東方鈴奈庵第46話『稗田阿求の哲学:前編』感想

公開日: : 書籍感想, 東方

鈴奈庵46話の感想です。

先月のコンプエースが鈴奈庵お休みだったので2か月ぶりですね。

今回の扉絵はカラーであり雪景色の中小鈴達が描かれています。

 

 

 

なんだ阿求か

鈴奈庵では小鈴とマミゾウが話をしています。

また何か妖魔本の商談でもしているのかもしれません。

そこに来客が来て小鈴も丁寧に応対するのですが

来客が阿求だと判別した瞬間に露骨に態度が変わっています。

阿求が文句言っている通り鈴奈庵から見て阿求も立派な客、

それも相当な上客のはずですがそれ以上に面倒の多い相手なのでしょう。

そして阿求はマミゾウが退転したのを見ると本題を小鈴に切り出します。

目的は本の出版、それも普段のアガサクリスQ名義の推理小説ではなく

稗田家当主の本来の仕事である幻想郷縁起の出版です。

小鈴は「そういう真面目な本あまり売れない」とあまり興味ない様子ですが

阿求としては小鈴のようにあまり幻想郷に興味のない層を危惧しているようです。

「幻想郷は妖怪の為に存在するというのを知っているか」という阿求の問いに対し

どうやら初耳だった様子の小鈴、この反応から見るに隠している事柄ではないのに

事実としてそれを知っている人は人里にはあまりいない様子です。

何かあった時の為にもちゃんと勉強しておきなさいと忠告して退転する阿求、

一方の小鈴はかなり青ざめたなんとも言えない顔で阿求を見送っています。

まあ「自分たちは妖怪に生かされているようなものだ」という事実を突然告げられては

むしろ青ざめるだけで済んでいるのはまだ心が強い方だと言えるでしょう。

 

 

特定班マミゾウ

家に帰る阿求をマミゾウが呼び止めます。

質問はずばり「アガサクリスQをどう思っているか?」に関して

はぐらかそうとする阿求ですがマミゾウは正体にもう当たりをつけていたようで

観念して自分がアガサクリスQである事を認めます。

要件がそれだけならもう帰るという阿求を慌てて引き留めるマミゾウ、

マミゾウはアガサクリスQに一緒に本を書かないかと提案するのでした。

 

 

最近の若者にはついていけんのう・・・

阿求はマミゾウの提案に興味を持ち彼女を家に招きいれます。

マミゾウも阿求が稗田家の跡取りであった事は知らなかったらしく

阿求が偽名を使っていた理由も家柄に縛られない為だと察しました。

そして個室に案内し2人っきりになった所で阿求の態度が急変、

読者の直の感想を聞こうとめっちゃハイテンションでマミゾウに問い詰めます。

マミゾウさん、ドン引きです

もう完全に「えー、ちょっと勘弁してよー」みたいな反応しています。

それでもちゃんと良かった所と疑問に思った所をしっかり伝えるマミゾウ、

阿求も匿名では無い個人の批評を聞けてご満悦の様子です。

偽名を使って本を書いてるとこうやって感想を聞く機会が中々ないと嘆く阿求、

この「感想を聞きたい」というのは本に限らず何か創作をしている人にとっては

ものすごく共感できる部分ではないでしょうか。

 

ともかくマミゾウは本題である本の共同制作の話をし始めます。

といっても内容としては単純に話のタネとなる逸話をマミゾウが教えるというもの、

最初はアガサクリスQに本を書いてもらおうとしていたマミゾウでしたが

阿求の正体を知り稗田家当主として話を書いてもらおうと考えました。

 

 

 

というわけで今回は幻想郷縁起に関する話のようです。

阿求が小鈴にした「幻想郷は妖怪の為に存在する」というもの、

人里ではあまり知られていない事実のようですが隠されている事でもないようです。

知っている人は知っているという感じの情報なのでしょう。

実際求聞口授でも人間を動物園の動物として例えられており

幻想郷の人間は妖怪にとってはいわば経済動物のような扱いをされています。

外の世界の価値観からすれば中々に受け入れがたい事実だとは思うのですが

幻想郷の人間は中々に逞しい心の方々が多いようです。

 

