お盆休みの時期ですね。自分は母方の実家に家族と一緒に出かけておりました。
とうとう夏コミが開始され東方紺珠伝の製品版も発売されました。
自分は委託販売待ちですが早く購入してプレイしたい所です。
どうやら難易度面でかなり阿鼻叫喚が巻き起こってるようですね。
紺珠伝の4~6面ボス、そしてEXボスも判明いたしましたので
自分なりに紹介をしてみたいと思います。
ネタバレ注意です。大丈夫な方はスクロールを。
4面ボス:舌禍をもたらす女神 稀神(きしん)サグメ
テーマ曲:逆転するホイールオブフォーチュン
種族:月の民
能力:口に出すと事態を逆転させる程度の能力
片羽、切れ込みのあるスカート、口を隠したポーズとオサレ感満載です。
元ネタは天探女(あめのさぐめ)でしょう。天邪鬼の元となった女神です。
月の民でも要職に位置する人物であり、神霊の一種でもあるようです。
天邪鬼に近い存在ですが天邪鬼よりも上位の存在でありある物事について口に出すと
実際にその物事の事態が逆方向に進んでしまうようです。
これは「言った言葉の逆の事が発生する」のではなく
「言った言葉の物事が順調であれば失敗し、逆に不調であれば好転する」というものです。
本人にも制御が効かないようで迂闊に何か喋ると自分にとって不都合が発生する為、
自分にとって順調に物事が進んでいる場合は極力喋らないようにしています。
紺珠伝の異変のみならず深秘録の異変の黒幕とも言える存在です。
オカルトボールを作った張本人でありアポロ計画陰謀論を都市伝説として具現化させ
月の都を幻想郷に作り出し、そこに月の民を移住させようとしていました。
そうしなければいけなかったのは今回の6面ボスに月を攻撃され、
月の民を夢の世界に避難していたものの、月の都に戻る事が出来なくなっていた為です。
まあ要するに月の民も被害者なわけですね、幻想郷はとんだとばっちりですが
そんなわけで黒幕なんですがこの状況をなんとかしてくれと泣きついてきます。
スペルカードの方は・・・すいません、勉強不足で由来が分かりません。
5面ボス:地獄の妖精 クラウンピース
テーマ曲:星条旗のピエロ
種族:妖精
能力:人を狂わす程度の能力
まんま星条旗の模様をした服にジェスターズキャップと
まさに「星条旗のピエロ」と呼ぶに相応しい外見をしています。
さらに松明を高くかかげたこのポーズは明らかに自由の女神を意識しています。
実にフロンティアスピリット溢れるキャラクターと言えるでしょう。
元ネタはギリシャ神話におけるヘカテーの従者である妖精ランパースでしょう。
松明によって人を狂気に陥れる妖精、とまさに彼女をあらわしています。
妖精でありながら5面ボスという東方における妖精の常識を覆す存在です。
「歴代最狂の妖精」とまで書かれておりその恐ろしさが伺いしれます。
上司ヘカーティアの指示で地獄の妖精を月面へ民族大移動させました。
さらにクラウンピース自身も純狐の力によりパワーアップしています。
人を狂わす能力を持っており、狂ったものをは全力を発揮できるようになるようです。
5面は月面が舞台となっており、背景に丸い地球が表示されているのですが、
彼女との戦闘開始時に地球が突然歪み始めるのが非常に印象的です。
スペルカードは地獄を表したもの、アポロ計画にちなんだもの、
そして最も特徴的なものとして星条旗そのものを表した弾幕が存在します。
赤いレーザーと青い星弾で星条旗を現しており非常にインパクトがでかいです。
実にフロンティアスピリット溢れるスペルカードを持つクラウンピースですが
「アポロ捏造説」というNASAに喧嘩を売るようなスペルカードもあります。
ちなみにこのアポロ捏造説、様々な証拠により現代では否定されているみたいです。
6面ボス:純狐(じゅんこ)
テーマ曲:ピュアヒューリーズ ~ 心の在処
種族:神霊
能力:純化する程度の能力
本作のラスボスであり月の都を襲撃している主犯でもあります。
後ろにある尻尾のようなオーラが特徴的です。
恐らく元は空狐(狐が長い存在を得て神格化したもので尻尾が無い、九尾より上位)
だったと思われますが強い恨みを持った結果、その恨みが純化され
半ば恨みそのものとなってしまった存在のようです。
