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遊戯王OCGカード考察:ブービートラップE

今回紹介するのはウィング・レイダーズよりこのカードです。

 

 

 

ブービートラップE
通常罠
①:手札を1枚捨てて発動できる。
自分の手札・墓地の永続罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。

 

 

いろんな永続罠を「墓地からだと!?」出来るぞ!

 

ウィング・レイダーズで追加された罠カードです。

アークファイブでユートが素良、遊矢相手のバトルロイヤルで使用したカードで

その効果で幻影霧剣をコピーしていました。

アニメでは永続罠でありフィールドにセットされた永続罠をコピーする効果でしたが

OCG化に伴い大幅に改編されています。

手札コストこそ伴いますが使いやすさでは大幅に上昇していると言えます。

 

ブービートラップというのは言葉自体は耳にした事ある人も多いと思いますが

戦場で仕掛けられる罠全般やそれを利用する戦術の事を言います。

基本的に戦場における心理を巧みに利用した仕掛けが多いのですが

イラストはちょっと怪しいオーラ出しすぎじゃないですかね?

もう明らかに「へっへっ罠ですぜ近づくと危ないですぜ」って自己主張してます。

 

 

その効果は手札を1枚捨てる事で発動でき、

自分の手札、もしくは墓地にある永続罠を選んでセットするというものです。

さらにセットしたターンにいきなり発動できる効果も付与できます。

墓地だけなく手札からもセットできると書いてありますが、

実際にはこのカードのコストにした永続罠もセットできる為、

マクロコスモスなどが発動されていたりはしない限り

手札の永続罠をセットする事はないでしょう。

その為手札から発動できるというテキストはあまり意味が無いように思えますが、

このテキストが無かった場合墓地に永続罠が無い場合カードの発動ができません。

墓地に永続罠が無い場合でもブービートラップEを発動したいという場合、

手札から発動できるというテキストの為にそれが可能になる為、

細かい所で配慮の効いている中々にニクいテキストだといえます。

 

 

「手札コスト1枚で墓地、手札の好きな永続罠を発動できるカード」

という考えで使えるカードだと思っていいでしょう。

特に特定の永続罠に対する依存度の高いデッキであれば安定性を高めてくれる為、

手札コストを考慮しても採用する価値のあるカードだと言えます。

代表的なのはシモッチによる副作用を主軸にする【シモッチバーン】、

召喚制限-猛突するモンスターで無限ループを狙う【カオスループ】、

苦紋様の土像を主軸にする【罠モンスター】あたりでしょうか?

他には制限カードである虚無空間を再利用したい場合にも役立ちます。

またカードの持ち主であるユートが使った【幻影騎士団】では

手札コストが無駄になりにくく、闇次元の解放を再利用する手段として役立ちます。

 

 

ブービートラップEの「E」が何を指すかは不明ですが

もし「永続」を意味する「Eternal」の頭文字だと推測するならば

今後通常罠をセットして発動できるブービートラップEや

カウンター罠をセットして発動できるブービートラップも出るかもしれませんね。

といっても英語だと永続罠は「Continuous Trap」になるので頭文字はCになるのですが

カウンター罠と被るためにあえてEにしたと解釈する事が可能です。

 

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