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遊戯王OCGカード考察:ホールディング・アームズ

今週の遊戯王アークファイブはおやすみです・・・・・・

今回紹介するのはMILLENNIUM PACKよりこのカードです。

 

 

 

 

ホールディング・アームズ
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 500/守1200
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動する。
このモンスターが表側表示で存在する間、
対象の表側表示モンスターは攻撃できず、効果を無効化される。
②:このカードの①の効果の対象のモンスターがフィールドに存在している限り、
このカードは戦闘・効果では破壊されない。

 

 

妨害と壁を両立する!

遊戯王デュエルモンスターズにおいて闇マリクが孔雀舞戦で使用したカードであり、

原作における万力魔神バイザー・デスの代わりとして登場しました。

恐らく万力魔神バイザー・デスが猟奇的だったのでもう少しソフトにという事で

このホールディング・アームズに差し替えられたのでしょう。

アニメでは基本的な効果は万力魔神バイザー・デスに類似していましたが

OCG化の際に万力魔神バイザー・デスと差別化が図られる事になりました。

属性や種族、ステータス等はバイザー・デスと同一のものになっています。

 

 

①の効果は召喚、特殊召喚に成功した場合に、

相手の表側表示モンスター1体を対象として選択、

このモンスターが表側表示で存在する限り対象にしたモンスターの

攻撃と効果を無効にするという強制効果です。

いわばモンスター版のデモンズ・チェーンともいえる効果であり、

厄介な相手モンスターの攻撃や効果を妨害するのに役立ってくれます。

 

 

②の効果は①の効果の対象となっているモンスターがフィールドに存在する限り、

自身に破壊耐性がつくというものです。

この効果により①の効果をより維持しやすくなっています。

ただし攻撃された場合にダメージは通ってしまうので特に攻撃表示で出している場合、

攻撃力500のこのカードをサンドバックにされないように注意する必要があります。

 

 

下級モンスターの中でも相手への妨害と壁としての役割を両立している中々珍しいモンスターです。

他の壁モンスターのように守備表示で召喚してダメージを防ぐ、といった使い方は難しいものの、

効果破壊にも耐性があり相手モンスター1体の攻撃と効果を無効に出来る点は魅力的であり、

上手くフィールドに維持できれば非常に厄介な壁として働いてくれるでしょう。

大天使クリスティアやM・HERO ダーク・ロウなどのロック効果を持つモンスターを

対処する手段としても役立ってくれます。

またステータス的にデブリ・ドラゴンの蘇生効果に対応している為、墓地へ行った場合には

エクシーズ素材として利用する手もあります。

 

 

また召喚、特殊召喚時に効果を発動して相手の攻撃や効果を妨害できる為、

発動タイミングにさえ気をつければ竜魂の幻泉や強化蘇生などを使えば墓地のこのカードを蘇生して

相手ターンに妨害しつつ他のモンスターに対しても壁にする事が可能です。

このカード自身もバウンスして再度召喚すれば別のモンスターの攻撃と効果を無効化できる為、

4枚目以降のデーモンズ・チェーンとして【セルフ・バウンス】に採用してみるのも面白いです。

 

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