようでやめてくれと懇願しています。

しかし零羅は立ち向かい続けます。

零羅がここにこれたのは評議会のセキュリティを零児が食い止めていたからであり、

その零児からセレナを救い出すよう頼まれてこの地下の入り口にやってきたのでした。

かつて1枚のカードによって頂点まで上り詰めたジャックのように

自分も立ち上がり前に進む決意を零羅は持っていました。

いつも零児の影に隠れていた臆病な少年は、自分の為に、誰かの為に立ち向かえる

とても勇敢な少年へと成長を遂げたのです。

零羅のターン、永続魔法「悪夢のパスト・ループ」を発動。

その効果によりフィルム・マジシャンをリリースします。

リリースの意図をセキュリティ達は読み取れておらず、

零羅の事をコモンズと勘違いしている事もあり完全に零羅の事を舐めきっています。

 

 

CCCの実力

零羅は続けて隻眼のパスト・アイを召喚。そして速攻魔法「写真融合」を発動します。

これにより相手のゴヨウ・カタパルトをコピー、パストアイと共に融合します。

出てきた融合モンスターはCCC武融化身ロック・ソード!

ロックソードはこのカード以外のフィールドの地属性モンスターの攻撃力の合計だけ上がるという

まさにウォーターソードの地属性版とも言うべき効果を持っています。

ゴヨウカタパルトの攻撃力は1体800、合計で2400アップし4800にまで上昇。

そして1体目のゴヨウカタパルトに攻撃、

攻撃力800のモンスターを攻撃表示という舐めプをしていたセキュリティを一撃で粉砕します。

仲間をやられて焦るセキュリティですが次のターンになれば勝てると踏んでいるようです。

 

しかし零羅のバトルフェイズはまだ終わりではありませんでした。

ここで先ほどの悪夢のパスト・ループの効果を発動。

ロックソードをリリースする事で墓地の隻眼のパスト・アイを蘇生させます。

そしてさらに速攻魔法「パスト・チューニング」を発動。

ゴヨウ・カタパルトのレベルを3にした上でその能力をコピー、

モンスター扱いとなったパストチューニングと

チューナー扱いとなったパストアイでチューニングします。

出てきたのはシンクロモンスター、CCC撃調化身ロック・シューター!

やはりこのカードも対地属性に特化した能力を持っており、

地属性モンスターのレベル×200攻撃力をアップした上で、さらに相手の攻撃力を0にします。

これにより4000になったロックシューターの攻撃で2人目のセキュリティも撃沈、

 

残るセキュリティは1人、まだ零羅のバトルフェイズは終了していません。

再び悪夢のパスト・ループの効果でロックシューターをリリース、

今度は速攻魔法「パスト・オーバーレイ」の効果でゴヨウカタパルトをコピー、

さらにパストアイのレベルを6にした上で2枚のカードでオーバーレイネットワークを構築。

融合、シンクロと来たら次はやっぱりエクシーズですね。

出てきたのはタツヤ戦でも使われたCCC鎧重化身ロック・アーマー!

場の地属性のモンスター守備力合計の半分だけアップする効果を持っています。

ゴヨウ・カタパルトの守備力は2800、本当に何で攻撃表示にした!?

そしてロックアーマーの守備力2000と合わせて2400守備力アップ。

合計攻撃力は4900になった上でゴヨウ・カタパルトを攻撃、

これまたセキュリティのライフは一撃で0になりました。

融合、シンクロ、エクシーズ3つを使った非常に豪華な1ターンキルでした。

 

 

ロジェ絶対絶命

セレナにとっても零羅はずっと怯えてばかりいる存在に移っていたようで

今のようにセキュリティに勇敢に立ち向かい勝利した零羅に驚きを隠せていません。

そんなセレナの元に突然現れる月影、零羅はもう守られてばかりの存在ではないと言います。

恐らく月影は最初から見ていたのでしょう、しかし零羅が立ち向かう所を目撃し、

あえて自分は手を出さなかったのだと思います。

セキュリティからの通信が途絶え焦るロジェの声がヘルメットから漏れます。

それに対して「セレナは我々が保護した」と返答する月影。自己紹介までしてます。

ロジェ長官はセレナの確保が完全に失敗した事を悟り動揺を隠せない様子です。

そこに追い討ちをかけるかのように評議会からの通信も途絶えます。

次に映し出されたのは零児の姿と倒れているセキュリティ達の姿、

結局零児は評議会にいたセキュリティを全滅させたようです。

評議会の人達は「助けるならもっと早くしろ」とやたら上から目線です。

なおタキ議長はこの状況でも相変わらずロジェと零児を天秤にかけていました。

やっぱりこの人は何か裏がありそうですね。

完全に八方塞の状態に追い詰められたロジェ長官は強硬手段に出ます。

 

 

