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東方鈴奈庵第38話『情報の覇者は萃か散か 前編』感想

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東方鈴奈庵38話の感想です。

今回の表紙は花見に来ている小鈴達。

小鈴と阿求が一緒のシートで弁当を食べようとしているのですが

小鈴の弁当がこじんまりとした実に女の子らしい弁当なのに対し

阿求が持ってきた圧倒的な物量を誇る重箱タワー

箸が2膳ある事から2人して食べるものだと思われますが

それにしたって量が多すぎやしませんかね阿求さん?

とても女の子2人で食べきれる量ではないと思います。

ていうか完全に小鈴ちゃんがうろたえています。

 

 

まず霊夢が文々。新聞を読んでいました。

今回のみだしは狸たちが花見でどんちゃん騒ぎをしているという内容。

鈴奈庵にも新聞が届いていたようで霊夢が新聞のチェックをしています。

すこし妖怪側に偏った内容の為に情報規制しようかと思った霊夢ですが

丁度狸を貶める内容の記事であり狸に一泡吹かせられるかもと思った霊夢は

そのまま新聞を世に広める判断を下します。

 

 

一方で魔理沙は狸に化かされて寝込んでいる旦那の話を聞きつけました。

化かされて寝込んでいるという事は毒でも飲まされたのかもしれませんね。

新聞の影響で里全体が化け狸を楽観視している状況ですが魔理沙からすれば

そうやって油断している人ほど狸に化かされて命に落とすんだそうです。

恐らくはそうやって死んでいったであろう人達を結構見ているんでしょうね。

やはり幻想郷というのは常に死の危険が付きまとう怖い場所のようです。

とりあえず魔理沙は化かされた人間にはアフターケアが必要だと判断して

化かされた旦那に霊験あらたかな壷を売りつけようとしています。

商売チャンスと判断して霊感商法をするのはさすがは商人の娘と言うべきか

それとも仮にも商人の娘として霊感商法に手を出すのはいかがなものと言うべきか・・・。

もしかしてこういう事してるから実家を勘当されたんじゃ・・・?

実際この壷の信憑性はどうなんでしょうね、正直ものすごく胡散臭いのですが。

 

 

さて貶められた側の狸であるマミゾウ、当然ながら狸にとって面白い状況ではなく

わなわな震えながら新聞を破り捨てます。

そして天狗に喧嘩を吹っかけられたと判断し仕返しをする事を決意します。

なお新聞の内容そのものは事実であった模様。

マミゾウは霊夢の姿に化けて鈴奈庵に赴きました。

まんまと霊夢に化けて小鈴に話かけるマミゾウですが口調がおばあちゃんのまんまです。

もうすっかりおばあちゃんな喋り方が体に染み付いちゃっているようです。

当然ながらその口調に疑問を感じる小鈴ちゃんに慌てて口調を取り繕うマミゾウ。

キャピキャピした口調と仕草で頑張って女の子アピールしているマミゾウですが

小鈴に気持ち悪いと言われて引かれています。

その後もちょくちょくおばあちゃん口調に戻るうっかりを発揮するマミゾウ。

・・・・・・あの、マミゾウさん?

あなたちょっと化けるの下手くそじゃないですかね?

変化の術は素晴らしいと思います。でも見た目だけで中身が全然化けきれていません。

変化のプロフェッショナルとしてはちょっとポンコツな気がしますマミゾウさん。

魔理沙に化けていた狐はもっと上手く化けていたよ!

 

 

ともあれ霊夢に化けたマミゾウはここ最近各地で騒ぎを脅かしているのは

狸だけでなくこの鈴奈庵にある妖魔本にも原因があると小鈴を騙します。

マミゾウは「百鬼夜行絵巻最終補遺」という妖魔本に目をつけ、

これが妖魔を生み出している原因という事で

「このままでは鈴奈庵が里から追い出されるかもしれない」と小鈴を脅し

為再封印するという名目でまんまとこの書物を小鈴から頂く事に成功しました。

この百鬼夜行絵巻最終補遺は前からマミゾウが目をつけていたもので

以前は葉っぱのお金で買おうとして小鈴に断られていたものでした。

それが今回霊夢に化ける事で見事に手に入れる事ができたわけです。

 

 

そして里では新聞を批判する噂話がところどころで流れていました

しかし魔理沙は声は聞こえても実際に噂話をする人の姿が見当たらず

あたりをきょろきょろ見回しますがやはり見つける事は出来ません。

噂話を流していたのは人ではなく傘や桶の付喪神でした

マミゾウが妖魔本の力であたりの道具を付喪神化させ

その上で天狗の新聞を批判する噂話を意図的に流していたのです。

これこそがマミゾウが天狗相手に仕掛けた逆襲であり

マスコミの弱点はソーシャルメディアであるという外の経験に基づいた作戦でした。

名付けて

「出所の判らない悪評(メンタルグラスホッパー)!」

・・・・・・なんですかその中二秒的ネーミングセンスは。

こういうのは本来は狐の手口だと言いながらも上機嫌なマミゾウでした。

 

 

 

 

以前様々な妖怪が勢力争いをしているという事がかかれていましたが

まさに今回天狗と狸が水面下で争っている構図になったみたいですね。

天狗側はマスコミという立場を利用して、

マミゾウ率いる狸側はソーシャルメディアを利用しての情報戦を繰り広げています。

このように情報を操作して人心を掌握する事が人里の支配に繋がるのでしょう。

今回は天狗と狸の争いでしたが狐や兎も人里の実権を握ろうとしているみたいなので

もしかしたらその2勢力の動きも今後出てくるかもしれませんね。

ちなみに今回出た「狸がどんちゃん騒ぎをしていた」という新聞の内容ですが

丁度茨歌仙にも狸たちが華扇に油を飲まされて酔わされた話があるので

恐らくはその事を指しているのでしょう。

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