 

あと今回少し気になる点として阿求はマミゾウの事をどう認識しているかです。

今回マミゾウはずっと人間の姿のまま狸である事を隠して阿求に接しています。

しかし東方求聞口授、つまり阿求の書いた幻想郷縁起には

しっかりと二ッ岩マミゾウが狸の妖怪として紹介されています。

これも阿求が書いたものであるなら阿求はマミゾウの正体を知っている事になるわけです。

もし知っているならマミゾウの「正体を隠すのは犯罪者ぐらい」という言葉は

阿求にとってはさぞブーメランのように感じた事でしょう。

それでもマミゾウの正体を言及せずに普通に対応していた阿求はさすがですね。

所で小鈴はまだマミゾウが妖怪である事に気づいていないわけですが

今回小鈴は阿求の忠告通りに幻想郷縁起を見て勉強しているんですよね。

もし小鈴がマミゾウの項目を読んだら正体に気づくんじゃ・・・。

関連記事

東方深秘録Ver1.03アップデート公開、いくつかのバランス調整が

5月26日に東方深秘録のバージョン1.03が公開されました。 主にバグの修正とガードクラッシュ

記事を読む

東方鈴奈庵第44話『紫色の日は外出を控えましょう:前編』感想

東方鈴奈庵44話の感想です。 扉絵は傘を持った外出仕様小鈴ちゃんです。  

記事を読む

pop’n musicラピストリアにて霊夢、魔理沙がプレイヤーキャラに

4月30日にポップンミュージック ラピストリアで東方アレンジの楽曲が追加され、 それに伴い霧雨

記事を読む

東方鈴奈庵第30話『牛の首は何処にあるのか 前編』感想

今回は巻中カラーです。 表紙絵は2ページ見開きとなっていまして仕事中と思われる小鈴の姿、

記事を読む

神子のオカルト技の格ゲーとしての斬新な仕様:東方深秘録ネタバレ

東方深秘録の製品版が出た事で様々な情報が出ました。 というわけで今回もネタバレ話です、駄目な人

記事を読む

東方心綺楼から判断する東方キャラのバストサイズ比較

  今まで遊戯王に関する記事だけでしたが、遊戯王以外の記事も書いていきます。

記事を読む

東方鈴奈庵第28話『河童のグリモワール(前編)』感想

というわけでコンプエース読んでまいりました。 表紙絵には何やらフードを被った謎の人物がいます。

記事を読む

東方鈴奈庵第42話『人妖百物語:前編』感想

東方鈴奈庵42話の感想です。 今月のコンプエースは三月精も収録されています。 鈴奈庵も三

記事を読む

東方鈴奈庵第27話『狐狗狸さんは桜とともに散りぬ 後編』感想

コンプエースを読む機会があったので せっかくなので鈴奈庵の感想でも書いておこうかなと思います。

記事を読む

東方鈴奈庵第33話『真実の支配者 後編』感想

今回の扉絵はいつもの服の射命丸文でした。 個人的には一本歯下駄型のブーツに目がいきますね。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

広告1

スポンサーリンク
遊戯王カード考察:剛鬼(ごうき)ザ・マスター・オーガ アタッカーと制圧役どっちも行ける

今回紹介するのはフレイム・オブ・デストラクションよりこのカードです。

遊戯王カード考察:LAN(ラン)フォリンクス 効果なし!その代わり素材指定も一切なし!

今回紹介するのはストラクチャーデッキ-パワーコード・リンク-よりこのカ

遊戯王カード考察:甲虫装機(インゼクター) ピコファレーナ 超進化の繭が使いやすくなりました

今回紹介するのはLINK VRAINS PACK(リンク・ヴレインズ・

遊戯王カード考察:ジェムナイト・ファントムルーツ ジェムナイトの持ち味である連続融合のサポートに

今回紹介するのはLINK VRAINS PACK(リンク・ヴレインズ・

遊戯王カード考察:魔導原典(まどうげんてん) クロウリー

今回紹介するのはLINK VRAINS PACK(リンク・ヴレインズ・

→もっと見る

    • 4,803,134 総合計アクセス数
PAGE TOP ↑