大会続行

それは調整の施し終わったセルゲイを使って評議会と零児を抹殺する事。

最低限カード化で留めていたカードアニメについに「抹殺」という単語が出てきました。

もう完全に重火器とか持ち出してきそうな気配ですね。

その上で評議会から人々の目をそらす為に後日持ち越し予定だった準決勝を

急遽ナイターで開催させる事にします。

対戦カードは榊遊矢VSクロウ・ホーガン、この後すぐに開催される事になる為、

当然ながら遊矢に施す予定だった洗脳手術は中止となります。

セルゲイは評議会に向かわせる必要がある為、対戦カードに含める事は出来ず、

かといってクロウVSユーゴにしてしまうと残りはセルゲイVS遊矢となり

自分の手駒2つを潰しあいさせる結果になるのでここが妥協点だったのでしょう。

まさに四面楚歌という状況なロジェ長官ですがまだ野望は諦めていないようで

自分がこの次元の王となると掲げていました。

最初はシティの王だったのが次元の王にランクアップしています。

 

 

 

 

いやぁ零羅が非常に格好よかったです。

CCCというデッキの特殊性もあり実に見事なプレイングでした。

こういう王道な成長、覚醒イベントはやはり燃えますね。

今後も零羅の活躍に期待したい所です。

 

次回予告『野獣の記憶』

急遽開始されることになった遊矢VSクロウの試合。

遊矢はロジェの企みをクロウに話し、協力を求める事に成功しますが

デュエル中に遊矢の身に異変が・・・

というか遊矢だけでなくユーゴとユーリにも異変が起こっています。

何やらヘルメットに細工をされていたようですが

サブタイトルの「野獣の記憶」から判断するにそれだけが理由とは思えません。

 

 

超熱血!デュエル塾

今回司会を務めるのは遊矢、権現坂、そして赤馬社長です。

今回は零羅の使うCCCについての解説です。

CCCは相手のモンスターをコピーして融合、シンクロ、エクシーズを行い

さらにコピーした相手の属性に有利になるようなモンスターを使うという

非常に独特な特徴を持っているテーマです。

真面目に考えるなら3種類の召喚方法×6種類の属性のモンスターがいる事になり

エクストラデッキの数が足りない事請け合いです。

しかもウォーターソード、これ相手の素材がレベル5と6限定とか書いてあります。

つまり同じ属性の同じ召喚方法でもさらに数種類に分かれそうです。

これはちょっと簡略化しないとOCG化無理そうなテーマですね・・・。

 

 

CCC隻眼のパスト・アイ
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1400/守1000
①:このカードを融合召喚・S召喚・X召喚の素材とする場合、
他の素材は自分フィールド以外のモンスターでなければならない。

 

 

写真融合(モンタージュ・フュージョン)
速攻魔法
①:1ターンに1度、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターが
自分及び相手フィールドにそれぞれ1体以上ずつ存在する場合にこの効果を発動できる。
自分フィールドからのみ融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。

 

 

パスト・チューニング
速攻魔法
①:自分フィールドに「CC隻眼のパスト・アイ」が存在する場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターのレベルはこのターンのエンドフェイズまで、
以下の数値になる。
●レベル1~4のモンスター:レベル1
●レベル5~6のモンスター:レベル3
●レベル7以上のモンスター:レベル5
その後このカードをモンスターとして扱い、
このカードの種族・属性・レベル・攻撃力・守備力を対象のモンスターと同じにする。
また、自分フィールドの「CC隻眼のパスト・アイ」1体をチューナーとして扱い、
その効果を無効にする。
さらにその後、このカードの効果でモンスター扱いとしたこのカードと
チューナー扱いとした「CC隻眼のパスト・アイ」のみを素材としてS召喚する。
この効果でS召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。

 

 

パスト・オーバーレイ
速攻魔法
①:自分フィールドに「CC隻眼のパスト・アイ」が存在する場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターのレベルはこのターンのエンドフェイズまで、以下の数値になる。
●レベル1~4のモンスター:レベル4
●レベル5~6のモンスター:レベル6
●レベル7以上のモンスター:レベル8
その後エンドフェイズまで、このカードをモンスターとして扱い、
このカードと自分フィールドの「CC隻眼のパスト・アイ」1体の
種族・属性・レベル・攻撃力・守備力を対象のモンスターと同じにし、
その効果を無効にする。
さらにその後、このカードの効果でモンスター扱いとしたこのカードと
自分フィールドの「CC隻眼のパスト・アイ」のみを素材としてX召喚する。
この効果でX召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。

 

 

CCC武融化身ウォーター・ソード
融合・効果モンスター
星6/水属性/悪魔族/攻2400/守   0
「CC隻眼のパスト・アイ」+レベル5またはレベル6の水属性モンスター
①:このカードが攻撃する場合に発動できる。
このカードの攻撃力は、
このカード以外のフィールドの水属性モンスターの攻撃力の合計分だけアップする。

 

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