よくあるラスボス設定ですね
嫦娥の夫に自分の息子を殺された関係でとにかく嫦娥を恨みまくっています。
月の都に攻め込んでいる理由も嫦娥を倒す為に他なりません。
ちなみにこの嫦娥の夫、元ネタに準拠するならば羿(ゲイ)という名前で
太陽神を9人殺害するというすごい事をやらかしている人物です。
ちなみに純狐の夫の名前も羿といいますが、嫦娥の夫と同一人物ではなく、
嫦娥の夫の子孫が同じ名前であり純狐の夫となっています。
純狐にとっては嫦娥はご先祖様にあたるという中々複雑な関係です。
追記:東方の中ではこの羿は同一人物となっており嫦娥と純狐の両方と結婚しています。
さらに羿は自分の息子を殺害している事になりその仇として純狐は彼を殺害しています。
しかし羿を殺しただけでは恨みが収まらずその妻である嫦娥も狙っているわけです。
いまだかつてここまでドロドロな人間関係があったでしょうか。
東方のラスボスの中でもかなり特殊な存在でありまず二つ名が存在しません。
そして使用するスペルカードが最後を除き符名(「」の外側にある文字)がありません。
東方において符名の無いスペルは本気度の高い切り札的な存在を表します。
ラストワードなどが代表的であり、それ以外でも最後の最後に使う場合が多いです。
しかし純狐はまったくの逆です。最後以外が符名なし、つまり本気なのです。
弾幕も非常に特徴的であり、大量の弾幕をばらまくのではなく、
必要最小限、かつ回避のし辛い非常に無駄がなく殺意の高い攻撃をしてきます。
一番最初の通常弾が特に顕著であり密度の高い全方位弾を1回だけ発射します。
人によっては「これは弾幕ではない」という判断を下す人もいるでしょう。
弾幕ごっこという「遊び」やスペルカードルールの「美しさを競う」を意識していない
もしくは意図的に無視していると解釈できるものであり恨みの権化である事を匂わせます。
その一方で最後のスペルカードだけは符名がついております。
攻撃方法も大量の弾幕をばら撒く、言い方を変えると「無駄の多い攻撃」になっており
恨みの権化である純狐が「遊び」というものを理解した事を表しているのかもしれません。
EXボス:地獄の女神 ヘカーティア・ラピスラズリ
テーマ曲:パンデモニックプラネット
種族:神様
能力:三つの身体を持つ程度の能力
EXボスです。月と地球、そして異界を現す赤い球体を鎖で繋げており
そして何よりも「Welcome (はぁと) Hell」と書かれた黒いTシャツという
非常に特徴的な外見をしております。
ちなみに作中で「変なTシャツヤロー」とか言われてプッツンしています。
早苗さん、女性に対して「ヤロー」はどうかと思います。
クラウンピースの上司であるという事も考えて
元ネタはギリシャ神話の女神、ヘカテーで間違いないでしょう。
やはり3つの体を持つといわれており、天界、地上、冥界で違う姿を持つといわれています。
天界が月、地上が地球、冥界が異界をそれぞれ現しているのでしょう。
今回は夢の世界で対峙しており異界としての姿で登場しているみたいです。
もしかしたら月や地上で出会う場合は違う外見をしているのかもしれません。
ヘカーティアも嫦娥に恨みを持っており、嫦娥の夫に太陽を破壊されて困らされたようです。
恐らく先述の9人の太陽神を殺害したといわれる逸話にちなんだものでしょう。
嫦娥の夫本当に何してんだ
ただヘカーティアはどちらかというと純狐の協力をしている側面のが強いみたいです。
夢の世界へ逃げた月の民をその場所に封じ込める役割を持っていたようで
実際にこれにより月の民は立ち往生状態になっていました。
EXのストーリーはこの状況を何とかして欲しいとサグメが泣きついて来るのが発端です。
EXボスとしてこれまた非常に特徴的な要素を備えています。
スペルカードは異界、地球、月にそれぞれちなんだ攻撃をしてくる他、
なんと途中でいきなり純狐にバトンタッチします。
しまいには2人がかりで攻撃してきます。
なので正確には単体でEXボスをしているわけではなくその片割れとなります。
余談ですがこのEXステージ、完全無欠モードはなくレガシィモード限定となります。
従来と同じようにステージ全体を通してのやりこみが必要になるでしょう。