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東方鈴奈庵第30話『牛の首は何処にあるのか 前編』感想

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今回は巻中カラーです。

表紙絵は2ページ見開きとなっていまして仕事中と思われる小鈴の姿、

そして鈴奈庵の入り口に不気味な人影が写っています。

 

お姉さんな小鈴

鈴奈庵で小鈴が子供達に本を読み聞かせています。

恐らく寺小屋の子供達なのでしょうが今回は子狐の姿が見えないですね。

読み聞かせも終わり子供達に手を振って見送っていた小鈴ですが

まだ帰っていなかった子供のカップルに呼び止められます。

このカップル、珍しく目が省略されずに描かれています。

女の子の方は片目が隠れていたりして可愛らしいですね。

 

そのカップルから話を聞くと最近妙な噂が立っているようです。

牛の首をした怪物の話でその話を聞くと怖くて死んでしまうのだとか

しかしもし実際に死んでしまうのならそんな噂が広まるわけないと

小鈴が伝えた所カップルも安心したようで帰っていきました。

この時の小鈴、頼れるお姉さん的な振る舞いをしていましてとても新鮮です。

しかし話を聞いた小鈴本人は気になる所があったようです。

 

 

アンニュイな小鈴

その後魔理沙が鈴奈庵の玄関をまたいできました。すっかり常連なようす。

しかしドアを開けてみると小鈴がぐんにょりしていました。

先ほどカップルから聞いた牛の首の話が気になってしょうがないようです。

魔理沙はそれを聞いている小鈴は死んでいないじゃないかと突っ込みを入れますが

小鈴も先ほどのカップルも牛の首の噂だけでその内容までは知らないのです。

街角で聞かせただけで大量殺戮が出来るような話があるとも考えにくいのですが

それでもやっぱり小鈴と魔理沙は気になってしまうようでした。

 

 

困った時の霊夢さん

こういう時は専門家に話を聞こうというわけでやってきたのは霊夢の元。

鈴奈庵における霊夢はお助けキャラの立ち位置が強いですね

しかし聞くと死んでしまうという事で霊夢は聞くのを拒否します、しょうがないね。

そう、先ほど小鈴は「実際に死んでしまうならそんな噂は広まらない」と

カップルに言いましたがこの幻想郷においてはそんな理屈は通らないのです。

なぜなら西行寺幽々子、蘇我屠自古といった「既に死んでいるもの」

そして藤原妹紅といった「死なないもの」なら問題なく噂を広められるからです。

そういった人物がこの噂を悪用する可能性は十分に考えられます。

霊夢の意見としてはそんな話が実際にあるのは考えにくいのですが、

問題は噂として広まっている事でこのままだと都市伝説化する恐れがあるとの事。

子供達の間でも噂がされている事から既にかなり噂が広まっていると危惧しています。

どうやらまだオカルトボールの影響が残っているみたいです。お菊さん可愛い。

 

 

不幸の手紙

しばらく様子を見ていた霊夢と魔理沙ですが噂はさらに広まっていました。

しかも噂に尾ひれがついておりチェーンメール化しています。

明らかに噂を更に拡大させるように跡付けされた項目であり、

この事から誰かが意図的にこの噂を広めているのでは?

それも噂の詳細は広まっていない事からこの噂によって人を死なせるのではなく

噂を広める事事態が目的なのでは?と推測します。

とにかくこのままでは都市伝説化まったなしです。

 

 

おっさんは見た!

そうしていると近くで何やら騒ぎが発生しました。

腰を抜かしている中年男性の話を聞くと例の牛の頭を見たとの事。

男性は酔っていましたがそれでも幻覚の類ではなかったと主張しています。

うずくまっている人影を見て声をかけ、その人影が振り向いた所

まるで牛の生首を頭に被っているようだった、と男性は証言します。

ちなみに性別についての言及はありませんでした。後ろ姿だったのと

牛の頭に驚いていたのとでそこまで気にかける余裕がなかったのでしょう。

かくして噂が実際に信憑性を帯びるようになってきました。

と、ここで騒ぎを聞きつけた小鈴が事情を聞きにやってきました。

この噂が実際に存在する話になるのか、それとも酔っ払った男のうわ言になるかは

霊夢の立ち回り次第になってくるみたいです。

そして小鈴は牛の首に関する話を見つけたとの事で魔理沙を案内します。

 

 

 

頭だけが牛の怪物、と聞いて真っ先に思い浮かぶのはミノタウロスですね。

ミノタウロスというのはギリシャ神話に出てくる牛頭人身の怪物で

牛と人間の女性との間になんやかんやあって生まれてきた存在です。

正確にはミーノータウロスと言うみたいです。

 

また日本の妖怪にも牛頭(ごず)というのが存在します。

馬頭(めず)とセットで扱われる妖怪で地獄の獄卒としての存在が有名です。

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