今回紹介するのは11月21日に発売されたVジャンプ1月号の付録であるこのカードです。
青き眼の巫女
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「青き眼の巫女」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:フィールドの表側表示のこのカードが効果の対象になった時に発動できる。
自分フィールドの効果モンスター1体を選んで墓地へ送り、
デッキから「ブルーアイズ」モンスターを2体まで手札に加える(同名カードは1枚まで)。
②:このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドの「ブルーアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主のデッキに戻し、このカードを墓地から特殊召喚する。
青き眼の乙女に続き登場した瀬人の花嫁です。
髪型が少し違いますが青き眼の乙女と結構似た外見をしており、
また種族や属性、ステータスも青き眼の乙女と同一となっています。
青き眼の乙女が成長した姿、もしくは姉妹にあたる人物ではないかと考えています。
①の効果はフィールドのこのカードが対象になった時に
効果モンスター1体を墓地に送る事で「ブルーアイズ」と名の付くモンスターを
1種類ずつ、2体までデッキからサーチするというものです。
青き眼の乙女と共通した発動条件を持っているので
発動する方法なども基本的に青き眼の乙女に準拠するといいでしょう。
ただし青き眼の巫女はそれと同時に効果モンスター1体を墓地に送る必要があります。
青き眼の巫女自身をリリースする事も出来ますがその場合は
マスク・チェンジ・セカンドなどは不発になってしまう点には注意しましょう。
また青き眼の乙女と違い相手の攻撃を防ぐ事も出来ない点にも注意が必要です。
②の効果はフィールドの「ブルーアイズ」と名の付くモンスターを対象に発動し、
そのモンスターをデッキに戻す事で墓地から特殊召喚するというものです。
青き眼の巫女はチューナーである為シンクロの準備として役立てる事が出来ますが
コストとして青眼の白龍をはじめとする高レベルのモンスターをデッキに戻す必要があり
この効果を使うかどうかはよく考えて使う必要があるでしょう。
また1ターンに①の効果とどちらか片方しか使えない点にも注意です。
さて、①と②の効果どちらも「ブルーアイズ」というカテゴリを指定しています。
特に①の効果を活かす為にはブルーアイズを最低2種類は採用したい所ですが
そもそもメインデッキに入るブルーアイズと名の付くモンスターは数が限られており、
またブルーアイズ・ホワイトドラゴン以外を採用するのも中々難しいでしょう。
しかし安心してください!
2016年の1月9日に発売されるシャイニング・ビクトリーズにおいて
新たなるブルーアイズの存在が判明しました。
今回はそのブルーアイズの紹介もしたいと思います。
白き霊龍
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
このカードはルール上「ブルーアイズ」カードとしても扱う。
①:このカードは手札・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
③:相手フィールドにモンスターが存在する場合、
このカードをリリースして発動できる。
手札から「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
青眼の白龍がやや青みのある色なのに対しこちらは本当に真っ白という感じです。
丁度青眼の白龍の攻撃力と守備力を入れ替えたようなステータスをしています。
名前こそ白き霊龍ですがルール上ブルーアイズとして扱う効果外テキストがあり
青き眼の巫女のサポートを受ける事が可能になっています。
①の効果は手札、墓地に存在する限り通常モンスターとして扱うというものです。
これにより銀龍の轟咆や蒼眼の銀龍、古のルール等のサポートを受ける事が出来ます。
また竜の霊廟で墓地に落とす場合にも追加でドラゴン族を墓地に送る事が出来ます。
通常召喚の狙いにくい最上級モンスターである為、
こういった多種多様な蘇生手段に対応しているのはありがたいです。
②は召喚、特殊召喚に成功した時に相手フィールドの魔法罠1枚を除外する効果です。
①の効果とシナジーしており、通常モンスター用の豊富な蘇生手段に対応している為、
特に墓地から特殊召喚してこの効果に繋げる事が容易になっています。
魔法罠を除外するという中々珍しい性質を持っており、
最近多い墓地で発動できる魔法罠の墓地利用を封じる事が可能です。
相手ターンに特殊召喚する事が出来ればペンデュラム召喚を妨害する事が出来、
さらにエクストラデッキにペンデュラムカードが行くのを防ぐ事も出来ます。
③の効果は相手フィールドにモンスターが存在する時、
自身をリリースする事で手札から青眼の白竜を特殊召喚するというものです。
そのまま発動した場合はディスアドバンテージになってしまう効果ですが
フリーチェーンである事が大きな特徴で相手が白き霊龍を除去しようとした時に
サクリファイスエスケープをする事で無駄なくフィールドを維持する事が出来ます。
このサクリファイスエスケープは白き霊龍を安全に墓地へ送る手段としても役立ち
蘇生手段の豊富な白き霊龍を除外やバウンスから守る事が可能です。
また②の効果に対してエフェクト・ヴェーラーやデモンズ・チェーンを発動された場合、
それにチェーンしてサクリファイスエスケープをする事で無理矢理効果を通せます。
スキルドレインも同様の方法で除去できるので覚えておくといいでしょう。
これまでも青眼の白龍のサポートカードは数多く登場してきましたが、
基本的にそのどれもが青眼の白龍を展開する為の補助や
青眼の白龍を素材にした青眼の白龍の進化系とも言えるカードでした。
その中でもこの白き霊龍は青眼の白龍に及ばないものの高い攻撃力を持ち、
「青眼の白龍と肩を並べて戦うことが出来る」というかなり異色のカードです。
とはいっても③の効果で青眼の白龍を手札から特殊召喚する事が出来る為、
このカードにも青眼の白龍のサポートカードという側面はあったりします。
青眼の白龍とレベルや属性が共通しており何より①の効果によって
青眼の白龍用の数多くのサポートカードを共有しやすいのが大きな魅力です。
遊戯王を代表するカードの1枚である事は間違いない青眼の白龍。
今までも何度も強化するカードが出てきましたが映画化の影響もあって
今回大幅に青眼の白龍関連のカードが増える事になりました。
【青眼の白龍】のさらなる活躍に期待ですね。
以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します
青き眼の巫女同様このカードも効果の対象になった時に効果を発揮するカードであり、
青き眼の巫女用に採用したサポートカードをいくつか共有する事が出来るでしょう。
また白き霊龍が手札、墓地にあればその効果で白き霊龍を特殊召喚する事ができ、
②の効果で魔法罠の除去が可能になります。
ドラゴンヌートに限らず聖刻の効果で特殊召喚するドラゴン族通常モンスターとして
除去能力を発動できる白き霊龍は有力な候補となるでしょう。