サイトアイコン 遊戯王考察好きMUGEN次元

神子のオカルト技の格ゲーとしての斬新な仕様:東方深秘録ネタバレ

東方深秘録の製品版が出た事で様々な情報が出ました。

というわけで今回もネタバレ話です、駄目な人は引き返そう。

大丈夫な人はスクロールしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員のオカルト技が判明しましたね。

白蓮がバイクに乗ったりネッシーがビーム撃ったり白蓮がバイクに乗ったり

色々衝撃的な内容でした。

しかしその中で、特に格闘ゲームとして見た場合自分がもっとも興味を引いたのは

豊聡耳神子のオカルト赤マント青マントです。

 

 

最初PVモーションで見た時「なるほど、モードを切り替えて戦うタイプなんだな」

と思っておりました。いえ、実際にそういうキャラではあるのです。

この「モードを切り替えて戦うキャラ」は格ゲーには結構います。

自信は無いのですが元祖は「ストリートファイターZERO2」の元でしょうか?

それに「エターナルファイターZERO」の上月澪、

「メルティブラッド」の琥珀&翡翠、「ザ・ランブルフィッシュ2」のミト、

「ブレイブルー」のライチ・フェイ・リンと挙げていけばキリがないでしょう。

しかしこの手のタイプは2種類のキャラ性能を把握する必要があり、

完全に使いこなすのが難しい事もあり「片方のモードだけ使おう」ってなる事がよくあります。

製作側もそれを分かっているのか「何らかの条件で強制的にモードが切り替わる」

という仕様によって必然的に全てのモードを使いこなす必要性を持たせる事も多いです。

尚モードの切り替えは大体が「攻撃型と防御型」「遠距離型と近距離型」に分類されます。

神子もこの「遠距離型と近距離型を切り替えるタイプ」と最初は思っていました。

 

 

でも正確には「遠距離強化と近距離強化を選ぶタイプ」だったんですね。

つまりはモード切り替えでなく選択式の強化技を持つキャラだったわけですね。

オカルト技は攻撃を食らえば解除されてしまう為時限強化型の一種と言えるでしょう。

しかしこの「強化するモードを選ぶ」タイプのキャラも珍しくありません。

「電撃文庫ファイティング クライマックス」の黒雪姫や

「アカツキ電光戦記」のがこのタイプに該当します。

そしてこのタイプも「結局選ぶ強化は1種類だけ」という事態に陥りやすいです。

むしろモード切り替え以上にどれか1つに落ち着く形が多いです。

時限強化を使い分けるというのは中々難しいものだったりしますからね。

事実黒雪姫も見かけるのはモードレッドばっかりでした。

 

 

しかし神子の赤マント青マントは「強化するモードを選ぶ」タイプとも違います。

いえ、分類的にはまったく同じです。神子も「強化するモードを選ぶ」キャラです。

しかし神子のそれは「どちらか片方だけ使えればいい」という事にはなりません。

だって「使いこなせる方と使いこなせない方どちらか選べ」って言われたら

ほとんどの人は使いこなせない方、弱い方を選びますよね?

だってその方が戦いやすくなるんですから。

 

 

はい、これこそが神子のオカルトシステムである赤マント青マントの最大の肝です。

どちらかを選ぶのは戦っている相手の方です。

正直自分はこのシステムを知った時「どうして気付かなかったんだ!」と嘆きました。

よく考えて見れば当然の話なんです、赤マント青マントというオカルトは

自分でどちらのマントか選ぶのではなく相手に選ばせるオカルトなんですから。

「赤マントを選べば打撃が強化される」「青マントを選べば射撃が強化される」

でもどちらかを選ばないといけない

そんなジレンマを相手は味わうでしょう、まさに苦渋の選択です。

そして選ばれる側もどちらを選ばれても戦えるようにしておく必要があります。

赤マント青マントというオカルトの特徴を完全に活かしきった素晴らしいシステムです。

この相手が選ぶというシステム、さすがに格ゲーでも前例がないのではないでしょうか?

この案を考えた人に自分は惜しみない賞賛をしたいです。

 

個人的には是非とも他の格闘ゲームでもこの相手が選ぶというシステムが出て欲しい所です。

しかしこの赤マント青マント以外に「相手に選ばせる」という理由を説明できる、

そんな辻褄合わせ可能なんでしょうか?自分にはちょっと思いつきません。

モバイルバージョンを終了