今回紹介するのはディメンション・オブ・カオスよりこのカードです。
超重武者ヌス-10
効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻1000/守1000
①:自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚に成功したターン、自分は「超重武者」モンスターしか特殊召喚できない。
②:このカードをリリースし、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手の魔法&罠ゾーンのカード1枚を選んで破壊する。
その後、破壊したその魔法・罠カードを自分フィールドにセットできる。
●相手のPゾーンのカード1枚を選んで破壊する。
その後、破壊したそのカードを自分のPゾーンに置く事ができる。
新しく登場した超重武者の仲間です。
アークファイブでは権現坂昇がペンデュラム召喚によって呼び出したモンスターであり、
超重武者ヒキャ-Qと共に一度に2体同時に召喚されています。
よく見ると足が逆関節の形状をしています。恐らくジャンプ力が高いと思われます。
また両腕に発煙筒らしきものも装着しています。
恐らく盗みに入った後目くらましをし、そのまま堀などを飛び越えて逃亡するのでしょう。
逆関節と言えばアーマードコア・フォーアンサーのアンサング、すごい好きです。
量産型、ヤラレメカのイメージが強かった逆関節に対して「ヴィジュアル系逆関節」という
新しい地位を確立したアンサングはまさにすいません話がそれました。
アニメではペンデュラム召喚によって呼び出されたカードですが
OCG版では自力で特殊召喚する事が可能になっています。
①の効果は魔法・罠が存在しない場合に特殊召喚できる効果です。
超重武者ではすっかりおなじみになったフルモンスターを想定した条件の効果ですね。
しかし特殊召喚をしてしまうとそのターンは超重武者以外は特殊召喚できなくなってしまいます。
その為レベル10という高いレベルを持っていますがエクシーズ召喚を狙うのは工夫がいります。
超重武者以外のフルモンスターに採用しづらくなるのも残念な所ですね。
②の効果は自分をリリースする事で相手の魔法・罠ゾーンのカードを破壊して
自分の場にセット、もしくは相手のペンデュラムゾーンのカードを破壊して
自分のペンデュラムゾーンに置く効果です。
盗人の名前にふさわしい「死ぬまで借りていくぜ」な効果です。
いや自分をリリースしていますから「死んだ後もずっと借りていくぜ」ですね。
フルモン型の超重武者においてはエキセントリックデーモンに続く、
相手の魔法罠を破壊する事が出来る貴重なカードと言えるでしょう。
特にリリースして発動というのがミソです。これによりフルモンスターの天敵と言える
スキルドレインを上手いこと潜り抜けて破壊する事が可能です。
相手のカードを奪うという効果もアドバンテージの確保に大きく貢献します。
サイクロンや奈落の落とし穴を奪う事が出来たら有効に活用する事ができますし、
ブレイクスルー・スキルなどの墓地発動のカードの再利用を防ぐ事も可能です。
ペンデュラムカードも上手くスケールをあわせる事が出来たら逆に利用できますし
そうでなくてもエクストラデッキに行くのを妨害する事が出来ます。
ただし「魔法・罠ゾーン」と「ペンデュラムゾーン」を対象にする関係上、
そのどちらでもないフィールド魔法を破壊する事は出来ない点は留意しましょう。
フルモン型の超重武者に採用する事を前提にデザインされているモンスターですが、
ステータスが低い事もあり巨大ネズミや機甲部隊の最前線などにも対応しやすく
特殊召喚する事はそう難しくないでしょう。
強力な効果を持っているのでヌス-10を特殊召喚しやすいデッキならば
フルモン型の超重武者以外に採用する選択肢も十分にありと言えるでしょう。
ヌス-10の特殊召喚効果を使わなければデメリットも発生しませんからね。
以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します
フルモンを前提とする超重武者に反するカードですがヌス-10は
暴走召喚に対応している貴重なレベル10の1体だったりします。
レベル10のエクシーズ召喚を狙う場合には有効な手段となります。
ヌス-10の効果で特殊召喚した場合には特殊召喚に制約がついてしまいますが。
死者蘇生やリビングデッドの呼び声などを使えば問題ないでしょう。
またエクシーズ召喚を狙わずとも相手の魔法罠を3枚も奪えるというのは
強力なアドバンテージの確保に繋がります。
元から超重武者と相性のいいカードですが、1枚だけでフォートレスのコストを賄えるのは
超重武者の中ではヌス-10以外ではビッグベンーKしかいなかったりします。
ヌス-10を採用すればより安定してフォートレスを扱う事が可能になるでしょう。
また魔法・罠を採用した場合に手札に来たヌス-10を墓地に送る手段としても有効です。