7月に発売されるディメンション・オブ・カオスのカードが早くも一部判明しました。
今回紹介するのはこのカードです。
DDD双暁王カリ・ユガ
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/悪魔族/攻3500/守3000
レベル8「DD」モンスター×2
①:このカードがX召喚に成功したターン、
このカード以外のフィールドのカードの効果は発動できず、無効化される。
②1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
③:このカードX素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「契約書」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
2つの太陽が昇るとき、新たな世界の地平が開かれる!
エクシーズ召喚!現れいでよ!ランク8!《DDD双暁王カリ・ユガ》!
ブラック企業ディファレント・ディメンション社の創業王です。
ユガとはインド哲学における4つの時代の事でサティヤ・ユガ、トレーター・ユガ、
ドヴァーパラ・ユガ、そして最後にカリ・ユガと続きます。
アークファイブにおいて赤馬零児が遊矢との対決で使用したエクシーズモンスターです。
見事に遊矢のオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンを返り討ちにし、
社長の圧倒的な貫禄と強さを見せ付ける結果となった印象的なモンスターです。
50話を超えてなお無敗を誇る社長の大物っぷりはハンパじゃありません。
レベル8のDDモンスターを2体用意するという非常に重たい素材を要求します。
現状レベル8のDDモンスターはペンデュラムモンスターである
DDD死偉王ヘル・アーマゲドンとDDD壊薙王アビス・ラグナロクのみであり、
これらのモンスターを2体揃える為にはDD魔導賢者ケプラーを採用した
レベル8のペンデュラム召喚を狙う構築が必要になってくるでしょう。
もしくはレベル8のDDDをおろかな埋葬や終末の騎士で墓地に落とし、
アビスラグナロクの効果によって墓地から吊り上げるという方法もあります。
①の効果はエクシーズ召喚に成功したターン、お互いのフィールドに存在する、
魔法、罠、モンスター効果の発動を封じ、無効化するというものです。
これにより奈落の落とし穴や激流葬を防ぐ事が可能ですし、
エクシーズ召喚したターンならば強制脱出装置やミラーフォースも恐れる必要がありません。
エクシーズ召喚したターンは存分に3500の攻撃力を発揮する事が出来ます。
しかし神の宣告や神の警告には無力ですしフィールドのカードしか無効にしない関係
幽鬼うさぎの効果でも破壊されてしまう為、そこは注意しておく必要があります。
また自分のフィールドのカードも発動できなくなる事にも注意しておきましょう。
②の効果はエクシーズ素材を消費する事でフィールドの魔法・罠を全て破壊します。
相手ターンにも発動できる為、フリーチェーンの大嵐とも呼べる強烈な代物です。
しかも①の効果とシナジーしており、発動を封じてから破壊する関係上、
フリーチェーンの魔法罠も問答無用で破壊してしまうという恐ろしい効果となっています。
ただし、ペンデュラム召喚からカリユガのエクシーズ召喚を狙った場合、
自分のペンデュラムゾーンにあるカードも破壊してしまう事になります。
中々損害無しで効果を発動するという状況は厳しいかもしれません。
③の効果はエクシーズ素材を消費し墓地の契約書をフィールドにセットする効果です。
これも②の効果とシナジーしており、契約書のダメージを受ける前に②の効果で破壊し、
③の効果で再び契約書をセットする事で契約書のダメージを回避する事が可能になります。
DDではすっかり御馴染みになった料金踏み倒し効果ですね。
また1ターンに1度の制限もないのでエクシーズ素材の数だけ墓地の契約書を再利用可能です。
アニメでは自身の効果で破壊した自分のカードを全て元に戻し、
しかもそのターンに発動可能というとんでもない効果を持っていましたが、
さすがに強すぎた為かエクシーズ素材につき1つだけと弱体化しています。
元から墓地にあったカードもセットできるので一概に弱体化とも言えませんけどね。
極めて強力な効果を持っていますが、実際にこのカードを召喚するのは容易ではないでしょう。
レベル8のモンスターを効率よく召喚するデッキ構築がデュエリストに要求されます。
しかしエクシーズ召喚に召喚したならばきっと存分に暴れまわってくれる事でしょう。
条件は厳しいが、性能は強力無比、まさに切り札としてあるべき姿をしたカードと言えます。
以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します
召喚が重いカードですので一度エクシーズ召喚に成功すれば、
1枚でカリユガの蘇生が可能になるこのカードの存在は大きいです。
②の効果はフリーチェーンですので相手ターンのエンドフェイズに
カリユガを組成すればエンドサイクならぬエンド大嵐も可能です。
ただしエクシーズ召喚扱いではないので①の効果は発動しない事に注意しましょう。
逆に言えば他の伏せカードを阻害せずに蘇生させる事が可能です。
エクシーズ素材となるヘルアーマゲドンとアビスラグナロクはペンデュラムカードであり、
墓地に落とすにはフィールドからでなく手札やデッキから落とす必要があります。
しかし墓地に落とす事さえできればアビスラグナロクの効果により
レベル8のDDを2体揃える事も比較的容易になります。
どちらも悪魔族である為悪魔の嘆きによってデッキから墓地に落とす事が出来ます。
相手の墓地のモンスターをデッキに戻す事も同時にできる為、
クラウンブレードに対する対策の一環としても機能します。
ただ相手がペンデュラム主体のデッキだった場合には腐る可能性も出てきます。